オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

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『ガン×ソード』01.「タキシードは風に舞う」

 『カウボーイ・ビバップ』スパイク似の主人公、『トライガン』の世界観。
銃が支配する世界で、変形刀を振り回して駆け抜けていくヒーローを描くのかと思えば、最終決着には巨大ロボットが出現。
剣がモチーフのような主役ロボは、長谷川裕一先生の『ダイ・ソード』かな。
 色々な物を混ぜこぜにしてあり、良好な作画で見せた第一話だけど…
ツカミとしては、ちょっと弱いような。

 やる気のない主人公は まあ良いとして、彼が事件に積極的に関わっていこうとする契機が不明。
 悪党ザコをやっつけてしまった成り行き、街の危機を知って、ラッキーにこだわるボスに殺されかけたから、少女が街を離れられない事情を聞いて、少女から出された雇用条件「お嫁さんになって上げる」に心動かされ…
どれでもドラマ的には、他者に関わらない主義を曲げる切っ掛けになるだろうが、どれだかハッキリしないばかりに、危機一髪の状況で現れて事態を解決して行くカタルシスを上手く作り出せていない。
 主人公の着ているのがタキシード(そうは見えないけど)らしいから、やっぱり少女の「お嫁さん宣言」を重要視するのが筋では。

 誰も殺さず、体の一部を斬りつけさえしないのは、何か不殺の誓いでも立てているのか主人公。
…そういうのは、もう、お腹一杯なんだけど……これまた『トライガン』だし。

 最後に控えるロボット・バトルは無駄な気が。
銃を使う敵 対 剣を振るう主人公、この図式がそのまま巨大化しただけなので、生身のまま決着するのと印象が大して変わらないから。
 せめて、もう少し話が進んでから出す形でも良かったろうに。
最初の登場が こんなにも魅力を感じられない扱いなのは、マイナス。

 監督が『プラネテス』の谷口 悟朗なので、これから、キャラクターや世界観が馴染んで来るに従って、面白くなってくれる事を期待。
 視聴継続。
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『奥さまは魔法少女』01.「kissはダメよ、ということ」

 監督・錦織 博、キャラクターデザイン・長谷川眞也という、問題作『忘却の旋律』を彷彿とさせる取り合わせによる新作。
 内容は…魔法少女物、というより、ヒロインが男の子(メガネの美少年)よりも年上で、声が井上喜久子である事から、『おねがい☆ティーチャー』を思い出してしまう。
野郎向けにサービス過剰である所も、一緒。

 「出戻り」と言われる元魔法「少女」で現・人妻(離婚済み?)のヒロインと、その祖母が経営する下宿に、ケガにより部活の夢を断たれた少年が越してくる事から、ストーリーは始まる。
あー、なるほど、こんな手もあったか!
 ワンダーランド、と呼ばれる、ヒロインの祖母が作ったらしい下宿付近一帯の地域を管理すべく、ナマイキで後先考えない後継者の魔法少女が やって来ているのが、割とパターン気味の内容へのアクセントになっている。
 ワンダーランドが どう特別な地域であるのか、その設定がこれから重要ポイントになっていくのかも。

 第一話は、長谷川眞也が作監しているだけあって高品質な作画で、ひたすら えっちなイメージを連続して見せてくれた。
男性視聴者へのツカミは、オッケーだろう。
 今回ラストで、出逢ったばかりの男の子とヒロインが何となく流れのままキスしようとしてしまうのは、やり過ぎというか、誰かの妄想をそのまま見せられているようで居心地が悪かったり( ^_^ )。

 視聴継続。
 気楽に見られるエロ馬鹿アニメになるのか、それをカムフラージュにして また問題作を作るつもりなのか、そこいらも含み、先行きが楽しみ。
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映画『宇宙戦争』

 スティーブン・スピルバーグ監督。
トム・クルーズ、ダコタ・ファニング主演。
 内容に触れてしまうので、未見の方は御注意。

 ウェルズの『宇宙戦争』をリメイクした映画なら既に『インデペンデンス・デイ』がある訳で、それと差別化するのに どういう方向で行くのか、と思えば…
 さすがスピルバーグ、アトラクション・ムービーとしては文句の付けようがないぐらいの傑作に、仕上げてくれた。

 しかし、よく分からない宇宙人だなあ。
 歩行戦車・トライポッドだけは先に地中に埋めておき、乗員が後から飛来して乗り込む意味は?
…といっても、「人類誕生以前からトライポッドは埋まっていた」「雷と共に宇宙人が降下した」という劇中の説明は、「大阪では三機倒したらしい」「ヨーロッパは無傷、もしくは全滅」というのと同じく噂に過ぎない訳で、どこまで本当なのか分からないが。
 これが事実だとすると、
・人類がまだ誕生していない時点で、何に備えてトライポッドを埋めてあったのか
・侵略開始時に一緒に持ってきてはいけなかったのか
・雷と共に地下に降り、乗り込んだ、という事は、かなり小型化した姿でやってきた?トライポッド内で大型化?
・確かに小さくなって乗り込んだ方が効率的だろうけど、「いつか、何かに備えて」トライポッドを何十・何百機も地中に埋めておいた非効率性とは矛盾しないか

 …不思議。
 宇宙人はトライポッドを700兆機ぐらい持っていて、アチコチの星に埋めてあったのかなあ?
火星とか冥王星にも、各1万機ずつ埋めてあったのに、これは生物が育ってなかったんで無駄になっちゃったけど それぐらいまあイイや、と思ってるとか?
 考えると、宇宙人が雲を裂いて地球に飛来する絵は、どうやっても『インデペンデンス…』になってしまうから、避けたのかな?(それだって元ネタはスピルバーグの『未知との遭遇』だろうが)

 宇宙人の考えや世界の全体的な動きなど全然分からないのは、映画の視点を、トム・クルーズ演じるダメオヤジにずっと固定し続けているから。
 理由も分からず攻撃され、逃げまどい、そこに元ヨメが居るという理由だけでボストンを目指し、道中 宇宙人による、あるいは同じ人類による脅威に晒され、ひたすら怯えて駆け回る…
 一度も「大統領」やら「軍の司令官」など「神の視点」に近い、俯瞰が出来る(作劇上 便利な)人の目線を借りない事で、情報もナシに地面を這い回るトム・クルーズの姿が、実に身近でリアルに感じられる。
…トム・クルーズなんて「こんなキレイな顔の港湾労働者、おらんやろ」と思わせる役者でなく、ショボいオジサンを主役に据えれば もっとリアルだったかなあ。
興収に悪影響が出ちゃうだろうが。

 トライポッドの巨大感、恐怖感の演出は、抜群に上手い。
 怪獣モノを撮るとイイんじゃないかスピルバーグ…と思ったが、既に『ジュラシック・パーク』があるな。
 そういえばコレ、演出手法も映画としての作り方も、『ジュラシック…』に大変よく似ている。
ドラマでなく、圧倒される特殊効果こそが「主」であり、その合間合間を繋ぐように物語が語られている所など。
 古民家地下でのドキドキシーンの構成は、ラプトルとの隠れんぼにそっくり。

 せっかくトム・クルーズを港湾の凄腕クレーン作業員にしたのだから、クライマックスではドコかのクレーンを操作して、トライポッドをコケさせるなど、設定を活かして欲しかった所。

 トライポッドの動力源って何だったんだろ?
ボディー下に吊り下げたカゴに人間を入れ、遠足の途中でおやつを食べるみたいに、お腹が空いたらポリポリ食べちゃってたみたいだけど。
 人間の血肉をエネルギーにしている?
 旧『宇宙戦争』では、宇宙人を「血液の組成が貧弱」だと言っていたから、そこから、地球上に適応した体を作るため人類を吸収消化、というイメージに持って行ったのかな?

 人体を必要としていたのは、宇宙人か、トライポッドか。
どちらにしても、せっかくこういう、原作には無い設定を作ったんだから、展開にも活かせば良かったのでは。
 原作での人類の勝因・ウィルスを、コンピューター・ウィルスに置き換えるアイディア…それが お馬鹿さんなモノであっても…を見せてくれた『インデペンデンス・デイ』に比べると、ただそのまま引き写した(しかもあまりドラマティックな時点での発病でもない)この映画は、いかにも弱い。
だから…

 宇宙人が倒れる理由をバクテリアのせいにせず、吸収した人体に含まれる有害物質に中毒を起こして、とするとか。
普通に人間が食べる食料に添加されている、保存料・着色料・農薬・放射能など酷い有害物質、コレが宇宙人を倒す。
 「地球人は狂っている。自ら緩やかに死のうとしているのか」
「コイツら食べたらオレ達まで死ぬ。この星に居ても意味がないから撤退しよう」
といった判断により、宇宙人が地上から消える、ってのはどうだろ。
 いや、浅い文明批判だってのは承知で(笑)。

 長男は、やっぱり殺しておくべきだったような。
あの状況下で生きていられるはずが無く。
 正直、「生きていて良かった」と思えるキャラクターでもないので、御都合主義的に、せっかくのハードなストーリーを弱くしてまで助ける理由は、別に無いだろうに。
 ファミリー向けムービーとして、後味を良くする効果はあったけど…

 同じ、「問答無用な人類の敵」「理解不能の恐るべき脅威」を相手にしながら、イケイケで攻め込みアッサリ逆転勝利を成してしまう『インデペンデンス・デイ』と、自分たちだけでは全く無力であり続けた『宇宙戦争』を、9.11以前・以降という目で読み解く事も出来ようけど、それはどなたかにお任せ。
 全力を傾け「娯楽作品」として作られた映画を相手に、そういう事は、あんまり考えたくなかったり。


追記・
 宇宙人が以前、地球にやって来た目的を、「(食料である?)人類の種を蒔くため」と仮定すると(今時その説は…と思うけど、まあまあ)、今回の来訪は「収穫」という事で、理屈に合う。
種まきと同時にトラクターも埋めてしまう行動が理屈に合うかどうかは、ともかく。
 それならやっぱり、地球の種は有毒な果実をつけた失敗作、という扱いにした方がスジ。

 …という考えに反するけど…
 この映画の宇宙人が余りにも理解に苦しむ生態をしているのは、「理解できない存在」である事その物が、「悪夢の象徴」であるために有効だから。
 これが、人間の理屈で割り切りやすい思考形態をしていると、「訳の分からない物に追われ、夢の中で もがく恐怖感」を弱くしてしまう。
実際、宇宙人が、人の血を吸ったりカゴに捕まえたりと分かり易い行動をする後半部、不条理な怖さはかなり薄れている。

 後で考えると不思議だったり不満だったりする所があるけど、見ている間は とにかく画面の迫力に圧倒され、見終わるとグッタリ疲れている。
「見せ物」としては十分すぎる価値があり、見て損無し。
 トライポッドに追い回される恐怖感と楽しさは、劇場でなければ半分の半分も味わえないだろう。
 是非 映画館で。
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