オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『仮面ライダーキバ』41.「ララバイ・心を解き放て」

 クビになった健吾が、また元通り関西弁の気の良いお兄ちゃんに戻る。
 …ついていけない。
 元々こういうキャラクターであったのが、突然に傲慢で暴力的でイヤな人間になって現れ、そうなった事情について納得させてくれないまま、今回また路線が戻された。
 「作る側の都合」というモノが強く感じられると、登場人物を「ただのコマ」としか受け取れなくなり、ドラマも色褪せてしまう。

 音也と次狼らの友情?らしきものも、次狼だけならともかく他二人にそこまでの積み重ねがあったか、というのは疑問。
 名護、「常軌を逸したキャラ」から、ふざけ過ぎたシーン作りのため「馬鹿」へと地位を落としながら、時々まだ格好良く描こうとするシーンがあるのにも乗れない。

 セリフだけ、ワンシーンだけを取り出せば、十分面白かったり燃えたり出来る部分はありつつ、全体の流れで見ると どうもそれがチグハグ。
 ただ、こういった問題は平成ライダーの多くにあったもので、激走するストーリーの面白さやキャラクターが放つ強い輝きさえあれば、「細かい事」として看過して良い…ぐらいだとは思うんだけど。
現状、個人的に、愛恋沙汰の行く末にも物語の展開にも余り興味を持てていないのが、乗り切れない原因か。
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『炎神戦隊ゴーオンジャー』31.「歌姫(アイドル)デビュー」

 パターンからはみ出すエピソードの多いこの作品中でも、今回はホントの異色話で、えらく笑わされてしまった。
 新たな、恐ろしい脅威を前に、敵味方が手を組む、というシチュエイションは珍しくないけど、ここまで悪ノリされると気持ちが良いばかり。

 格好つけて歌ったのに、めっきりダメ出しをされてしまい、凹みまくるゴールドが可笑しい。
 急造アイドルユニット・G3プリンセスのアホな特訓方法に笑い、らしく見せる歌唱シーンの楽しさには感心。
コスプレの多さから、「七変化」と呼ばれるヒロイン当番回のバリエーションか。
 他二人は まだしも、及川奈央のセーラー姿に余り違和感がないのは、さすがだなあ。

 前にもケガレシアがゴーオンジャー側に折れかかるエピソードがあったけど、今回も、もうちょっとで和解し合えそうな終わり方だった。
何か気持ちを読み取らせそうなサインを一切浮かべない、去り際に見せるケガレシアの表情が、なかなか。
 最終的には仲良くなれるのか…スッパリ「悪」と割り切って片付けてしまうのか。
ユニットを現実にも売り出そうという意図がありそうなので、単純に殺して終わり、という事は無いのかな。
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『ケータイ捜査官7』19.20.「圏外の女(前編)(後編)」

 ここ二週間分、見ていなかったので、まとめて鑑賞。
故意に、と言っていいぐらい それっぽい演出が見られ、もしかしてとスキップで飛ばしていたオープニングを確認してみれば、やっぱり押井 守脚本・監督回。
 犬、謎の女、オヤジ、妙な蘊蓄や理屈を含んだ長ゼリフ、後ろを通り過ぎる戦車(?)、アホみたいなギャグ…
監督らしいギミックの嵐。
 余りにもそれっぽ過ぎるため、逆に、他の監督によるパロディーの可能性を疑ってしまうぐらい。

 女が抱える書き割りとしての犬に、勝手に喋らせているのが可笑しい。
腹話術で…とか考えたけど、女と離れた所に置いてあっても口は動くし喋るし、一応は独立した、魔法少女に付属する小動物的キャラクターだと捉えるべきか。
 こんな余計なモノは出すクセに、この作品の主題となっているフォンブレイバー7については、二話を通じて ほぼ出番無しのまま終わらせている。
主人公が、さほど積極性を持っていないキャラクターなので、監督の好きなバカ暴走状態へと彼を至らしめるため、通常「ツッコミ」役であり「常識」を体現する7を邪魔者と考えたためかな。
 その代わり、少年相手に無茶苦茶なアドバイスを与えるヤクザオヤジが登場。
主人公を誤った方向へと導き、自分も誤った行動を取って、生身で艦載機トムキャットと化して空を飛ぼうとした挙げ句、墜落(この辺『スカイ・クロラ』と関連が…無いか)。
まあ、こんな役を7には割り振れないだろう。

 主人公の鼻面を掴んで引きずり回す、大食いで自分勝手で、優しいお姉さんのようであり最悪の詐欺師でもあり、即物的でありつつ詩人でもあり得る女のキャラクターが、実に監督っぽい。
『紅い眼鏡』…いや、『御先祖様万々歳!』に近い?
 さすがにシリーズとしてのフォーマットがあるせいか、主人公を破滅に追い込んだりは出来なかったようで、「下世話なメーテルと出会う事で少年が何だか一つ大人になったような気がするけど錯覚かも知れない」という物語になっている。

 押井監督は、こうしてシリーズとしての お約束に四肢を縛られ、酷く制限された範囲で好き放題やらせた方が、エンターテイメントとして見やすい作品を作るなあ。
また、このシリーズ中で監督の手によるエピソードが見られると良いけど、残り話数も少なかろうし、難しいか。
 この作品、放送開始当初は「サイバー犯罪に立ち向かう少年と相棒」を描いていくストーリーになるかと予想したが、回を進めるごとに「面白ければ何でもあり」な様相へ。
どんなテーマでも乗せられるフォーマット、という意味では『パトレイバー』に近いかも知れず、監督に向いている題材だと感じられるんだけど。
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『仮面ライダーキバ』28.「リクエストD.C. 時を変える戦い」

 過去へと旅立った名護の暴れっぷりに、大笑い。
未来から来たことをペラペラ喋るなんて、時間旅行者の風上にも置けない(笑)。
 この後に起こることを予言するか、青空の会の秘密を暴露することで、未来から来た事実は ある程度 証明できそう。
会としても、ファンガイアなんて摩訶不思議な怪物に対し、イクサなどオーバーテクノロジーを用いて戦っている訳で、「時間旅行」だけは信じられない、という理由が無かろうし。

 音也からイクサを取り上げるため、とはいえ、女性を人質に取る名護のヒキョーさが情けなくて、笑う。
いい歳して初恋もまだだった、という寂しさ。
元の時間に戻っても、音也に言われたことを根に持って(?)、キメのセリフに混ぜてくる執念の強さが、楽しい。
 こういう どーしよーもないキャラを描くのが上手いなあ、脚本氏。

 しかし、「時間物」としては食い足りない終わり方。
 会に怨念を抱くはずだった芸術家を助けたんだから、現在では逆に「最大の理解者・財源になっている」とか、時間改変の結果を分かり易く見せて欲しかったところ(彼は、怒りの原動力が無くなったので、芸術家としてフツーに生きている?)。
 名護をイジる方に注力しすぎて、時間テーマの旨味である小ネタや大ネタの仕込みに気が回らなかったのかな。
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『仮面ライダーキバ』27.「80`s・怒れるライジングブルー」

 身に覚えのない犯罪容疑で、次々逮捕されていく「素晴らしき青空の会」メンバー。
彼らは、超法規的国家機関…じゃ、無かったんだ。
普通に人間としか見えない姿で暮らしているファンガイアについて、逮捕も裁判も無しに命を奪う仕事な訳で、何らかの強力な後ろ盾がない限り、とても続けられないはずだけど。
 イクサや巨大メカの開発にしても、巨額の費用が必要。
ヒマそうな喫茶店業では、とてもそんな予算は出せない…どころか、赤字経営にも見えるぐらい(掲示板でご指摘を頂きました。喫茶店は会と無関係です)。
 嶋が資産家、あるいはどこかの組織から援助を受けて活動している?(資産家、という設定のようです
 今回、彼らを逮捕した捜査員が、「素晴らしき青空の会」の内実について、知識を持っているようにも感じられた。

 会のメンバーを売ったのは、名護じゃないかと思い、ドキドキ。
前回ラストで、嫌な笑いを見せていたし。
 「私からイクサを取り上げようなどと考える間違った会は、消滅してしまえば良い」とか考えそうで。

 犯人は別にいたけど…ただの画家が、政財界を動かせるほどの力を、20年ばかりで身に付けられるモノなんだろうか?
怒りを原動力とする「凄い芸術」を用いて、地位の高い人間達の間に食い込んで行ったとしたら、逆に「最高のモデルを逃してしまった」事が彼の芸術的才能を開花させた、とも言え、感謝して良いぐらいでは。
 元々巨大な資産家が、余暇に絵も描いていた、ぐらいだった?
その程度なら、こんなに長く復讐を考えなくても。
 まあ、とばっちりで大ケガもさせられたみたいだし(クイーンに惚れてもいた?)、笑っては許せないだろうが。

 過去へと飛ぶ名護。
その方法がしかし、突然現れた次狼(自由に外へ出られたんだ)の導きで、ドラン内部の部屋(キバと和解したんだっけ?)に入れられて、気が付けば過去でした…という、ツッコミ所の多いもの。
 現在の渡の中に、親父の精神だけがタイムスリップ(?)して来たこともあるし、「時間を超える」事は今後、必要となり多用されるイベント(劇場版もそういう内容?)かも知れないが…
 こんな簡単に時を越えられるなら、渡も86年に飛んで、その時点でファンガイアを全滅させておけば、余計な犠牲を出さずに済むような。
ああ、そうするとファンガイアの血を引いているっぽい渡の存在も不安定になり、タイムパラドックスが起きてしまうのか?

 事件の起点となった、画家のアトリエに飛び込んできて御無体な事をしたイクサを待ち伏せる名護だが、どう考えても名護イクサが犯人かと。
 もしそうなら、次狼がやったのは、「会を助けた」のではなく「壊滅の原因を生み出した」事になり、全てを知っていたとすると悪意からの行動に?
 その辺は、次回以降、明らかになっていくのかな。
 疑問は多いが、「時間」テーマを「個人が時を越える」形で活かす物語には、引き付けられるものがある。
 せっかくのイクサ新フォーム初登場が敵のパワーアップや絶体絶命の危機に対応するものでなかったり、渡が幼少時の親友についての話を(伏線なのだろうが)本当に唐突に始めるなど、ストーリー的アラを上げるとキリが無いので、上手く事態を解決してくれるのか不安だけど。

 本編終了後の映画宣伝『電王』ショートコントが楽しい。
 新ライダーを前に、「僕達の方が怪人っぽい」と言い、それらしい唸り声を上げるイマジンズに大笑い。
ゴーオンジャーを真似た名乗りを上げるシーンも愉快。
 攫われたリュウタロスを救い出すべくイマジンズが敵地に乗り込んでいくストーリーで、劇場版が見たいなあ。
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『仮面ライダーキバ』26.「メトロノーム・記憶のキセキ」

 ライダーの変身アイテムが敵に奪われる、というエピソードは これまでのシリーズでもあったが、うーん、本来の所有者である名護にキャラクター的魅力が無いせいか、あんまり関心が湧かない。
最後、反省したようなフリをしてニヤリと笑う、名護のヨゴレっぷりの凄さには、逆に面白さを感じたけど。
 音也と渡の複雑な恋愛模様が描かれていく等、物語は大きく進展してきた…のだろうと思うが、どうにも没入度が低い。
記憶喪失が簡単に治ったり、無くした指輪を海中からすぐ見つけたり、ファンガイアを前にして彼女の命よりキバだとバレる事の回避を優先する、荒さの目立つ作りが原因か。

 劇場版のCMに出てくるイマジンズを見て、30分で一番喜んでしまうのは、マズいんだろうな。
 先週のCMで、リュウタロスが何度も「『キバ』終わっちゃったの?」と言うのが可笑しかった。
 しかし、今年のライダー映画を宣伝するのに、前年のキャラを持ち出すのは前代未聞?
それだけ『電王』が愛される作品であった、という事だし、『キバ』が苦戦中、という事でもある…?
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『仮面ライダーキバ』20.「夜想曲・愛の救世主」

 今回、渡人格の出番は ほとんど無し。
 ラストで元に戻ったことを、静香は喜んでくれたが、恵からは全否定されてしまう可哀想さ。
でも…確かに、「周囲に気を遣わせてしまう、能動性に欠ける(変な能動性は時折あるけど)」渡より、「積極的に他者と関わり、傲慢で無茶な言動・行動により周囲の状況を動かしていく」音也の方が、物語は作りやすいだろうし、個人的にも見易かったり。

 各話の基本構成としては、音也が関連して・あるいは関連せず過去の事象により生み出された厄介な状況が、現在の渡を取り囲み否応なく動かし、キバにより因果(定めの鎖)から解き放たれていく、というのを想定していたのかな。
そう考えると、今回の話で、過去編で登場しないファンガイアに対し、現在に出張してまで音也が因縁を結び、決着を渡に丸投げしてしまったのにも、納得がいく(いや勿論、憑依の本当の理由は今後語られていくんだろうけど)。
 戦えない恵に対し、関わらせるには音也の方が向いていたろうが、前のエピソードで戦う気力を失い、そして立ち直った渡にも、何かしらの言葉を掛けさせることは出来たような。

 倒したファンガイアから現れる光(魂?これがファンガイア本体?)は、すぐキャッスルドランにより吸収しないと巨大化する?
 初見の、良くないインパクトに慣れたせいか、パワードイクサも特に抵抗無く見られる。
「背負ったタンクをブン投げる」攻撃は、やっぱりどうかと思うけど。
 人間との間に愛情を否定するチェックメイトフォー・クイーンが、渡の母親?
キバット(二世?)を従えていたり、余りにイカニモな描き方なので、まだもう一回ひっくり返すのか。

 ダブルライダーキックは、理屈抜きで燃えてしまう。
 物語の内容からは、恵変身のイクサと共闘した方が繋がりは良いような気もするけど…
恵は、「まだ弱い自分を認める勇気」を得て、これから強くなっていく端緒に着いた、という事か。
 今回は、名護も随分とマトモな人格に描かれていたので、同じ目標を仕留めるため一時手を組む(ような形になる)のにも、抵抗がない。
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『仮面ライダーキバ』19.「フュージョン・オーラの嵐」

 あれ?
『電王』は、弱気な主人公に他者が憑依して激変する「多重人格ヒーロー」だったけど、『キバ』も同じ形式を取るんだ。
 他に取り憑く候補は居ないと思うから…お父ちゃんと たまに交代する二重人格モノになる?
 それなら最初から、キバが次狼ほかのモンスターと融合変形する際、体を乗っ取られる…まで行かずとも、人格に多大な影響を受け思考形態が変わる、ぐらいの設定にしておけば良かったのに。
 現在、父親がどうなっているのか分からない事から、何かしらの複雑な事情があって憑依現象が起きているのだろうけど。

 まだ死んでいなかったのか・ルークが再登場。
 今回は、「ウエディングドレスの女を殺す」ルールで遊んでいたようだが…
前回、渡は「大切なものを守る」気持ちでキバへの変身・戦いの継続を決意したはずなのに、その次の回でもう人間がポコポコ殺される場面を見せられると、うーん。
 本当のところ、「見ず知らずの人間の死」というのは渡にとって「大切なもの」ではない…のかも知れないんだけど、そういうヒーローはどうなのかなあ。
(掲示板でご指摘を頂きました。ルークの再登場は過去編なので、渡が事件を防ぐ事は当然ながら不可能。現在・過去がゴチャゴチャになってました。言い掛かりの難癖を反省)

 すっかり異常者になっていた名護が、今回はフツーに登場。
 …ゲストライターの脚本を、上手くシリーズに取り込めていないような。
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