オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『ウルトラマンジード』06.「僕が僕であること」

 ウルトラマンゼロ……令人と入れ替わってしまうリク。
異星人テクノロジーで作られている基地なのだし、「魂を移動させた」でも構わない気がするけど、シャプレー星人の仮装技術を応用したブローチで行う抑制とくすぐりが楽しい。
人間に化ける宇宙人はシリーズ中、多数存在したが、固有の超能力に寄らず科学技術で実現しているとハッキリ描いた例は、珍しいのかな。
 限度を超える会社員業務の忙しさに、「体力の限界が来てもカラータイマーは鳴らない」と嘆くリク。
笑いつつ、これは初めての提言じゃないかなあ。
「自分の変身リミットが近づいていますと、わざわざ敵に教えるウルトラマンの不合理さ」が指摘されることはあったけど、そうか、心を病むほど・過労死するほど働いて限界をとっくに過ぎているのに「カラータイマーを鳴らして危機を内外に訴えない」人間は、ずっと不合理なのか。
 地球(派遣惑星)防衛をウルトラ族のお仕事だとするなら、カラータイマーはチェックの厳しいタイムカードか、放射線測定ステッカーみたいなもの?
業務の完遂よりも命を重視してくれるシステムで、人道的と言える……まあ、鳴り出すのはギリギリの時点だし、職務中の死亡事故も多発していることから、ホワイト企業と言えるかどうかは分からないが。

 顔立ちがベリアルに似ており、純粋ヒーローというより邪悪寄りなジードの外見設定にきっちり決着をつける、しっかりした物語。
 家族を守るため会社員として敢然と激務に立ち向かう令人が、ゼロの力に頼らずとも格好良く見えて、嬉しい。
 リクにだって、ライハ、モア、駄菓子屋店長、その姪のエリなど、守るべき対象は沢山居ると思うんだけどな。
 前回「あいかた」では、『タロウ』のグダグダ回に近い馬鹿話を見せて驚くやら笑うやら、だったが、全体としてとても出来の良いシリーズ。
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『ウルトラマンジード』04.「星人を追う仕事」

 防衛軍的な存在、この作品ではメン・イン・ブラック風なのね。
強力な軍事力は(恐らく)持たず、宇宙人による犯罪行為の摘発、犯人確保を目的とし、最終処分は地球外への強制退去。
そういえば、これまでのシリーズで防衛隊は、宇宙人に対し、その存在が地球への脅威と即断して戦い殺す、逃亡を図る宇宙船団も壊滅させる、というのが多かったような。
それは、既出の宇宙人達が恐ろしく邪悪・好戦的で、話し合いの余地など無かったことも原因としているが。
 極悪、とまで言えない個人的な犯罪を今回は描いており、だから組織・AIBも、平和的解決が図れたのか。
大規模な侵略・破壊のため襲来した宇宙人には、地球外退去のみの処分で済ませられないような。
 AIBが人類規模に留まらず、多くの惑星が加盟する宇宙的な捜査機関だとするなら、単体で手に負えない事件には宇宙警察・軍のような戦闘力を持つ別組織が出てくる?いや経済制裁で対応か。

 ウルトラマンジードの出現について、宇宙全域から地球AIBに問い合わせが来ている、っての面白かったなあ。
ウルトラ族を知っている宇宙人に取ってさえ、ジードは未知の個体だろうから、そりゃ興味を引くはず。
これまでのシリーズで描かれた「地球を訪れたばかりの宇宙人が、その時のウルトラマンを知っている」のは、こうした宇宙ネットワークでの情報共有があったからなのかも。
 防衛隊(じゃないけど)に属する人間としては、例がないほど間が抜けており失敗ばかりのモア。
ラストでは、ドジをプラスに換える意外な機転を見せた、しかし、彼女の本当の価値は、「地球に好意を持ったため仲間の侵略を邪魔し、自分をエレキングの犠牲にしようとした」とするピット星人の言葉を、一瞬も疑わず信じ、抱きしめられるその優しさにある……のかも知れない。
この甘さは危険を招き、そして多くの絆を生み出す、のだと良いなあ。

 幼生体のエレキングを可愛がり、単に生物兵器相手ではない愛情を感じさせるピット星人。
そうそう、せっかく女性的な形態を持つピット星人なんだから、見たかったエピソード。
AIBに就職したようだし、再登場もアリ?
 ウルトラマンキングと融合した宇宙。
そうすると、リトルスターはキングから分離した力、あるいはキングそのものだという可能性も。
 ジード額から放ったビームがエレキングの体表面を焼いていくシーン。
これまでありそうで無かった画面を一話に一回は入れようとしているみたいで、制作者の情熱が感じられ、嬉しい。
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『ウルトラマンジード』03.「サラリーマンゼロ」

 2話。
 リトルスター、その力で?発現するウルトラカプセルなど、重要な設定が端的に示された。
絵で分からせている所が多く、裏の理屈はまだ不明だけども。
 日本刀を用い、超絶の戦闘力を発揮する少女・ライハ。
「サムライ少女」って、萌えハーレム作品だと一人ぐらいは居る印象、しかしウルトラシリーズにレギュラーで出演するのは珍しい…初?
光線銃や装備に頼らず、日本刀一本とオノレの体術のみで宇宙人をも圧倒する強烈なキャラクター、楽しい。
 今回の悪役になると思われたダダがすぐに退場し、驚く。
ライハに両断させて欲しかったなあ。
 地面に倒れたジードが、その体勢のまま斜め上に光線技を放ち、覆い立つ怪獣にとどめを刺す、これもありそうで無かった絵作りで、凄くイイ。

 今回。
 動機はともかく、こんなに情けない状況で命を失いかけ、ウルトラマンと融合する地球人も珍しい。
演者がDAIGOだけにフニャフニャのイメージがあった『ウルトラマンサーガ』タイガだって、正統融合なのに。
 気弱でダメダメのレイトと、人のままでもワル達数人を圧倒するゼロ意識体の落差がイイなあ。
逆に、家庭内で良き夫・父親として自然に振る舞うレイト、抱きついてきた娘の暖かさに戸惑うゼロ、というシーン、「基本的に戦うことしか知らず(強くなることしか目指さず)生きてきたゼロに欠けた部分が埋められていく」未来が見えるようで、嬉しい。
 セブンとレオの融合フォームは、『ウルトラマンレオ』での師弟コンビネーション。
アイスラッガーを足に付けた状態でのキックにより敵を仕留める、取り合わせを活かした必殺技に「おお!」。

 リクの相棒として登場しているペガッサ星人・ペガは、どういう位置を占めることになるんだろう。
 『ウルトラセブン』で都会の闇に消えたペガッサ星人の子供なのか、また全然別の存在か。
 子孫だとすると、「地球人によりペガッサシティを破壊された恨み(被害者側面)」があるかも知れず、しかし「シティを救うためとはいえ、あと僅かで地球を破壊するところだった最悪テロリスト(加害者)の息子」という立場もある。
 この辺の心情が、ベリアルの息子?であるリクと重ねられると、深くなりそうだなあ。
といっても、『ジード』では過度に重い展開は避けているような部分があり、どこまでやる気かは、未知数。
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『ウルトラマンジード』01.「秘密基地へようこそ」

 連綿と続くウルトラマン・サーガ、その最新作。
 冒頭、ベリアルによって地球?が滅び、ウルトラマン達の居る宇宙全体にも巨大な被害が……崩壊した?
しかしOP明け、地球は存続しており、「クライシス・インパクトという災害が地球を襲い、何故かその時の記録はほとんど消失」程度の事態として処理されている。
 劇中で見られているテレビがブラウン管アナログタイプだし、防衛隊はなく、怪獣もウルトラマンも人々の記憶に無さそうな所からすると、異次元宇宙?
 ウルトラ族は「命を二つ持ってきた」ということが出来るので、数十億の命と地球復元の方法を持ってきて元通りにしたのかも(時代は少し戻っている)。
『エヴァンゲリオン』『まどか☆マギカ』風に、滅びを回避するため何度目かやり直している世界とか。
 チラッと出ていたウルトラマンキングが事態をどうにかした……って可能性も、恐るべきデウス・エクス・マキナキャラだから。
こんな能力も「キング再生光線(キングビーム) 両腕を交差させて放つ再生光線。『レオ』第50話でブニョの策略でバラバラにされたレオを元に戻した(Wikipedia)」

 主人公は、怪獣の登場で下宿していた家を失い、さ迷うウチにベリアルが?用意していた秘密基地へと招き入れられ、そこで自分の持つ力を知り戦うことになる、なかなか上手い構成。
 初めて変身し戸惑うジード、異形の巨人・ウルトラマンの姿(無条件で信用するには禍々しさのある)に困惑し単純に応援できない群衆。
「ジャ ンプで飛びすぎる」「ビルを柔らかく感じる(それだけ硬度に差がある)ジードの体」「変身時間に限界が来ても的確な対応は分からない」など、知らない・知 られていないことへの混乱が、視聴者も一緒に初めてウルトラマンを見る気分にさせ(あるいは「ここで光線技だろ!」と先輩面のアドバイスをさせ)、盛り上 げる。
 アニメ調にCG飛沫で動線を示したりと、水を使った特撮が格好いい。
秘密基地内部とか、やっぱりライブシーンで予算の厳しさは感じてしまうが、努力と見せ方の工夫で安っぽくしていない。
 ベリアル・ウルトラ族は今どこに?ジードはベリアルがどのようにして作った子供なのか?伏せた部分がポチポチあって、興味を引かれる。
 これは、面白い!
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『仮面ライダーエグゼイド』05.「全員集結、激突Crash!」

 発表されたデザインを見て、その子供っぽさオモチャっぽさに、これはすぐ見なくなりそうだなあ、と思っていたライダー。
 まだ、面白い!とまで言えないけど、事前の悪い予想からすると、かなり頑張った内容。
 ドジな主人公医が、ゲームに関わることだと人格豹変してしまうのは、ゲーム繋がりだと『遊戯王』っぽい。
クールな天才外科医は『振り返れば奴がいる』織田裕二イメージだろうか。
髪が白黒二色の無免許医はもう露骨に『ブラックジャック』。
監察医は……ちょっと分からないな、傍若無人な振る舞いとかは米ドラマ『BONES』のヒロインか、陽気にした『Dr.HOUSE』っぽくも。
 『鎧武』や『龍騎』を思い出させる個性の強いキャラの衝突が、面白味を感じられる要因。

 変身中に体力ゲージがゼロになると「ゲームオーバー」、死亡してしまうため、それを避けるべく、ベルト装着者が自らの判断で変身を解く、というのが新しい。
強い衝撃を受けると強制的に変身が解除される、これまでのシリーズでの描き方が不満だったこともあり(ただ、今回は強制解除シーンが見られた)。
 子供を救うより、自分の安全を優先するブレイブの選択が渋い。
目の前の命を諦められない永夢は熱い主人公らしくて結構だけど、ブレイブ・鏡が下したのは、自らの命も数に入れてのトリアージ。
いくらでも替えが効く立場ではなく、今、無理をして死んでは、これから出てくる患者を救うことが不可能になる……そこまで考えての決断であれば、単純に非道と責められるものではないだろう。

 永夢の変身アイテムを取り上げる花家 大我。
こんなに早く変身不可能になる主人公は例が無いような。
ここからどうやって失地回復を図るのか、と思えば、監察医がどさくさに紛れてヒョイと抜き取って永夢に返してしまい、また永夢も大我もそれにこだわらないテキトーさで、ちょっと可笑しい。
いや、雑な話の作りなんだけど、何だか笑ってしまった。
 バトルの激化、ライダー同士の連携や裏切り、明らかになっていく真相、そういったもので話を引っ張ることは可能だと思うが、「ドクターライダー」という設定へのコダワリはどこまで保てるんだろう。
それぞれダンスユニットに属する設定が、余り意味を持たなかった『鎧武』みたいになる?
 どういう形ででも、ここから更に面白くなることを期待して、視聴継続。
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『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』01.「雨傘の義理」

 脚本・虚淵玄、音楽・澤野弘之による人形劇。
日本・台湾共同制作。
 人形劇のテレビシリーズというと『サンダーバード』や日本の『三国志』なんかを連想してしまうが、これは「霹靂布袋戲」という台湾の人形劇表現らしい。
 ……これまでと違う!
人形劇が苦手にしていた歩きや手・足の表現を上手くこなし、対人バトルアクションさえCGを交えつつ高いレベルで実現。
「動きが速すぎて目がついていかない(早回しにしても)」なんて感想を、人形劇に対して抱くとは思わなかった。

 ストーリー。
 見せ場のバトルを中心に構成しているため、一話ではホンの端緒に終わってしまったが、キャラの個性や関係、因縁の始まりをしっかり描いてあり、理解が容易。
 ガサツ・ぶっきらぼうに見せながら実はお人好しの殤不患、孔明のような策士で人心を上手く操る凜雪鴉、この対照的な二人が面白い。
 意外な展開が待っているとかそういうドラマなのかどうか、お約束通り進める日本時代劇のような筋立てなんじゃないかと思いつつ、ベタも巧みに作ればエンターテインメント。
 美形人形にはファンが付きそうだな。
 期待を込めて、視聴継続。
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『仮面ライダーアマゾンズ』01.「AMAZONZ」

 1974年に放送された『仮面ライダーアマゾン』をリメイク……リブート?設定の一部のみ流用しほぼ内容を一新した、特撮ドラマ。
 Amazonビデオで、二話目まで視聴。
そちらを見てからだと、一話目は元46分あったものが20数分にカットされていることから、テレビ放送のみしか見てない人には分かり辛い所があったのではないかと。
既に全長版を見た身としては、テンポが良くなっており、再確認する視聴には逆に有り難いぐらいだったけども。

 子供に優しくない不気味な世界観や、アイテムまみれ・フォームチェンジを連発しない(よね?)ライダーが、久々に帰ってきた。
 雰囲気としては『アギト』が近いのだろうか。
ギルスがアギトを引っ張るような形になっているし、人間部隊にG3のようなスーパー装備はないが。
 実験体を四千も作る・保持しておける研究所って、どんなだろう?
もう国家規模、刑務所ぐらいじゃないと。
イメージとしては『バイオハザード』アンブレラとか、なのかな。

 予算的厳しさは伺わせつつ、しかし安っぽくない、大人の鑑賞に堪えうる画面。
 アマゾン変身の衝撃波により人間やザコ敵程度なら吹き飛び、炎が広がる、このイメージは素晴らしい。
 ヒーロー物のお約束でストーリーを処理「しない」事が求められる発表形態・想定視聴対象だと思われ、どう展開していくか、楽しみ。
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『動物戦隊ジュウオウジャー』01.「どきどき動物ランド」

 スーパー戦隊シリーズ第40作目記念……らしい。
だからなのか、異世界の風景、ロボットの巨大感など、第一話だというのもあるけど、気合いが入っている。
 ヒーローモチーフが動物という大自然・野生を感じさせるものなのに、変身アイテムやメカの基本ラインは人工的キューブだ、という取り合わせ、アンバランスで面白い。
キューブは、別れて回転することからルービックキューブイメージなのだろうが、異世界風景に基本四角の物体が積み上がっているのはゲーム『マインクラフト』を思わせる。
 火の輪くぐり(野生というより飼い慣らされた芸のような)をして、縦に並んだキューブへと団子かおでんのように串をブッ刺す巨大ロボ合体システム、節操が無くてちょっと笑ってしまった。
 「イーグル、シャーク」ときたんだから「パンサー」に続いて欲しくなるのは、『サンバルカン』世代のオッサンだけだろうな。

 顔はサメやトラでありながら、体が女の子だという倒錯性、一部の歪んだ皆様にアピールしそう。
唯一人間の主人公と彼女らが恋愛に陥ると(戦隊にあんまりそういう要素はないが)、「いくら可愛い完全人型変化をしていても実体は人間じゃない」ことが思い出されそう。
いや、その種族を越えた関係がまた萌え所かも……
 一話目は、いきなりキューブを所持している主人公、唐突な異世界への転移と出会い、侵略者の襲撃で現実界へ異世界人を伴って帰還、主人公を捕らえようとしていた異世界人四人と変身して共闘、と、少々詰め込みすぎた内容。
現実世界で、キューブを取り返そうと潜入捜査していた異世界人と主人公が出会い、モメているウチに侵略者が現れ撃退するが、ラストで取り押さえられた主人公は異世界へと連行されることになり、続く、ぐらい整理して良かったような。
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