オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『交響詩篇 エウレカセブン』13.「ザ・ビギニング」

 おおお、面白い!
ここの所ずっと違和感を感じつつ見続けてきた本作だけど、今回は一話まるごと、ワクワクするぐらいオモシロかった。

 エウレカを、アネモネを…自分の好きな女の子を助けたい!という思いから、共に行動する事になるレントンとドミニク。
 ゲッコー号に乗り込んでから、何をしたいのかずっとハッキリしなかったレントンに、強烈な、視聴者も感情移入しやすい目的を設定したのが勝因。
コレだよね、コレコレ。
 彼がこだわっているのは、既にリフでも整備士になる事でもなく、「エウレカ」個人なのだから、もっと早く、彼女に関係する試練や障害を設定し、乗り越えさせて成長を促すドラマにするべきだったろう。
 好きな子を地べたに置き去りにして出発するのは どうかと思わないでもないけど、まあそこは勢い( ^_^ )。

 ドミニクに同行を認めさせるべく、バイクをバラして脅迫するレントン。
整備士を目指す設定が、初めて…に近いぐらい生きたシーンではないだろうか。
 こんなに機転が利く少年だったか?いつの間にそんな作業を……とは思うけど、これは視聴者が楽しくなるシーンなので、問題ない。
 今後は、この素早さ、手癖の悪さを彼の「特性」として、活用すべき。

 意外な有能さを見せて驚かせてくれたレントンに対し、ドミニクは、「意外な(?)ダメダメさ」で母性本能にアピール( ^_^ )。
 地図の見方も、東西南北という概念すら知らない…って、アネモネの所までは小型機で飛んできたはずだけど、よく辿り着けたなあ。
まあ現実でも、方向音痴だろうが地図の見方を知らなかろうが、音声ガイドが付いたカーナビの指示通りに走れば目的地に着けるから、軍の便利な機械に幼い頃から慣れすぎている、という事か。

 道行き、様々なイベントを経て、単純で率直なレントンに好意を抱いていくドミニク。
コレだ、コレだよ!このエピソードがもっと早く、5、6話ぐらいで提示されていれば、軍が、「軍」という文字だけの存在でなく、「ドミニクが所属している所」という認識で見られたのに!
 ドミニクを…軍人を非難する街の人々が描かれた事で、この世界での軍の位置もグッと分かり易くなった。

 「何だか分からないけどストーリーの都合で」ではなく、「大事なエウレカを、夢に現れたアネモネを、そして共に苦労したドミニクを救いたいという気持ちから」ニルヴァーシュを発動させるレントンには、カタルシスがある。
 再び それぞれの属する陣営に帰った二人が、これからどう関わっていくのか、楽しみ。
 この作劇テンションが落ちませんように!
ようやく波に乗ってきたのだと信じたい。
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『ぺとぺとさん』01.「おはよーさーん」

 フィギュア付き雑誌「週刊わたしのおにいちゃん」でもお馴染み、問答無用で視床下部を焼き切るぐらい可愛い絵を描く絵師・YUG先生が(原作小説の段階から)キャラクターデザインをされたアニメ。
 先生の絵は実に微妙なラインで出来上がっているので、多くのアニメーターに描けるような線に直してしまうアニメ、それも週間ペースでは、どこまで再現できるのか……と思ったけど、意外に違和感ない。
さすがに「先生の絵がそのまま動いている」とは言えないが、かなり頑張った作画になっている。

 内容は…
凄くほのぼのした学園物。
 いや、妖怪(特定種族)と人間が共存している特殊な世界であり、体が他者とくっついてしまう種族の女の子が転校生として現れ、クラスには他にも様々な能力を持つ子供が居そう……という設定からは、不気味な内容でも、ドタバタギャグでも、バトル物(!)でも作れそうだけど、そういう全てを「日常」で強力に包み込み、まろやかな舌触りに変えている。

 クラスの男の子と くっ付いてしまったヒロイン。
「寝れば離れる」という事で、ヒロインの家に一緒に帰り、着替えに悪戦苦闘したりトイレで騒いだり……
 本当に穏やかで、癒される ほのぼの。
 余り大きな事件を起こさず、日常を細やかに描き、ゆったりと進む癒し系アニメになってくれると嬉しい。
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