オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『かみちゅ!』04.「地球の危機」

 ゆりえ、いつの間にそんなに有名な、日本政府御用達のような神様になったんだ?
依頼そのものは妙な使い魔トリオが取ってきたのだとしても、ゆりえの力を確認もせず「神様」だというだけで交渉を任せるものなのか、宇宙人ばかりでなく「神様」だって研究対象として価値があるものではないか。
 総理が神様協会に相談した所、ゆりえが斡旋されて来、不安ではあったが これまで完璧に依頼に応えてくれた協会を信用して…とか。
 彼女を実験材料にしないのは、怒らせるとコワイ協会のせいかも知れないし、八百万の神への敬意がある日本ならではの対応かも。
これまで何度か神様になった人間を解剖(!)してみたけど、どう調べても普通の人間でしかなく、力の解明が全く出来ないため、諦めたのだったり。

 どうせアメリカに渡すなら、ゆりえを宇宙人と接触させる意味は特に無いような。
 ふわふわとし過ぎていて、あと少し締めた方が全体に面白くなったのでは…と思ってしまう。
 余りにも無責任な総理の態度、教科書で習ったばかりのような ゆりえ棒読みの専守防衛の言葉に行動をためらう自衛隊、など、キュッと締まった、現実とも接するような面白い所も多々あったのだけれど。

 ゆりえは、風使いの神様なのかと思ったが、お札に書いた文句を現実にする力も持っているらしい。
神様はみんな お札能力を持っている?
 三枚に限定された お札を使い、窮地を切り抜けていく、昔話「三枚のお札」そのままの形式を用いたアイディアが面白い。

 理詰めで組み立てた、というよりは行き当たりばったり勢いで押し切るコメディーなので、好みに合う・合わないで評価が大きく違ってくるだろう。
 個人的には、引っ掛かる所もあるけど、面白い事は間違いない。
 それで…宇宙にまでスケールを広げて馬鹿話をやってしまった、この後は、何を見せてくれるんだろう?
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『わがまま☆フェアリーミルモでポン! ちゃあみんぐ』「おもろいマンガの描き方!!」

 ずいぶんと長い間 見ていなかったが、サブタイトルに引かれて(笑)、久々の鑑賞。
 …見ていないウチに、知らないキャラクターや妖精が一杯増えている。
浦島太郎気分。

 同級生・はるかに、自分の描いた漫画を読んで、感想を聞かせて欲しいと言われる楓。
 エライ!中学生ぐらいで、自分の作品に客観的評価を求める姿勢が正しいし、ミルモにキツい事を言われても逆ギレせず、内容を良くしていくために どうすれば良いかの意見を求める、その態度が強い向上心を感じさせ、素晴らしい。
 いや、プロになってさえ、自作に関する読者の意見に耳を傾けようとしなかったり、頂いた一言に怒って 相手に当たってしまう人、珍しくないので……自分も含み。

 フィクションであり、それが展開上必要だ、というのは分かるんだけど、アレだけ絵が描ける、しかも まだ中学生の漫画を見て、将来を完全否定するような言葉で返す編集者は、まず居ないと思うよ。
編集にはピンからキリまであって どうしようもないのも居ようし、またその虫の居所によっては、「絶対言わない」と言い切れないけど(^_^;)。
 絵は練習すれば上手くなる、コマの割り方や演出は細かく教えられる。
知識の薄さも、中学生なら今後の勉強で何とでもなるだろう。
 その年代で問われるとしたら、「ガッツがあるかどうか」というような精神論方面の素養。
これが無いと、他の力がどれだけ身に付こうとも、仕事としての漫画を続けられない作家になってしまうので……具体的に誰ということなく(汗)。

 それを試すための編集者の言葉だったんだろうか?
悪く言われても、また持ち込んでくるかどうかで根性を試した、とか。
 ナイーブな作家達に接し慣れている編集なら、最初から そういう言葉をかける事が、特に今日、どれだけ危険か分かるはずだし、余所の編集部に持ち込まれたら そこまでだし…
なかなか、それもリアルには考え辛い。

 先にも書いたけど、はるかが「自分の夢を否定された」辛さから逃げようと、気持ちを結木への「思い込みの恋」に切り替える事で、彼の争奪戦に新たに参入して事態は更に ややこしく…という展開のため、必要だったから一度挫折させたのは、分かる。
 争奪戦からの離脱は、「ただ逃避理由として結木を利用していただけだと気が付いた彼女が、もう一度 本来の夢に挑み始める事で、自然と離れていく」か、もっとライトに、「楓 争奪戦を演じる男の子2人のどちらか(スポーツ少年の方かなあ)とくっ付く事で結木を諦める」か、どちらかになるのでは。
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映画『ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密』

 WOWOWで放送された映画『ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密』を見る。
 『テルマ&ルイーズ』の脚本を手掛けたカーリー・クーリーの、初監督作品。
米でベストセラーになった本を原作にしているとか。
 サンドラ・ブロック主演。

 編集さんに勧められて見る事になった映画。
「母親と娘の長きに渡る確執」「老いた母親世代の友情」とか、内容を聞く限り、余り好みに合いそうでなく気が進まなかったのだが…
 見てみると、いやコレは面白い。
一応は、娘役であるサンドラ・ブロックが主役の位置にいるのだろうが、実際メインで描かれるのは その母親。

 「ヤァヤァ・シスターズ」って何かと思えば、母達が少女の頃に交わした、神聖で、(元になったモノはあるんだろうけど)アホっぽい儀式によって結ばれた、4人組の事。
儀式は、『赤毛のアン』でアンとダイアナが結んだ、生涯の友情の誓い、みたいなもの。
 この娘達が、良家の子女っぽいのに若い頃はダメダメで、歳を取った今でもダメダメ。
言いたいこと言うし やりたい事やるし、「年甲斐とか無いなあ」と思いつつ、見ていて実に爽快。

 サンドラ・ブロック母が抱える、娘にずっと隠してきた過去。
それが明かされていく事で、母娘の感情のすれ違いは、次第に解けていく。
 うーん、その事情は、大仰なドラマを見慣れた目には「そんな大した過去じゃないじゃん」だけど、それだけにリアルであり、人によっては身に詰まされる話だろう。

 この映画を楽しくしてくれるのは、お母ちゃん四人の熱い友情。
 『スタンド・バイ・ミー』に似ているような気はするけど、アレは「あの頃のような友達は、もう二度と出来ない」で、成長し、別れ別れになり、自分の家族を背負って生きていく男達の思い出話だった。
 コチラは、「あの頃の友達とは、かなり年取った今も友達です」って訳で、夫が居ようが子供が居ようが、友達が困っている、と聞けば投げ打って駆けつけてしまう。
 ぬけぬけとして、馬鹿馬鹿しくて、気持ち良い。

 そういえば自分の親子関係は恵まれていたか、不幸だったか、振り返る機会を持たせてくれるという意味でも、人生で一度ぐらいは見ておいて良い映画。
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