『天元突破グレンラガン』最終27話.「天の光はすべて星」
元々「熱血と根性が全てを決める」バトル模様だったが、精神力だけがモノを言う世界を戦場としたことで、もう やりたい放題。
銀河(?)を手裏剣にして投げつけるアンチスパイラルには、笑ってしまう。
惑星を武器に使った『トップをねらえ!』より、スケールがデカいぞ。
バトル模様は、何でもアリ過ぎで、どんな無茶な事でも言ったモノ勝ち、デカいハッタリをかました方の…というかほとんど「声が大きい方の勝ち」といった様相。
分解された自分自身をビッグバン・エネルギーと同化させて超銀河(この時点では「天元突破」だった、と掲示板でご指摘を頂きました)グレンラガンに吸収させ、超絶パワーの源になるロージェノムなんて、「策士」などという次元を越えて、「いやいや、思い付いたからって何でも出来る訳じゃないだろう」と。
デタラメとしか言い様がない戦いだったが、それを、血管がブチ切れそうな程 上げた高い演出テンションで見せきってしまう、この闇雲な突進力には感心しつつ、巻き込まれて、理屈を越えた次元で感動させられてしまう。
こんなにも血圧を上げさせてくれたロボットアニメは、そうは無い。
主人公らは勿論だけど、アンチスパイラルも相当に熱血だったような。
「好きの反対は、嫌いじゃなくて『無関心』」というように、螺旋の力に対抗するには、それより凄い力をぶつけるんじゃなく、「無気力、無関心、諦念」で満ちたベタ凪の海に他者全てを引きずり込む事では。
螺旋族を否定するため、あらゆる努力を惜しまず、進化を続け、決して挫けない強い力で相手を打ち倒そうとする…って、ベクトルがちょっと違うだけで、彼らも結局 螺旋の民であり続けているような。
怒濤の勝利に引き続き、間を置かずに目出度い結婚式、その最中に訪れるニアとの別れ。
目が回る忙しさの中、少々の寂しさを残しつつも物語はキレイに終わったかな…と思えば。
ううう~~ん、後日談で、なんであんなゴツイ顔になっちゃったかなあロシウ。
シモンはまだしも、荒野をさすらったりして環境に鍛えられ、厳しい年輪が刻まれた、とか考えられるけど、ロシウまで青年時の痕跡すら留めないような顔にならなくても。
これか!これが本当の螺旋の呪いか!
螺旋の力を用いる者は、いずれゴッツいオッサン顔になってしまう。
アンチスパイラルは、それをこそ恐れ、自ら進化と加齢を止める事で ようやく「オッサン顔の呪い」を免れていたのだ。
…などと考えてしまうぐらい、別人の顔。
やりたい放題やって、見事 壁を突き抜け、期待していたよりもずっと遠くまで行って見せてくれた、気持ちが良い、面白い、血を沸き立たせてくれるロボットアニメだった。
同じように「熱い馬鹿話のド迫力」方向で、これより優れた作品を作る事は、泣きたくなるぐらい難しいだろうな。
スタッフの皆様、良い作品を、ありがとうございました。
銀河(?)を手裏剣にして投げつけるアンチスパイラルには、笑ってしまう。
惑星を武器に使った『トップをねらえ!』より、スケールがデカいぞ。
バトル模様は、何でもアリ過ぎで、どんな無茶な事でも言ったモノ勝ち、デカいハッタリをかました方の…というかほとんど「声が大きい方の勝ち」といった様相。
分解された自分自身をビッグバン・エネルギーと同化させて超銀河(この時点では「天元突破」だった、と掲示板でご指摘を頂きました)グレンラガンに吸収させ、超絶パワーの源になるロージェノムなんて、「策士」などという次元を越えて、「いやいや、思い付いたからって何でも出来る訳じゃないだろう」と。
デタラメとしか言い様がない戦いだったが、それを、血管がブチ切れそうな程 上げた高い演出テンションで見せきってしまう、この闇雲な突進力には感心しつつ、巻き込まれて、理屈を越えた次元で感動させられてしまう。
こんなにも血圧を上げさせてくれたロボットアニメは、そうは無い。
主人公らは勿論だけど、アンチスパイラルも相当に熱血だったような。
「好きの反対は、嫌いじゃなくて『無関心』」というように、螺旋の力に対抗するには、それより凄い力をぶつけるんじゃなく、「無気力、無関心、諦念」で満ちたベタ凪の海に他者全てを引きずり込む事では。
螺旋族を否定するため、あらゆる努力を惜しまず、進化を続け、決して挫けない強い力で相手を打ち倒そうとする…って、ベクトルがちょっと違うだけで、彼らも結局 螺旋の民であり続けているような。
怒濤の勝利に引き続き、間を置かずに目出度い結婚式、その最中に訪れるニアとの別れ。
目が回る忙しさの中、少々の寂しさを残しつつも物語はキレイに終わったかな…と思えば。
ううう~~ん、後日談で、なんであんなゴツイ顔になっちゃったかなあロシウ。
シモンはまだしも、荒野をさすらったりして環境に鍛えられ、厳しい年輪が刻まれた、とか考えられるけど、ロシウまで青年時の痕跡すら留めないような顔にならなくても。
これか!これが本当の螺旋の呪いか!
螺旋の力を用いる者は、いずれゴッツいオッサン顔になってしまう。
アンチスパイラルは、それをこそ恐れ、自ら進化と加齢を止める事で ようやく「オッサン顔の呪い」を免れていたのだ。
…などと考えてしまうぐらい、別人の顔。
やりたい放題やって、見事 壁を突き抜け、期待していたよりもずっと遠くまで行って見せてくれた、気持ちが良い、面白い、血を沸き立たせてくれるロボットアニメだった。
同じように「熱い馬鹿話のド迫力」方向で、これより優れた作品を作る事は、泣きたくなるぐらい難しいだろうな。
スタッフの皆様、良い作品を、ありがとうございました。
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