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オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『けものフレンズ2』06.「あたらしいあさ」

 第二期の一話目で、一期との繋がりについてデリケートな扱いに留め、登場しないかばんについても存在した事実を匂わせつつ確実な言及を避ける、実に気を遣った、腫れ物に触るような構成が成されており、苦労が忍ばれたもの。
 その後は、主人公トリオで諸国漫遊ふれあい旅パターンのストーリーが続き、このまま進むかと思われたけれど……
 まさか、ここでかばんを登場させるとは思わなかった。
喜ぶ層も居ようが、相当な反発を招くのは予想できたろうに。
こんな所で出すのなら、最初から彼女をメインに据えれば良かった。
 まあ、テコ入れ、として機能したかは分からないが、確かに物語上で大きな波乱を起こし、視聴者の関心を集めたろうか。
 彼女の存在は、二期ヒロインとして登場させたキュルルの立場を危うくしそう、さてどうなる?と思いつつ見た第6話。

 まさか、ここまでかばんに何もさせないとは!
 もちろん全く何もしなかった訳ではなく、重要なのであろう情報を語ってはいたけれど、それは博士コンビだけでも出来たような。
 サーバルとの絡みも薄いし、思い入れが余りない自分のような視聴者にとっても(だからこそ?)、面白味を感じ辛い取り扱い。
かばん・サーバルどちらかが、あるいはどちらも一期の同一個体とは限らない、とか?
 全体への伏線らしい描写もあり、かばんへの違和感だって後に「実は…」と解かれるのかも知れないが、そういう興味関心を集めるより、二期のスタッフは分かってない!といった反発のみ募らせる結果になったような。
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『けものフレンズ2』04.「いろんなおうち」

 スッキリと何も無い話が続く。
もう四話なのにここまで何も語らない・ほのめかしさえしない(絵という小道具はあるにせよ)内容で良いのかどうか、見ているコチラが不安になってくるほど。
 一応はキュルルという、中心になって謎を抱えるキャラを設定してある訳で、このままスーッとフェイドアウトするように終わりはしないのだろうが。

 描こうとするなら、よりディープなパークの内実や人類社会壊滅の真相など、新たに設定し(設定自体は元からある?)、衝撃をもって語ることは可能なはず、だけど、どうもそんな気持ちは無いのかな。
 次々新しいフレンズを登場させ、可愛らしさで視聴者にアピールし、キャラクター商売に繋げるのが主目的?
 せっかく『アイカツ!』監督に変えたんだから、パークの養成学校で伝説のスーパーフレンズを目指し、歌に踊り、演技に崖登りに斧での伐採まで、頑張るフレンズの姿を通し、愛と夢と友情をポジティブに描く作品にすれば、全く違うシリーズだとハッキリしたろうに。

 一期は、「魅力あるフレンズによる楽しいストーリー」と見せて「考察しがいのある世界観を小出しに、クライマックスでは伏線を生かしたハードな真実が語られる」この両要素のギャップが面白さに繋がっていた。
 しかし『2』では、後者を切り捨てているように思え、年長者をメインターゲットとする深夜アニメにしては物足りない内容のまま推移している。
 逆に、元監督が手がける『ケムリクサ』では、後者に注力する余り前者方向で視聴者を引き込むパワーが足りず、「世界・キャラクターの謎、どこかでは予定 されているのだろうストーリー転換へ多量の伏線を用いての仕掛け」を、キャラやほのぼのドラマに包み込まず、素材のままドンと出されているよう感じられ る。
こうなると、考察することへの情熱やら楽しみが弱くなってしまうような……
 一期の優れた部分が、二作品に別れてしまった不幸。
 両作ともここから、欠損部を補い、魅力を伸ばしてくれると良いなあ。
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『スター☆トゥインクルプリキュア』01.「キラやば〜☆宇宙に輝くキュアスター誕生!」

 シリーズ16作目。
 宇宙をモチーフにしたプリキュア、ということで、作品立ち上げの土台と思われる『セーラームーン』との差別化が心配されたけれど、ファンタジーはありつつ現実的・SF的なアプローチで、似た印象を与えない。
 後半に到るまで地球語(日本語)を喋れないララに対し、敵キャラ・カッパードは、首のリング状機器が即時光って作動する事により翻訳機能を発揮した、と分からせる細かい演出が成されており、SF~。
 変身時に歌唱を披露するプリキュアは、ちょっと珍しい。
同時に変身する人数が増えると、歌が長くなるのか、合唱形式を取るのか。

 作画は、一話目らしく非常に高品質で、女の子がとにかく可愛い。
 宇宙空間で展開するバトルにも勢いがあり、元気なヒロインと相まって、楽しい導入。
 シリーズのファンなら問題なく視聴継続して良い出来。

 ついでに、前シリーズ『HUGっと!プリキュア』。
ホント不真面目な視聴態度で、飛んで飛んで最終回を見たんだけど……
 それでも感動。
驚くぐらいキレイに締めたなあ。
 特に、はなの出産シーンは衝撃的。
 赤ちゃんのお世話をする少女向けアニメは、『おジャ魔女どれみ』『ママは小学四年生』同シリーズでも『ドキドキ!プリキュア』等あるけれど、乳児幼児と暮らす大変さ楽しさにフォーカスが当たっており、文字通りの「産みの苦しみ」まで描く事はなかった。
もしも取り扱ったとしても、「産後、我が子を抱きしめて満ち足りた表情」とか「苦しむ姿から廊下に響き渡る新生児の泣き声を僅かな時間で」ぐらいが限界。
 こんなに尺を取って、余裕などない苦悶の表情で、血管が切れそうなほど力む姿を見せての出産を描くとは。
ふわふわした夢のような描写にも出来たろうし、それで問題はなかったとも思う。
しかし、「新しい命を誕生させる」ということに、真正面から、誠実に取り組み、本来の視聴対象である子供たちへと、その大変さと価値をしっかり伝えようとする、凄い覚悟だなあと感心・感動。
 年少視聴者にも、この誠意は伝わるだろう。
親と一緒に見ていたなら、「私の時もあんなに大変だった?」という会話の切っ掛けになったかも。
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『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』03.「白銀御行はまだしてない/かぐや様は当てられたい/かぐや様は歩きたい」

 今回最後のエピソード、感動系だけども押しつけがましさがなく、上手いバランスで感心。
まあ、自転車二人乗りのシーンがもうちょっと長かったら、最終回になっちゃうもんね。

 それより何より、エンディングに驚く。
公式の動画だよね……これがそう。
 枚数の掛かった滑らかな動き、空気や重力を感じさせる髪の毛・スカートの表現、それらを逃げ場のないワンカットで描ききるのが凄い!
もう十回ぐらい見てしまった。
 しかし、千花はメインヒロインじゃないのに(実質ヒロイン?)、本編は勿論これまでのエンディングとも桁違いの労力で、何故?
『涼宮ハルヒ』伝説のエンディングと比べたって、手が掛かりすぎ。
劇場アニメ、クライマックスシーンぐらいのクオリティー。
 最初、余りにも正確なフォルムと動きに、3DCGかと思った。
CGじゃまだ、ここまでの柔らかな演技は難しい……アニメーターさんってスゲエ!

メイキング記事

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『ルパン三世 グッバイ・パートナー』

 26作目のテレビスペシャル。
 監督は、『サイボーグ009VSデビルマン』『真ゲッターロボ 世界最後の日(今川監督以降)』『鋼鉄神ジーグ』、同ルパンスペシャルでは『お宝返却大作戦!!』を手がけた川越淳。
脚本は、テレビドラマの仕事がほとんどでアニメはほとんどやってない?秦建日子。

 良かったのは、アクションにそれなりの緊張感があったこと。
緊張感……うーん、「どうせルパン達には絶対当たらないのに延々撃ち合いをやっている」といったムダなシーンがなかった、って感じかな。
 ルパンが大馬鹿ではなく頭は良いのだ、と思わせようと努力していた。
 次元・五ヱ門は見せ場を心得ており、浅知恵で裏切りに失敗し最後はルパンに泣きつく不二子、というパターンに嵌めず進めたのも良かった。
 無能でない銭形は、特にスペシャルでは珍しく、嬉しい。
 敵側に付いてしまった次元とすぐには馴れ合わず、ラストも別行動を取るルパンは、渋いイメージ。

 残念なのは……何といっても、構成の全体的ゴタゴタ。
 今回、テーマとなる部分が「次元の裏切り」「次元と関わりがあり、音楽に関して優れた能力を持つアリサ」「量子コンピュータの、進化する人工知能」と散らばっていて、散漫な印象になっている。
 次元について、視聴者は誰も本気でルパンと敵対しているとは思わない。
これが、作っている方もそういう意識だと思え、「なんちゃって裏切り」だというのがありありと見えてしまう。
さして重要な要素ではないなら、もう丸ごと削って良かったような。
 アリサ。
次元に救われる少女と、謎を解き危機を救うため必要なピアニスト、二つの役割が重ねられている。
後者、ピアノを弾くという行為を、彼女にとって、「次元との絆・追憶」「どうしても越えられなかった演奏障害への克己」などのように特別な意味を持たせていないため(母親との繋がりはあるにせよ)、ストーリーを進行させる小道具然。
不二子が演奏に参加することで、彼女が存在する意味自体、薄くなっているし。
 人工知能・エミルカ。
従順なプログラムから、自己防衛機能の暴走、更に進化した(人間に近い)方向へ進化と、面白くなりそうな設定なんだけど、実際にはこれもキャラが薄くて物足りない。
彼女は脅威なのか希望なのか、富の再分配を公平に行うことから希望かな……しかし人間になって何を?

 ヒロインが、アリサ・エミルカ・他シリーズに似ず可愛く描けている不二子と三人も居て、全員描き足りていない。
不二子は削れないだろうから、「人工知能に、かつて次元と関わりがあり死亡した女性の人格が使われている」として、アリサとエミルカをまとめてしまう手でも。
 やりたいことが沢山あったのは分かるし、ダラダラ時間を費やすパターンも多いスペシャルの中では、何かやろうという気持ちを好意的に捉えられるけれども、詰め込みすぎて未消化はやはり悪手。
 惜しい、及第点。
 テレビシリーズ『PART5』が非常に良く出来ており、デジタル技術の進化、対抗するルパンのアナログで意外な発想、という図式もキレイに嵌まっていたため、こういう題材のスペシャルなら、そのまま同じスタッフで……という訳にはいかなかったのかな。
逆に、切り口を変えてもう一回、というのは難しいか。
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『マナリアフレンズ』01.「アンとグレア」

 『神撃のバハムート』ゲーム内イベント「マナリア魔法学院」のアニメ化作品(Wikipedia)らしい。
独立した企画だとばかり……説明が足りていないと感じられる部分があるのは、第一話でしかも15分枠だから、という他に、そういう理由も?
 人外種族女子による、百合がメインの作品。
アクションは本当にチラ見せで終わるため、頬を染めながら会話するヒロインらのラブラブな雰囲気を楽しむべき。
 女の子達の作画に力が入っていて、商品価値としては問題ないだろう。
 内容への興味が喚起されず、視聴継続の意欲は弱め。
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『賭ケグルイ××』01.「再ビ賭ケ狂ウ女タチ」

 原作漫画未読。
好調なのか、スピンオフみたいな漫画が沢山出てるのね。
 アニメ第二期。
 ギャンブルの駆け引きを描いているようでありながら、その実、憎たらしい敵が勝ち誇った表情から敗色が濃くなると一転してグジャグジャ崩れる顔芸を晒し笑いを取る、ヒキョーな作品(褒めてる)。
だから、勝負への逆転方法や決着など、本来ならメインとなるべきネタ部分にツッコむのは、無粋。
 一話目も、ギロチンで指を切り落とすゲームに異様な興奮を覚え喜び回る夢子らに対し、恐怖に引きつる敵対少女の顔で、大笑い。
こんな(放送禁止用語)ヒロイン相手じゃ、汚い手を使っていようと、敵の方が可哀想だ。

 内容を楽しませるのに、絶対条件となる作画レベルは、今期も高く維持。
 前期同様、楽しく視聴継続。
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『荒野のコトブキ飛行隊』01.「月夜の用心棒」

 監督・水島努とシリーズ構成・横手美智子のアニメオリジナル作品は、『SHIROBAKO』以来。
 3DCGで、キャラクターと戦闘機が描かれている。
特にキャラは、ちょっと見た目、時折入る手描きキャラとも違和感ない仕上がり。
影の付き方・動き方に不自然さは残るが、かなり良く出来ている。
 この監督で、旧型の戦闘機に乗る少女(というには少し上?)集団を描く……ということでは、ああ空の『ガールズ&パンツァー』をやるのね、と安易に予想してしまうが、「戦闘機道」なんてモノは無さそうだし、戦いに伴い死傷者も出ているのだろう。

 とにかく、戦闘機を発進させる前準備の長さに驚く。
「乗り込んでエンジン始動、即離陸」という、無駄を省いた演出とは真逆。
ここを「早く行けよモタモタしてんな!」と思うか、「丁寧な描写がもたらすリアリティー、正確な(と思われる、自分には分からないけど)描写が素晴らしい」と賞賛するかで、作品に感じる価値は大分変わってくるだろう。
 教則動画とか以外、エンターテインメント映像で、こんなに戦闘機を細かく描いた作品は存在しないはず。
注がれた情熱は、素直に凄い!

 飛んで、宙返りなどして、後ろについて、機銃を当てて、撃墜でオシマイ、というのが大抵のドッグファイトの描き方。
こんなにバリエーションを付け、主人公機は撃ってりゃ当たるという適当な補正で済ませない戦いを描く事が、できるモノなのか。
まだ第一話なのに、こんなネタ出しして大丈夫?と要らない心配するぐらい。
 戦闘機描写以外では、ざっとしたキャラの紹介、彼女らが乗る飛行船と、僅かに示される世界観ぐらい見せて、一話終わり。
 面白くなるかはまだ未知数ながら、驚異的な作り込みと監督への信頼で、視聴継続。
まあ、監督には『迷家-マヨイガ-』なんてのもあったんだけど。
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