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『ウルトラマンデッカー』01.「襲来の日」

 『ウルトラマンティガ』を継ぐコンセプトで作られた『トリガー』に続き、『ダイナ』の路線を踏襲する、今作。
 一話目は、もう「ウルトラシリーズの一話目」としか言い様のない、伝統的構成。
分かりやすくて良い、とは言えるが、不満点も。

 特にクライマックス。
 主人公・カナタが敵攻撃機に飲み込まれ?デッカーと出会うのだが。
その直前に、モブ防衛隊員が2人ほど飲み込まれており、彼らも人を守ろうと勇気を出したと思うのに、デッカーは無視?
「ある人間の勇気に心打たれたウルトラマンが融合を求めてくる(融合で救おうとする)」という、シリーズのお約束とは違う理由があるのか(ダイナもそう?)。
 敵攻撃機の中で?融合を果たすイメージが、よく分からない。
ウルトラマンがどこかから来た、ということではなく、危機に直面してカナタの中のデッカー因子が目覚めたとか。
 時間を稼ごうと命がけで攻撃を引き付けるカナタの行動を、ぼーっと眺めているGUTS-SELECTの面々。
無能と言って済ませられないダメダメさ。

 厳しいのだろう制作状況の中、特撮は今作も本当に頑張っており、見応えがある。
 ここから面白い作品になってくれることを期待して、当然のように視聴継続。
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『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』09.「あの日の翼」

 ウルトラマンゼットがゲスト出演した7、8話は、シリーズの流れと隔絶したテンションの高さを見せた。
 既に確固としたキャラクターのあるハルキ・ゼットとの絡みで、本作主人公であるケンゴの「良い奴なのだが少々うっとおしい」個性が明確になり、曖昧だった(個人ではケンゴの暴走を受け止めることが難しい)アキトとの関係もハッキリさせる事ができた。
 この辺りは、当該二話を担当した脚本家氏の力量にも寄るのかな。

 「カラータイマーが鳴り始めるとウルトラマン自身の胸に衝撃・振動?がある」というのは、長いウルトラの歴史で初めて言及された設定。
 当然のように防衛基地内を歩き回り、バロッサ星人とお宝(ガラクタにしか見えない)自慢合戦をする、トレジャーハンターが可笑しい。
『機界戦隊ゼンカイジャー』のゾックスとキャラ被りが感じられ、強烈さで大きく負けている彼が、この二話でグッと盛り返してきた感じ。

 シリーズ最後までゼットを出演させて欲しいぐらいだったけど、それじゃ主人公が食われてしまうためか、前回で自分の世界に帰還。
 そうなると、やっぱり登場キャラの弱さを感じてしまう。
「体につけた誕生パーティーの飾り付けをそのままに戦闘へと突入する隊長」なんてのは可笑しかったけど。
水面にビーム攻撃を当て、上がった水しぶきでガッツウィング翼の炎を消すミツクニも、戦歴の長さを伺わせて見どころ。
 『ティガ』世界との繋がりがしっかり語られたし、ここから盛り上がっていくことを期待。

『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』04.「笑顔のために」

 特撮は本当に頑張っている。
 組み合って戦うウルトラマンと敵巨人から、カメラが引いて引いて、ビルの中を通り抜けるまで引いて、そのビルを突き破りウルトラマンが飛び出してくるところなど、「おお!」と声が出てしまう素晴らしいシーン。
 ハリウッド映画には、予算的にも技術的にも到底勝てないが、そこを努力と根性とセンス、みなぎる特撮への愛情で超えてさえみせ、毎回感動を与えてくれる。

 主人公が融合したウルトラマントリガーには固有の人格というものがないため、主人公自身が考え、相談などすることなく(トリガーとなった戦闘中には)戦う。
この辺が、バディー物として作られる最近のウルトラマンとの違い。
『ティガ』もそういう形式だったし。
 その代わり、財団会長と技術開発者の二人が彼の正体を知って(彼をトリガーにしたのが二人だけど)協力するし、かつてのトリガーを知るヒロイン憑依女性も居る。

 トレジャーハンターのお兄ちゃん、普通なら面白い立ち位置のキャラとして人気を博しそうだが、同時期に、しかも先発として『機界戦隊ゼンカイジャー』ツーカイザーが存在したのは不幸。
向こうの、主役さえ食ってしまう強烈な存在感と比べてしまうと、少々大人しい。
 三人の敵巨人は、いずれ人間態を得て主人公と絡んだりするのだろうか?
 今後に期待、だけど、次回はもう総集編?
 なかなか終りが見えないコロナ下であり、制作状況は相当に厳しいんだろうな。

『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』01.「光を繋ぐもの」

 「1996年に初放送され、2021年に誕生25周年を迎える『ウルトラマンティガ』に関連する企画として立ち上げられた(Wikipedia)」作品。
 好評だった『ウルトラマンZ』の後を受けるシリーズとして、期待の新作。

 映像的には、引き続き非常に頑張っている。
お馴染みとなった巨大戦での「どうやって撮影しているのか分からない」アクロバットなアングルや、スタート早々泥だらけになるウルトラマンスーツなど、「えっ」と思わせる刺激的な画が多々。
 邪悪な女ウルトラマンを最初から登場させ、対決の図式で進めようという狙いも悪くない。

 主人公の植物学者設定、短いシリーズとしては戦いから距離があって、感心しない。
このため、財団会長から武器を渡される流れに不自然さが生じているし。
 「みんなを笑顔にする花を咲かせたい」を主人公の行動テーマにしようという意図は理解するが、少々の押し付けがましさも。
 内面の動機づけは徐々に行うとして、GUTS-SELECTの新人隊員、から始めて良かったような。

 とはいえ、まだ物語の諸端であり、設定が活きてくるかどうかはこれから。
 面白くなることを願いつつ、最後まで見続けたい。

『ウルトラマンZ』18.「2020年の再挑戦」

 冒頭の、駐車場が陥没するパゴス出現のシーンは以前のバンクなような……
 などということはすぐどうでも良くなる、ケムール人登場回。
 設定として、2020年の未来人(地球人)だとばかり思っていたけど、定かではないのね。
ケムール「星人」だとすると、母星の2020年から、『ウルトラQ』1960年に時間移動して人間をさらう理由が無いような。
宇宙人への対抗手段が未発達な時代の地球を狙ったのか、とも思うけど、今回は現代設定でも平気で誘拐を強行しているし。
母星から地球に至る経路に時間断層でもあって、50数年移動してしまうのか。

 ウルトラマンと正邪対立した存在の、人間・カオリとケムール人合成体。
最後に、カオリがケムール人を抑え込むシーンは人間の尊厳を掛けた神々しさすらあり、感動的。
 浦島太郎状態の彼女が失ったろう、家族や本来あるべきだった普通の生活が描けていたら、より深みが増したかな、とは思うけど長くなるから、観覧車に絡めた思い出語りで十分といえば十分。
 ほぼ「神」に近い力を(ストーリーにより便利に)使うウルトラマンだけど、融合したカオリ・ケムール人を切り離すのが、Zにさえ超常存在のベリアロクだったのは、納得しやすい描き方。
 オリジナルから「ない、ないー!」を踏襲したダークなエンディングになるのでは?と心配したが、消えたのはカオリの記憶一晩分だけ、しかもそれは優しいハルキを思う彼女の嘘だった。
「ありがとう、ウルトラマン」の言葉が素晴らしい、記憶に残るエンディング。

 『Z』本当に面白い。
 敵か味方か、容易に窺わせない隊長はウルトラシリーズ屈指のキャラクター。
OPで歌われている「最後に立ちはだかる相手は誰だ?」とは、隊長のこと?
本作中では、ベリアロクも完全な味方ではないし、キングジョーは異星人の兵器を改造したもの、セレブロに寄生されれば地球人も敵対する上、ベリアルメダルは変身利用に激しい抵抗を示す。
安心できるのは、ハルキ・Zの関係ぐらいか。

 以前、地下に潜った怪獣を見失った原因として、「傷を治す、エネルギーを回復させるため、一時的に冬眠のような仮死状態となっており、生命反応も追えない」としたのに感心。
歴代防衛隊も、そんな理由で見つけられなかったのかも。
 ハルキが怪獣を殺せなかったトラウマは、父親との対面により乗り越えた……?
結構拗らせていた様子だけど、まあ良かった。
ブルトンやグリーザなど、可哀想だと感じられる対象たりえない相手との戦いを組んでいるのは、シリーズの流れとして上手い。

『ウルトラマンZ』07.「陛下のメダル」

 このところずーっと「ウルトラ」シリーズ特撮には過剰なほどの力が入っていて、それが当たり前のようになっており、今更特別に言う事もないか……と思っていたけれど。
 今回、スカルゴモラと戦うZ・ジードのダブルウルトラマンを、その足下、人間大の身長からカメラを構えたようなアングルに拘り、走りを追いかけ怪獣との組み合いを真下から捉えゴモラのシッポを抱えて一撃喰らわすなど、ワンカットで大迫力バトルをかなり長く見せてくれるのに、驚愕。
どーやって撮ったんだ、こんなの!
着ぐるみ格闘・ミニチュアビル街・土煙などエフェクトを別々に合成し、更にCGを加えたモノか……いや、結構な割合が日本特撮伝統の一発撮りで構成されてるかも。
 予算に余裕がある映画版の、それもクライマックスでようやく実現できる、手間と気迫のこもった極上特撮。
 テレビで見せていいクオリティーの画面じゃない!

 今期シリーズでは、ペギラ相手の空中戦や、吹き飛ばされたミニチュア車のフロントガラス越しに見える風景など、限界に挑戦し、越えていくような凄いシーンが随所に見られ、毎週が驚き。
 ウルトラマンだからってライダーや戦隊より予算があるはずもなく、それでこのビジュアルを実現するのは、血を吐く現場の頑張りに寄っているんだと思う。

 夕日をバックに勇姿を現すZ・ジードが、燃える。
駆けつけたゼロを加え、もう一回夕日バックにして三人が突撃するシーン、もう笑うほど熱い。
 『Z』では、防衛隊の隊長が、敵か味方か分からないジャグラーだというのが大きな特色。
少々不安定な存在ではあるけれど、今回、基地に人間偽装して侵入した敵を瞬間で見抜き、「何気なく」蹴り倒して実体を表させる場面が無闇に格好良かった(そこからの乱戦は部下に任せて基本的に参加しないズルさも可笑しい)。
 Zが人間大に変身するには、ハルキの体を乗っ取る?エネルギー消耗の激しい形を取るしかない模様。
セブンなど、普通に人間大で活動できるウルトラ族も居たけど……まあZはまだ未熟だからか。

『ウルトラマンG』02.「凍てついた龍」

 オーストラリアで制作され、日本では90年にビデオ等で公開された、異色のウルトラシリーズ。
 当時レンタルで全話見た……と思うんだけど、防衛隊の車がハマーだったとか、女性隊員の一人を平野文が吹き替えていた、なんていう些末なことが印象に残っているぐらい。
 スーパーチャンネルが放送を始めてくれて、久々の鑑賞。
 一応はデジタル修正をしてあるはずだが、画質は酷く荒い。
美しくリマスターされた初代『ウルトラマン』は勿論、元はビデオ画質の『ティガ』『ダイナ』なんかよりも、遙かに荒れた画面。
もう少し何とかならなかったモノか、マスターテープが余り良い状態で残ってないのかな?
YouTubeで配信されている『80』もボンヤリ画質だということから考えると、まだ本格的リマスターの順番が回ってきていないとか。

 内容。
 ウルトラマンと融合した人間が防衛隊隊員となり、襲来する怪獣達から地球を守る、基本に忠実な設定。
ただ、火星から(グレートの力で)生還した主人公に対し、防衛隊UMAが当初、疑いの目を向けるなど、ちょっとハードな部分も。
 全体のテイストは、とにかく地味。
ストーリーは淡々と進むし、音楽で盛り上げようという意識も弱い。
子供向けとしては宜しくない部分、だけど、それが海外の大人向けドラマっぽさを醸し出しているし、「日本のウルトラマンとは違う」と感じさせてくれる要因でもある。
 隊員同士の会話に、アメリカンな(オーストラリア製なのに)ジョークが入ったりするのも情緒。

 自然光を活かした特撮には、かなり良い所と、ビックリするぐらい雑な所がある。
 グレート、頭部はともかく、体を覆うスーツが「色の付いた全身タイツ」っぽく見えるのは、どうかなあ。
動きやすそうではあるが。
 面白い!とはまだ言えないけれど、思っていたよりはずっと楽しく、興味深く見られる。

『ウルトラマンZ』03.「生中継!怪獣輸送大作戦」

 ウルトラマンサーガの、ええと、もう何本目のシリーズか分からない最新作。
 前作『タイガ』には、タロウの息子だったり、一人の人間に三人のウルトラマンが同居するという、特異な設定を全く効果的に使えていない不満があった。
 今作は、ゼロの弟子であるZが主人公。
ゼロ自身は開幕早々に異次元へとブッ飛ばされてしまい、『レオ』のように師弟関係で鍛えられる話ではないが、時折ゼロを思い出すので無意味でもなく。

 第一話のストーリーは、防衛隊に所属する主人公と、怪獣を追って飛来したZが融合する、驚くぐらい基本に忠実なウルトラマンパターン。
 まだまだ人格的に完成されていない主人公とZのやり取りを、コミカルに描くのが今作の基本かな。
Zの妙な日本語(この地球にはこれまでウルトラマンが訪れていないのか、Zが日本語の授業を真面目に受けていなかったのか)、一生懸命だけれどもダメダメな主人公、余り深刻にならない防衛隊・ストレイジの雰囲気もあって、気楽に見られる。
 防衛隊がしっかり描かれるのは『X』以来か。
施設のセット、隊員服、車両や戦闘機を用意しなければならず、全体に特撮シーンが増えてしまうことによる、予算の都合で登場させづらい?
今作も、司令室やセブンガー格納庫にどうしても限界が……いや、よく頑張ってる。

 ストレイジ隊員が隊長含めても4人というのは、ちょっと寂しいような。
でもまあ、科学特捜隊だって5人か。
 戦闘機でなく巨大ロボットを対怪獣兵器として設定し、多数の整備班員が描かれるのは珍しいところ。
整備班長は『パトレイバー』ライク。

 特撮の予算が潤沢な訳などなかろうに、見せ方含め凄い。
毎回、ただただ感心。
 ちょっと不満なのは、新しいウルトラマンが全て、歴代ウルトラ戦士の力を借りているところ。
『仮面ライダー』『戦隊』共に、過去ヒーローを引っ張り出す作品もあったけれど、ほとんどは自力で勝負しているぞ。
 商業上の都合は分かりつつ、『ティガ』『ダイナ』『ガイア』みたいなシリーズも見てみたい。
 今期も最後まで視聴継続。
プロフィール

飛龍 乱

Author:飛龍 乱
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ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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