オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『苺ましまろ』01.「バースディ」

 原作は未読。
 もうとにかく、ビックリするぐらい何も無い話。
「萌え」しか無い、と評されるアニメは これまでにもあったけど、その中で飛び抜けて、徹底的して「萌え」以外を削ぎ落としたような内容。
 『かみちゅ』も『ぺとぺとさん』も、これに比べればイベント目白押しと言って良いぐらい。

 「萌え」で「ほのぼの癒し系」な作品が乱立すると、お互い食い合って、不利じゃなかろうか。
それとも、最近のアニメ者は継続的に癒される事を求めているのか…う~ん。
 ヒネくれたアニメファンが、優しい目で見ていなかった…というか実際ほとんど見ていなかったろう『サザエさん』的な位置を占める作品を、自分たちも許容できるジャンルの中に見出そうと(作り手は、送りだそうと)試行錯誤しているのだろうか。
それは、ジャンルとして、対象視聴者層全体としての、成熟かも知れないし、衰退の萌芽かも知れない。
 この作品なんか、そのままのフォーマットで『サザエさん』に なって行けそう。

 内容が無いのはスタッフも当然 認識しており、その上で視聴者を飽きさせないよう様々に工夫が。
画面をダレさせないため細かくカットを割り、隙があったらコミカルな描写を詰め込み、キャラクターを明確に、個性的に、愛情を持って描いてある。
 少しでも手を抜けば、容易に「下らないアニメ」へと転落してしまいそうな題材を、情熱と才能で「楽しい ほのぼのアニメ」として見せきった、製作側のパワーは実に大したもの。
 この演出と作画のレベルが維持できるなら、十分に見続ける価値がある。
……難しいとは思うけど。
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『ガン×ソード』03.「勇者は再び」

 『カウボーイ・ビバップ』を思わせる西部劇に、どうして巨大ロボットを出す必要があるのかと…思っていたけど、逆で、巨大ロボット物に西部劇の風味を絡めた作品、というのが正しいみたい。
 今回なんか全編で『コンバトラーV』か『ボルテスV』あるいは戦隊シリーズ五体合体ロボに、オマージュを捧げた作品。

 かつて街を救うため合体ロボットに乗り込み、戦った勇者達も、年月を経て老い、その活躍を知らない若い者達からは耄碌した嘘つきジジイ扱いされていた。
だが、再び街を襲う危機を前にして、彼らは老骨に鞭打ちコックピットに乗り込んで発進、遂に巨大ロボット・エル・ドラドを蘇らせる…
 コレで熱くならなきゃロボット好きじゃない!というズルい( ^_^ )舞台設定。
 巨大ロボにも犯罪者にも事欠かない世界のようなのに、そんな長い間 街が襲われなかったのは何故かとか、大した国力(街力?)も無さそうな街を守護するために あんなに大層な合体ロボを(しかも発進システム込みで)どうして作ったのか、という疑問はあるけど、まーそういう事を言うのは野暮だろうな。

 合体のシークエンスが存外に良く出来ているのは、ジャンルへの、無駄とも思える程の愛情ゆえか。
その愛が、見る者の胸を熱くしてくれる。
 合体ロボのお約束、「搭乗者が一人欠けても本来の力を発揮できない」。
今は亡き紅一点の不在が、僅かのパワー不足となって、エル・ドラドを窮地に追い込む。
 てっきり、意を決して孫娘が乗り込むか、ヴァンが替わりに…という展開予想をしていたんだけど、最後のメカをブン投げて力任せに合体させてしまうのは、意外。
 部外者を加えての合体ではなく、誰も座らせない最後のシートに一瞬、亡き女性パイロットの姿を見せる事で、実は彼女も「ずっとみんなと一緒に居た」と感じさせてくれ、感動を生み出す作りが、実に上手い!

 全開になったパワーで敵を撃破していくシーン辺りでは、つい涙腺が緩んでしまう。
 文句ない面白さだったけど、一つだけ。
居眠りし続けていたジイサンにも、見せ場が欲しかった所。
若い頃のバトルを夢で見て、あるいは徹底した訓練による条件反射で、迫る危機に対して自分の操縦パートを活かした回避運動を取り、皆を救うが、起きた時には覚えていない…とか。

 いやあ、大満足。
まだ三話目だけど、この一話が存在しただけで、『ガン×ソード』というシリーズを見た価値は十分にあった!と言えるぐらい。
 この後にも面白い話は控えている…と期待して良い?
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『創聖のアクエリオン』16.「黒い鏡」

 巨大ヴァンパイアモードのリーナが可愛い。
3Dモデルじゃない敵と戦うのは、初めて?
 慣れというのは恐ろしいモノで、何だか手描きの敵キャラの方に違和感を感じてしまった。

 その正体不明さから、仲間の不審を買ってしまうリーナ。
 彼女にまず手を差し伸べたのがアポロだった…という展開はオッケーだけど、彼女を見分ける方法が「匂い」だというのは、どうだろ( ^_^ )。
もっと内面に根ざした見分け方の方が良かったような。
 いや、彼にとって嗅覚は第六感にも勝る最重要器官であり、「匂いで分かる」は普通の人間の「目を見れば分かる」というのと同じぐらいの意味なのかも。

 パイロット候補生達の恐れが巨大リーナを生み出したのなら、候補生がそれを倒すべきだろうが、彼女を最も恐れていたのは彼女自身、という事なので、自分を受け容れてくれる仲間の力を借りて、自らの恐怖を打ち破っていく構成で辻褄が合う。
 勢いで押していくストーリーに見えるのに、実は、意外なほど繊細な組み立て方をされてるなあ。
 まあ、ロボット戦での勝利は、島本 和彦先生作品に近く「そんな無茶な」が多いけど(笑)。
「心に棚を作れ!」というような強引すぎるセリフで、何故だか目が開いて勝ってしまうみたいに。
 それを、「笑い」と、ややもすれば「感動」にまで昇華するパワーが作品にあるのは、大したモノ。
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