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オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『機動戦士ガンダム00』01.「ソレスタルビーイング」

 サブタイトル、「それ廃るビーイング」と変換されてしまった。
それは廃るのか…
 という訳で、期待と不安が入り交じるガンダムシリーズ最新作。

 監督・水島 精二は、『鋼の錬金術師』で有名だが、99年には異色のロボット物『地球防衛企業ダイ・ガード』を手掛けている。
 シリーズ構成の黒田 洋介は多作だけど、ロボット物では、個人的に途中で見なくなってしまった『機神咆吼デモンベイン』ぐらい…いや、問題作『無限のリヴァイアス』に巨大ロボットが出ていたし、同時期の『デュアル!ぱられルンルン物語』も、そういえばロボット物か。
どちらも、キャラクターに関する記憶ばかり残っているが。

 第一話は、ガンダム数機がバトルを繰り広げた…割には、「活躍した」印象の薄い話。
 ぼーっと見ていると、主人公が誰かさえ分からない。
最初に現れたガンダムのパイロット・刹那がそうなんだろうけど、登場シーンでは、「彼が何かを成そうとしている」というより、襲撃された機体のパイロットや戦いを見守る観客の視点により、「襲撃してきた正体不明の何者か」として描かれている。
 続けての空中戦で…と思えば、こちらは支援攻撃を行った機体の乗員の方が目立っているし。

 「襲撃者」を主人公達側として見れば良いのか、と考えていると、宇宙で施設を攻撃してきたのは また別の勢力で、防衛に協力した方がガンダム。
 状況は次々変わり、キャラクターが平行して描かれるため、「物語」としては把握し辛い。
 ラストの演説で、ようやく彼らが属する組織の目的が明らかになった。
そこから、ガンダム乗り達の行動は一貫していたことが理解できる…んだろうけど、世界その物がまだよく見えてこないので、やっぱり不明確。

 似たパターンで言うなら、「テロリスト」として登場時の主人公達を描いた『ガンダムW』。
 世界平和を目指して武力介入を行う組織は、『獣装機攻ダンクーガ ノヴァ 』に既出。
 そういう理解からすればストーリーは難しくないし、見返すことでグッと分かり易くなる。
話数が進んでから更に見直せば、「ああ、それであんな事を言って・やっていたのか」と納得できる内容なのだろう…とは思いつつ、まあツカミとして弱く、取りあえず顔見せだけされたようなキャラは把握できない、不親切な第一話ではある。
 この段階では「混乱した状況」をこそ「主人公」に据えているのだ、としても。

 長距離支援型だろうガンダムが、無闇に突っ込んで行かず、狙撃任務に徹していたのが好印象。
当たり前の事だが…設定を守り(崩す時には崩す意味を持たせ)、チームとしての役割分担を見せてくれると、戦略が面白くなりそう。
 立派なことを言っているようで、しかし無茶な理屈のソレスタルビーイングのボスは、どう見ても悪役顔。
だから、「実はボスは少年ガンダム乗り達の意志に反し、悪事を企んでいた」とすると「見た目通り」になってしまうため、意外と「ヒューマニスト、かつ高邁なる理想主義者」であって欲しいところ。
現実を無視して理想へと進もうとする行為その物が、もう「悪」か。

 二話以降、本当に物語が動き始めてからに、期待。
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『ULTRASEVEN X』01.「DREAM」

 『ウルトラセブン』は、数あるウルトラシリーズの中でも、思い入れのあるファンが多いからか、オリジナルビデオ企画が かなり長く続けられるなど、幾度もの復活を遂げている作品。
 今回は、テレビシリーズとして作られ、モロボシ・ダンが主人公ではなく、セブンのデザインを見直すなど、様々な変更が成されている。
 …そんなに変えるなら、何も『セブン』じゃなくて良いようなものだけど……
ネームバリュー故に企画が通りやすいことと、オリジナル作品との関係が、今回のシリーズを貫く「謎」になって行くようなので、必要なのかな。

 ダークな印象がある大都会、記憶を失っているらしい主人公・ジンの視点から、物語は始まる。
 「記憶喪失」というのは何をするにも便利な設定だが、ジンはどの程度、自己を認識できているのか分かり辛い。
 何も覚えていない、にしては、女に促されるやビルの高層階から躊躇いもなく飛び降りるし、無傷で着地した自分に驚く風もない。
属する組織について、ほとんど情報がなくても指令に従うし、善・悪どちらかまだ不明確な(街は壊していたけど)宇宙人を、逃げる宇宙船まで破壊して皆殺し。

 これらを、「意図された通りの、いずれ全てに納得がいく説明のある違和感」と捉えるべきか、「単に抜けた作品」と考えれば良いのか、どうも分からない。
 後者でないことを祈りたいが…全体に語り口は巧くないと思え…
 セブンは、「地球人と合体する・地球人がベース」というパターンが多いウルトラ族の中で、珍しく「地球人の姿を借りているだけで、全くの宇宙人」だから、セブンとして記憶喪失になっている、と考えると、無茶に思える行動や「宇宙人皆殺し」行動も理解できるかな。

 『ウルトラセブン』の魅力は、「どうやっても子供っぽくしかならない話」を、才能ある大人達が、その絶頂期に、よってたかって「大真面目なSF作品」として作り上げようとし、結果としてダークでハードな部分まで含む物語になった事、だと思う。
 ダークさを気取り、無闇にハードっぽい雰囲気で物語れば『セブン』になる、と思うのは間違いなんだけど。

 まあ、『メビウス』も第一話から絶賛できる内容だった訳で無し、話数の進行と共に面白くなってくれれば、文句ない。
 公式ページ予告ムービーの、敵の手に取られたアイスラッガーを、キックで相手の体へと蹴り込んで倒すセブン、といった「おお!」と思わされるアクションも、まだ出て来ていないし。
 『メビウス』『マックス』と、ハズレのない作品を続けざまに放っている(問題作『ネクサス』にも好きなところは多い)円谷プロを信用して、先の展開に期待。
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『灼眼のシャナⅡ』01.「再びの刻」

 UHFで放送された第一期の続編。
 地上波で再開するにあたり、何となくこれまでを振り返らせる能力を発動する徒が現れたのは、親切。
 どうせなら、主人公とシャナの出会いから見せると、より分かり易くなったような。
三角関係より、シャナの基本設定を理解してもらうことの方が大事なはず。
…いや、そうでもないのかな。
 キャラの魅力の方が、ヤヤコシイ設定に勝る?

 前作を見ていないヨメが、主人公とシャナは何か特別な関係にあることとか、「妖怪退治」みたいな行為をしているらしいことを理解できており、それだけ分かれば作品を楽しむに支障ない気も。
 もっと極端に言うと、「シャナがツンデレ」という、ここさえ抑えていれば、他のモロモロは全部切り捨てても、まあ さしたる問題は(笑)。
 そうなると、難しい特殊設定ワードが頻出する第一期冒頭で、取っつきづらいなーと思いながら、苦労して見ていた自分って一体何だったのか、と思わないでもない。

 作画レベルは高く、女の子が可愛く描けている。
 今期はどういう物語が展開されるのか、ボチボチと見ていきたい。
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『ナイトウィザード The ANIMATION』01.「月匣 ~紅き月、碧き瞳~」

 「わたくしのお願いに“はい”か“イエス”でお返事してください」
という、美少女の無茶苦茶なセリフから始まる、無茶な作品。
 この一言で、女の子の性格や相手との関係を表し、コミカルでもあって作品全体のイメージを決定づけ、ツカミとしては なかなか上手いと思う。

 宇宙?から落とされ、大気圏突入して地表のモンスター軍団上に落下し、そのまま大剣を振り回し敵を殲滅する男の子…
 スーパーマン並の無敵超人ぶりで楽しくはあるんだけど、これで今後、「強敵に ぶつかり苦戦」なんて事があっても、納得できるかどうか。

 そういう彼について、掘り下げる間もなく、転校生少女・エリスが登場。
 強引に彼女を天文部に入れてしまう、曰くありげな上級生。
 エリスに起こる異常事態、モンスターとのバトル…
 新しい事件が急ぎ足で起き、設定に納得したり面白く感じる暇が無いため、ただ画面が流れていくのを眺めるだけ、になってしまう。
 正直なところ、どれも見たことがある(男の子のデタラメ過ぎる能力以外)、この手の作品では お馴染みの物ばかりなので、視聴者を「当事者」として物語に引き込む努力無しでは、「よくある話」以上になり辛い。

 第一話が、詰め込んだ内容にナリガチなのは仕方ない。
次回以降、腰を落ち着けて、あるいは より「無茶」を暴走させて、物語やキャラクターの魅力を紡いでくれるよう、期待。
 しばらく様子見。
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