オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

締め切り一本目

 という訳で、お馴染み〆切前スケジュールです。
 今月は、二本重なっている上、単行本の進行もあり、メタメタになりそうな予感。
 とりあえず、金曜日ぐらいまで更新は不安定になるかと思われます。
悪しからず、ご了承下さい。
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『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』10.「純白のドレスは、少女の夢と血に染まる…後編」

 女刑事・未咲の過去を描く。
 マフィアの一人娘は、結局何が欲しかったのか。
「束縛」を求め、「依存」したがっていた、と言われたが、父親は十分に束縛的であり、組織のドンとして依存するに値する存在だったと思う。
 ありふれた話にはなってしまうが、「愛情」を欲しがっていたんだろうな。
まあ、自分を束縛してくれるのも依存に応えてくれるのも、ある種の愛情があればこそ、だけど。

 未咲のチャイナ姿は、とても目に楽しかった。
 普段の硬派な姿勢と、父親と食事している時の砕けた、「娘」らしい態度の違いが、可愛い。
 黒とリストカット男とのバトルも見応えがあり、相変わらず充実した内容。

 ところで、前の話で中心に据えられていた探偵は、もしかすると もう出てこない?
陽気な女子助手と共に、面白いキャラだったと思うが。
 あの話は、複雑怪奇な人間心理を解き明かしていく構成、「匂い」という、アニメでは表現するのが苦手な要素をキーにするアイディアなど、内容も非常に良くできていた。
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『電脳コイル』05.「メタバグ争奪バスツアー」

 キャラクターの会話を通して、色々な事が語られ、また少しこの世界の現実が見えてきた。
 ただ、この作品の世界が「現実」なのか「『マトリックス』調の全て電脳世界に築かれた虚構」なのかは、まだ解釈の余地を残しているような。
バスの床板に関する描写では、現実をベースにしていると思えたが、「電波の入りが悪い」事を恐れるようにアンテナ体質の男の子にピッタリ寄り添う部分からは、状況により実体すら危うくなる存在なのか、とも思える。

 説明不足、というより、意図的にぼかしているのだろう。
 『マトリックス』発電所のカプセルのような所で目覚めた子供達が、そこを出ていくと、未来であろう割にはノスタルジックでさえある このアニメの世界とは全く違う、無機的・未来的な空間が広がっている…なんていうシーンは、シリーズの最後まで(例えこういう設定であったとしても)出てこないんじゃなかろうか。

 宝物を求め、子供達が ひたすら歩いて行く様子は、『スタンド・バイ・ミー』を思わせた。
もっと「苦難の旅路」にして、子供らが仲間割れしたり団結したり、という様子を見せても面白かったと思うが…ほとんどの視聴者は「そんな関係ない事に時間を取らないで、早く物語を進めろ」だろうな。
 フミエの話だけで、すぐにダイチの不器用な気持ちに気付くヤサコ。
意外に鋭いんだなあ。
女の子として、フミエが鈍すぎるだけか。

 メタバグに目が眩み、イサコの部下になれという命令を受け入れてしまうダイチ。
馬鹿なガキのプライドに賭けて、はね除けるかと思ったのに…情けないぞ!(笑)
 まあ、利益で結びついているだけの関係だし、状況次第では またすぐ裏切るんだろうが。

 恐ろしい存在なんだろうけど、妙に可愛く思えてきた「ぼくサッチー」。
 理屈も何も通じないコイツを、止めたばかりかお座り・お手までやらせてしまう部長。
父親の仕事の関係で、裏技を知っていたのか。
それとも、父親の会社で制作中だったサッチーに、こっそり自作の制御プログラムを紛れ込ませておいた、とか?(彼が言っていた「叔母さんのペット」って、サッチー?)

 今更ながら、エンディングの歩く犬。
歩道から車道に降りる時、また歩道に昇る時、上から見た、変化を付け辛いアングルなのに、段差を越えるべくどう動いているか、(影の動きもあり)分かるように描いている。
細かい作画だなあ。
 それにしては、最後に出てくる段差が意識されていないようで、不思議。
 エンディングの途中、砂丘?の様な場所で一度倒れたのは、「生身の犬は死んだ」という事の暗示なのか。
その後、一度フレームアウトしてから歩いて来たのは「生前と同じ形状で、電脳キャラクターとして設定された犬」だと考えると、段差の認識が甘いのも納得できるけれど。
 いや、単に最後の段差は、ほぼ意識せずとも済むぐらい低かったのかな。
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『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』

 お馴染みの海賊映画シリーズ、完結編…まだ続くかも知れないので第三弾?

 とにかくお金の掛かった映画で、どのシーンも美しく印象的に撮られ、CGは見事で、アクションにも迫力がある。
 相変わらず愉快なジャックのキャラクターには、笑わせてもらった。

 が…
全体として感じるのは、「この設定、このキャラクター配置では、もう何も語りたい事がなく、描きたい事もないのに、どうにかして上映時間を埋めなければならない、という苦しさ」ばかり。
 その空虚さを埋めようとして、9人もの海賊長とか、ジャックの親父とか、封印から開放され実体を現す超越存在とか、凄い数の艦隊とか、色々な物を詰め込んでみたが、何しろ思い入れも、それを通して語りたい事もないため、扱いが中途半端で、全部削ってしまっても問題ない程度の重み。

 それら新たな要素に押され、恐ろしい敵だったはずのデイヴィ・ジョーンズが「特に主体性を持たない中ボス」に成り下がっているのに、ガッカリ。
『2』で あれだけ苦戦させられたクラーケンに到っては、「いつの間にか片付けられてました」で お仕舞い。
 悪のボスに据えられたベケット卿には さしたる魅力が無く、彼が何もしないまま終わってしまうクライマックスのバトルには、つんのめるぐらい拍子抜け。
「悪知恵だけは回るキャラ」なのかと思ったのに、時間の都合だけで「実はビックリするぐらい無能な上、状況への適応能力がゼロでした」と描かれても…

 めまぐるしく状況を変えて観客を引っ張っていこうという意図なのだろうが、キャラクターが裏切ったり裏切られたりで立場をコロコロと変え、そうするに到る内的要因についての描写は不足しているため、誰にも感情移入が出来ない。
 ウィルなんか、「エリザベス命の単純・純粋青年」だけで良かったと思うんだけど。
「彼女」と「父親」の両方をキャラの動機に設定してしまったため、例えば「二人ともが命の危機に陥った場合、どちらを彼は助けるのか」という事への答えが、観客には分からなくなってしまう。
 なのに、彼女へプロポーズしてみる行動には、賛同できない。

 エリザベスも…彼の申し出を受ける気持ちになるような決定的な出来事って、今作、何かあったっけ?
 「試練」に耐えられるほどの繋がりがあったとも、思えないんだけど。

 ジャックは、分身の術など楽しいところはあったけれど、新しい魅力を何か見せてくれた訳でなく。
相変わらずな成長の無さこそ、ジャックの持ち味だ、とは言えようが。
 彼の魅力に大きく寄りかかって成り立っている作品なので、ストーリーにもっと深く関わった方が良かったかなあ。
代わって船の指揮を執れる船長を設定してしまった事により、彼の存在感が薄くなってしまったような。

 何のために出て来たんだ9人の海賊長、もっと何のために出て来たんだジャック父、どうしたいんだ超越存在、戦わないのかよ大艦隊…全て、予想と期待を下回るものばかり。
 それでも、クライマックスの大海戦には有無を言わさぬ迫力があったし、退屈するようなダルい部分もなかったので、見て損をしたとは思わないが。

 極端に言えば、『2』のラストに10分ぐらい足して、「何かしらの弱点を突いた攻撃により、デイヴィ・ジョーンズとクラーケンを海の藻屑にしました」というシーンと、エピローグ的なキャラクター達の その後を付ければ、この『3』は必要なかったろう。
 撮りたい物、撮るべき物が無かったとしても、「ある」ように見せるのがプロの手腕。
それを、限界まで詰め込んだ様々な要素に求めたのかも知れないが、温度の低さは隠しようがなかった…という事かな。
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『ながされて藍蘭島』10.「雨だって、友だち!」

 雨の日の過ごし方。
 実にこう、何という事もない内容だったけれど、キャラクターそれぞれが個性的に、魅力を持って動き出しているため、楽しく見られる。

 「雨でも、女の子達は元気一杯です」というのを表現するのに、作画が元気一杯なのは嬉しい。
 同時期に始まったアニメには、そろそろ疲れの見えるものが多い…高いレベルをキープできているものの方が珍しいが、この作品は、その珍しい一本。
スケジュールに余裕を持ち、良いスタッフを揃えている事で、ようやく可能な画面作り。

 「雨降りお月さん」を歌い始める すず。
歌声の綺麗さと、それに重なる今は亡き母親の思い出に、ホロリ。
 ちょっとしみじみさせられる、穏やかな話だった。

テーマ:ながされて藍蘭島 - ジャンル:アニメ・コミック

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ブログオープン

 ブログをオープンしてみました。
 試験運用中。

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『機神大戦ギガンティック・フォーミュラー』10.「猟人」

 ううーん、既出ロボット同士の戦いなのだし、何か新しい工夫や展開があるかと思ったが、そうでもなく。
 お馴染みの武器を以前にも見たように放出し、ロシア側の勝利で終わる。
ロシアもしかし、日本と対戦して危ないところだったのに、新たな武装を付けようとか、戦術を工夫しようとか考えないものかなあ。

 毎度、共鳴感応で苦しむ日本側パイロット。
 他国パイロットの個人情報まで入手できるのは有り難いのだろうが、ロボットの武装や戦いぶりなんかは、UN発表の(無神経な)写真資料からでも かなりの事が分かりそうなもの。
戦場に、援護攻撃をする兵士や、ヘタすると巻き添え喰らう市民まで居るのだから、その中にスパイを潜入させる、あるいは現地人から映像情報などを買い取る事によっては、相当程度 敵の能力を明らかに出来そうだけど。

 前にも書いたように、主人公達がその場で戦いを見守ることにより、活躍しない彼らの影が薄くならないようにしたい意図は、分かるが。
 覗き見パターンも、本当に限界じゃなかろうか。
 次回、主人公らが臨む、引きに引いた久々の実戦が、面白いものである事を望みたい。
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『キスダム -ENGAGE Planet-』10.「咎人 ツグナイ」

 異能の力を手に入れてしまった、かつての仲間のエピソード。
 庇護者は、常に「護ってやっている」自分を褒め称え、適切な判断を下す自分の後ろをタダ付いて来るべし。
条件を付け、賞賛の見返りを期待する者は、ヒーローとか正義の味方に、向かない。
 護るものが、「弱い人々」から、「弱い自分の心」になっていく憐れさ。
 過去の傷や、どうも力を得る代償に感情的リミッターが働かなくなる傾向にあるせいもあって、「分を弁える」事が出来なかったのが、彼の不幸。

 仲間を二人も始末しておきながら、悩むどころか「敵になっても生きていてくれるだけで良い」とか平然と言える、ネジが何本かまとめて飛んでいるような人間でなければ、極限状態で理性を保ちつつ(?)戦い続けるなんて不可能、って事か。

 今回の内容、狙いは良いと思うんだけど、話の持って行きようが無茶なのと、演出・作画の、ちょっと笑ってしまうぐらいなグダグダさ加減で、印象は相当にレベルダウンしてしまう。
 この辺が回復する見通しは…厳しいんだろうな。
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『ヒロイック・エイジ』10.「孤独の英雄」

 こんなに真正面から宇宙SFを描いた作品も珍しいので、楽しくは見ているが…
 キャラクターもドラマも、妙に大人しく、行儀良いのが不満。

 初登場、ディアネイラの兄達は、権力を笠に着てエイジを無理矢理パーティー会場に呼びつけて良いようなものだけど、妹の態度に苛立ちながら、そうはしない。
 視聴者から見れば、「人智を越えた戦闘能力を持つエイジを怒らせるなど愚か」と分かるんだけど、能力を不安視されている兄達は、少々間が抜けていて構わないはず。
ディアネイラを強引に首都まで連れ帰ることでエイジを呼び寄せる、あるいは、交通機関が発達しているのであれば(あろうから)エイジの居る島を急遽パーティー会場に設定するとか。
 そういう愚挙を見せる事で、兄達を評価しないアルゴノート艦長の気持ちに説得力が出たろうし、外敵の他に内敵まで居れば、アルゴノートやアズ・アゾート艦隊は一致団結しやすい。

 ストーリーの流れを疎外するキャラが、敵にも味方にも居ないため、順調にストレス無く話は進んで行ってるんだけど、意表を突く出来事も深いドラマも感じられず、「段取り通り」と思えてしまう。
 エイジの存在を脅威に捉え排除しようとする者、逆にその体組織を研究することで地球側の技術を進化させようとする者、そういった者達と衝突することで、エイジが「身を危険に晒して戦ってくれている」事の意味や有難味がより演出できそうなのに。
 登場人物は皆賢く、それなりの人格を備え、状況を正しく理解している、という事かも知れないけど、作品全体の印象が淡々としたものになるのは仕方なく。
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『エル・カザド』10.「天使と暮らす男」

 ゲストキャラとして出て来た男は、血にまみれた世界に生きてきた腕利きのガンマン。
 彼が出会い、その人生を変えてくれた女は、天使のように無垢な(と、彼には感じられる)存在だった。
 見てスグに分かる、ナディとエリスの関係をそのまま引き写したカップル。
手を握ることにより、男とナディが互いの「銃を握り続けてきた」クセに気付くところとか、連れ合いに隠した秘密を持つところ。
無邪気にタコスの歌を歌い合う女とエリスなど、二組それぞれの人間的類似を感じさせる演出が随所に成されており、上手いなあと思っていたが…

 今回の仕掛けを全部、セリフとして視聴者に説明する分かり易さに、驚く。
 うーん、まあテレビシリーズは、さほど真剣に画面を見ていない視聴者にさえ問題なく理解できる平易さが必要だと思うので、悪いことではないが。
 そこを除いても、「マラカスがお気に入りのエリス」を逆転のアイディアとして使う小ネタの冴えや、愛(偏愛)故に相手を殺そうとまで考える元彼の身勝手さが、シリーズの先行きを占う物になっている?など、面白い部分が多く、楽しめたし。

 天使と共にあって救われているのは、幼女連れのヒゲ男も同じか。
 女に真摯な愛情を寄せる男に対し、男を好きになった理由が「昔飼っていた犬に似ていたから」という酷いものだった女。
「天使のように」無垢なのはどちらなのか、という皮肉な持って行きようが楽しい。
 エリスは、ナディのどこに好意を持って・信頼しているのか、聞きたいようなコワいような(笑)。
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