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オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『けものフレンズ2』04.「いろんなおうち」

 スッキリと何も無い話が続く。
もう四話なのにここまで何も語らない・ほのめかしさえしない(絵という小道具はあるにせよ)内容で良いのかどうか、見ているコチラが不安になってくるほど。
 一応はキュルルという、中心になって謎を抱えるキャラを設定してある訳で、このままスーッとフェイドアウトするように終わりはしないのだろうが。

 描こうとするなら、よりディープなパークの内実や人類社会壊滅の真相など、新たに設定し(設定自体は元からある?)、衝撃をもって語ることは可能なはず、だけど、どうもそんな気持ちは無いのかな。
 次々新しいフレンズを登場させ、可愛らしさで視聴者にアピールし、キャラクター商売に繋げるのが主目的?
 せっかく『アイカツ!』監督に変えたんだから、パークの養成学校で伝説のスーパーフレンズを目指し、歌に踊り、演技に崖登りに斧での伐採まで、頑張るフレンズの姿を通し、愛と夢と友情をポジティブに描く作品にすれば、全く違うシリーズだとハッキリしたろうに。

 一期は、「魅力あるフレンズによる楽しいストーリー」と見せて「考察しがいのある世界観を小出しに、クライマックスでは伏線を生かしたハードな真実が語られる」この両要素のギャップが面白さに繋がっていた。
 しかし『2』では、後者を切り捨てているように思え、年長者をメインターゲットとする深夜アニメにしては物足りない内容のまま推移している。
 逆に、元監督が手がける『ケムリクサ』では、後者に注力する余り前者方向で視聴者を引き込むパワーが足りず、「世界・キャラクターの謎、どこかでは予定 されているのだろうストーリー転換へ多量の伏線を用いての仕掛け」を、キャラやほのぼのドラマに包み込まず、素材のままドンと出されているよう感じられ る。
こうなると、考察することへの情熱やら楽しみが弱くなってしまうような……
 一期の優れた部分が、二作品に別れてしまった不幸。
 両作ともここから、欠損部を補い、魅力を伸ばしてくれると良いなあ。
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『スター☆トゥインクルプリキュア』01.「キラやば〜☆宇宙に輝くキュアスター誕生!」

 シリーズ16作目。
 宇宙をモチーフにしたプリキュア、ということで、作品立ち上げの土台と思われる『セーラームーン』との差別化が心配されたけれど、ファンタジーはありつつ現実的・SF的なアプローチで、似た印象を与えない。
 後半に到るまで地球語(日本語)を喋れないララに対し、敵キャラ・カッパードは、首のリング状機器が即時光って作動する事により翻訳機能を発揮した、と分からせる細かい演出が成されており、SF~。
 変身時に歌唱を披露するプリキュアは、ちょっと珍しい。
同時に変身する人数が増えると、歌が長くなるのか、合唱形式を取るのか。

 作画は、一話目らしく非常に高品質で、女の子がとにかく可愛い。
 宇宙空間で展開するバトルにも勢いがあり、元気なヒロインと相まって、楽しい導入。
 シリーズのファンなら問題なく視聴継続して良い出来。

 ついでに、前シリーズ『HUGっと!プリキュア』。
ホント不真面目な視聴態度で、飛んで飛んで最終回を見たんだけど……
 それでも感動。
驚くぐらいキレイに締めたなあ。
 特に、はなの出産シーンは衝撃的。
 赤ちゃんのお世話をする少女向けアニメは、『おジャ魔女どれみ』『ママは小学四年生』同シリーズでも『ドキドキ!プリキュア』等あるけれど、乳児幼児と暮らす大変さ楽しさにフォーカスが当たっており、文字通りの「産みの苦しみ」まで描く事はなかった。
もしも取り扱ったとしても、「産後、我が子を抱きしめて満ち足りた表情」とか「苦しむ姿から廊下に響き渡る新生児の泣き声を僅かな時間で」ぐらいが限界。
 こんなに尺を取って、余裕などない苦悶の表情で、血管が切れそうなほど力む姿を見せての出産を描くとは。
ふわふわした夢のような描写にも出来たろうし、それで問題はなかったとも思う。
しかし、「新しい命を誕生させる」ということに、真正面から、誠実に取り組み、本来の視聴対象である子供たちへと、その大変さと価値をしっかり伝えようとする、凄い覚悟だなあと感心・感動。
 年少視聴者にも、この誠意は伝わるだろう。
親と一緒に見ていたなら、「私の時もあんなに大変だった?」という会話の切っ掛けになったかも。
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『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』03.「白銀御行はまだしてない/かぐや様は当てられたい/かぐや様は歩きたい」

 今回最後のエピソード、感動系だけども押しつけがましさがなく、上手いバランスで感心。
まあ、自転車二人乗りのシーンがもうちょっと長かったら、最終回になっちゃうもんね。

 それより何より、エンディングに驚く。
公式の動画だよね……これがそう。
 枚数の掛かった滑らかな動き、空気や重力を感じさせる髪の毛・スカートの表現、それらを逃げ場のないワンカットで描ききるのが凄い!
もう十回ぐらい見てしまった。
 しかし、千花はメインヒロインじゃないのに(実質ヒロイン?)、本編は勿論これまでのエンディングとも桁違いの労力で、何故?
『涼宮ハルヒ』伝説のエンディングと比べたって、手が掛かりすぎ。
劇場アニメ、クライマックスシーンぐらいのクオリティー。
 最初、余りにも正確なフォルムと動きに、3DCGかと思った。
CGじゃまだ、ここまでの柔らかな演技は難しい……アニメーターさんってスゲエ!

メイキング記事

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『ルパン三世 グッバイ・パートナー』

 26作目のテレビスペシャル。
 監督は、『サイボーグ009VSデビルマン』『真ゲッターロボ 世界最後の日(今川監督以降)』『鋼鉄神ジーグ』、同ルパンスペシャルでは『お宝返却大作戦!!』を手がけた川越淳。
脚本は、テレビドラマの仕事がほとんどでアニメはほとんどやってない?秦建日子。

 良かったのは、アクションにそれなりの緊張感があったこと。
緊張感……うーん、「どうせルパン達には絶対当たらないのに延々撃ち合いをやっている」といったムダなシーンがなかった、って感じかな。
 ルパンが大馬鹿ではなく頭は良いのだ、と思わせようと努力していた。
 次元・五ヱ門は見せ場を心得ており、浅知恵で裏切りに失敗し最後はルパンに泣きつく不二子、というパターンに嵌めず進めたのも良かった。
 無能でない銭形は、特にスペシャルでは珍しく、嬉しい。
 敵側に付いてしまった次元とすぐには馴れ合わず、ラストも別行動を取るルパンは、渋いイメージ。

 残念なのは……何といっても、構成の全体的ゴタゴタ。
 今回、テーマとなる部分が「次元の裏切り」「次元と関わりがあり、音楽に関して優れた能力を持つアリサ」「量子コンピュータの、進化する人工知能」と散らばっていて、散漫な印象になっている。
 次元について、視聴者は誰も本気でルパンと敵対しているとは思わない。
これが、作っている方もそういう意識だと思え、「なんちゃって裏切り」だというのがありありと見えてしまう。
さして重要な要素ではないなら、もう丸ごと削って良かったような。
 アリサ。
次元に救われる少女と、謎を解き危機を救うため必要なピアニスト、二つの役割が重ねられている。
後者、ピアノを弾くという行為を、彼女にとって、「次元との絆・追憶」「どうしても越えられなかった演奏障害への克己」などのように特別な意味を持たせていないため(母親との繋がりはあるにせよ)、ストーリーを進行させる小道具然。
不二子が演奏に参加することで、彼女が存在する意味自体、薄くなっているし。
 人工知能・エミルカ。
従順なプログラムから、自己防衛機能の暴走、更に進化した(人間に近い)方向へ進化と、面白くなりそうな設定なんだけど、実際にはこれもキャラが薄くて物足りない。
彼女は脅威なのか希望なのか、富の再分配を公平に行うことから希望かな……しかし人間になって何を?

 ヒロインが、アリサ・エミルカ・他シリーズに似ず可愛く描けている不二子と三人も居て、全員描き足りていない。
不二子は削れないだろうから、「人工知能に、かつて次元と関わりがあり死亡した女性の人格が使われている」として、アリサとエミルカをまとめてしまう手でも。
 やりたいことが沢山あったのは分かるし、ダラダラ時間を費やすパターンも多いスペシャルの中では、何かやろうという気持ちを好意的に捉えられるけれども、詰め込みすぎて未消化はやはり悪手。
 惜しい、及第点。
 テレビシリーズ『PART5』が非常に良く出来ており、デジタル技術の進化、対抗するルパンのアナログで意外な発想、という図式もキレイに嵌まっていたため、こういう題材のスペシャルなら、そのまま同じスタッフで……という訳にはいかなかったのかな。
逆に、切り口を変えてもう一回、というのは難しいか。
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『ザンビ』01.

 乃木坂46メンバー出演の連続テレビドラマ。
 深夜枠だとはいえテレビだから、なのか、一応はホラーに分類されるドラマだろうに、サッパリ怖くない。
高速が事故だったからって突然山道を走っている旅行バス、乗ってりゃいいのにバスを降りて歩き出す女生徒一同、不審というか笑ってしまうような顔で彼女らを見つめる村人……現実から恐怖への橋渡しが全然できてなく、入り込もうとコチラが努力してもムリ。
 秋元康ホラーは、『着信アリ』の一作目が良かったぐらいで、『伝染歌』『クロユリ団地』『劇場霊』とダメダメ。
テレビシリーズになり、自身は企画立ち上げぐらいしか関わっていないのだろう『クロユリ団地〜序章〜』『劇場霊からの招待状』には、面白いイメージの話もあったけれど。

 NHKが、意外にもマトモな『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』なんてモノを放送してるのに……
 このドラマは、AKBを眺めて楽しむ以外の目的で見てはいけなかった『マジすか学園』の系列。
主演の女の子は可愛いし、その辺には問題なかろうか。
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『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』01.

 NHKによるゾンビドラマ。
……とはいってもNHKだし、人を食べたり気持ち悪いメイクしたりの「正しい」ゾンビ描写なんてないんだろうな、イメージとして周囲の人間をゾンビ化してみたり、抑圧された日常から夢想で脱する切っ掛けにゾンビを使うとか、そういう感じか、と思っての視聴。
 おお、思ったよりゾンビ物している。
 ジワジワと(唐突にも)異常が忍び寄ってくる雰囲気作りは、なかなか。
 登場人物の生活やら抱える悩みを描くのに費やす時間が長く、「恐怖」は全然演出できていない(するつもりもない?)という所はあるけれど、まあ正規の(正規?)ジャンル映画だって、冒頭30分なんかこんなモノだったり、最後までコレ以下だったりするから。

 食人に対して何が何でもという情熱を感じないこのゾンビは、そういう設定か、やはり「NHKだから」か。
 異常事態発生の原因っぽいニュースが語られていたが、「最終的にそこへ乗り込みアンブレラと決着を付ける」「それはそれとして」どちらのパターンだろう?
 生きる気力に欠けていた、とはいえ、ゾンビが出た際、本気で一度はその前に身を投げ出してしまうヒロインの諦念が凄い。
 『トクサツガガガ』といい、攻めてるなあNHK。
 楽しく視聴継続。
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『マナリアフレンズ』01.「アンとグレア」

 『神撃のバハムート』ゲーム内イベント「マナリア魔法学院」のアニメ化作品(Wikipedia)らしい。
独立した企画だとばかり……説明が足りていないと感じられる部分があるのは、第一話でしかも15分枠だから、という他に、そういう理由も?
 人外種族女子による、百合がメインの作品。
アクションは本当にチラ見せで終わるため、頬を染めながら会話するヒロインらのラブラブな雰囲気を楽しむべき。
 女の子達の作画に力が入っていて、商品価値としては問題ないだろう。
 内容への興味が喚起されず、視聴継続の意欲は弱め。
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『トクサツガガガ』01.「トクサツジョシ」

 原作漫画は、単行本で7巻まで既読。
 評判がとても良かった事と、タイトルの「特撮」という文句に引かれて読み始めた原作。
 この題材で漫画にするには、アマチュア特撮を撮ろうとする大学生とか、プロ現場で頑張る新人特撮マンの話、ぐらいかと。
 実際は、社会人として会社に勤務する女性が主人公。
これは思いつかなかった……「特撮オタクだと会社にバレたらマズいので、ギリギリ隠そうと必死」という視点が、そもそもないので。
 いや、しかし、同業者相手に話す時はともかく、娘の関連で会う一般ご父兄の皆様とは「仮面ライダーは、ええと今、何ライダーでしたっけ?」とか「ケーキ とか作るプリキュアは、ちょっと昔?今は何するプリキュアですか?」なんて、子供の付き合いでチラ見してるだけの親っぽいことを言ったりするか。
ライダーもプリキュアも、実際あんまり真面目に見てないため、本気で知識が薄いという実情もあるが。
『エヴァンゲリオン』『ガンダム』『スター・ウォーズ』のことなんかだったら深い話も出来る……ただ、この辺はオタクと言うより一般的に認められている感あり。

 漫画。
 オタク寄りの「あるある」「分かるー」をネタにしつつ、それを社会人女性が抱える悩みや人生と上手くシンクロさせ、特撮好きも、興味が無い人も楽しめる、良く出来た構成になっている。
オモチャ買っても置くところがないとか、痛いほど分かる。
 7巻時点では、ヒロインの「恋」といった要素は薄い。
対象になりそうなのは、後輩の小野田君、顔は怖いが心は優しい任侠さん、年の差を超えてまさかのダミアン、ぐらい?
特にヒロインが好きな戦隊で、恋が扱われるのは珍しいため(『ジェットマン』とかあるにはある)、このままスルーかも。

 ドラマ。
 仲村役者さんの顔が普通に可愛くてイメージと違い、どんなもんかと思ったけれど、熱の入った演技に笑ってしまい、安心。
北代の木南晴夏は、険のある表情が原作そのまんま!
 漫画内架空戦隊のスーツやアクションなど、なかなか良く出来ていてこれも満足。
 この先を楽しみに、視聴継続。
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