オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

映画『鉄人28号 白昼の残月』

 BSで放送された映画『鉄人28号 白昼の残月』を見る。
 監督は、テレビシリーズと同じく今川 泰宏。

 作り方が同じなので、テレビシリーズが好きだった人は満足できる内容だと思う。
当然ながら、満足できていなかった人は、これにも満足できない。
 個人的に、せっかく劇場版なので、「無茶苦茶強いぞ鉄人!」とか「イカスぞ正太郎!」といったカタルシス方向を期待していたため、気持ちが満たされることはなかった。

 「戦争が残す深い傷痕」は、もう『鉄人』においては、十分描いたんじゃなかろうか、ぼちぼち別の切り口を見せてくれても……
と、本気で思うんだけど、これは、友人が『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』を見た感想として「もうシンジがウジウジするのには飽きた、いつまで同じ事やってんだよ、もっとスッキリした内容にしろよ」と文句を言って…それに自分は「そこが『エヴァ』のアイデンティティーであって、無くしたら別の作品になっちゃうでしょ」と答えた、そういう事なんだろうな。

 謎の解き方とか、かなり無茶だけど、謎解きが主題の作品でも無いので構わないか。
 テレビと同じキャラクターが、設定を違えて何気なく出てくるため、最初ちょっと混乱。
 鉄人が全開パワーを発揮するシーンは、大変に楽しかった。
懐かしい気持ちにさせられる風景が心地良く、力業の演出にラストは巻き込まれもしたので、見て損な作品だとは思わない。
 ただ…次があるなら、「太陽の使者」の方のコンセプトで『鉄人』を見せてくれないだろうか。
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『RD 潜脳調査室』04.「欲望の環礁」

 波留、電脳ダイブを行ったのは、老人になってからが初めてだった?
それにしては非常に慣れた様子で。
 「潜る」という意味では海も電脳空間の中も同じ、という概念ではあろうけど、現実世界と まるで違う部分を見せ、波留に戸惑わせた方が、分かり易かったかな。

 波留とミナモが深い信頼関係で結ばれている、というのも、これまで示されてきたエピソードのみでは不足。
長い時間を経ても、波留と久島は友情や信頼を維持していると思え、それなら彼らだけでバディを組んでも良さそうなもの。
 浦島太郎の気持ちになっている波留の孤独と、そのギャップを飛び越えてイキナリ彼の心へと飛び込んでくるミナモ、そこいらをもう少し時間を掛けて演出して欲しかった。
 まあ、バディになったこれから、描いていく事になるのだろうが。

 前回、深層部まで潜った波留をミナモが呼び戻す、というシーンで、具体的に彼女が どういう役に立ったのか、よく分からず。
「安心・安全」というのがキーワードだったみたいだけど、それもどういう重みがあったのか…
 潜ったまま死んでも良いぐらいの気持ちになっていた波留に、「無事 帰ってくるのを待っている人が居る」と知らせ、任務を果たし生還する事こそがダイバーにとって最重要事項、と思い出させたのかな。
 ミナモの、風と話が出来る超自然的な力が、デジタルな電脳空間を越えて波留に「想い」を届かせても いる?

 ミナモの呼び声が「光」となって波留を導く…というような演出があれば親切なのに、と思えば、今回、そういう絵作りが成されていた。
「ブレインダウン」という用語の意味が次の回で説明されたり、当然のように波留が行っていた電脳ダイブが実は初体験だと後で言われたり…少し先まで見ないと理解が難しい作品。
 いや、何度も言うけど、「士郎正宗作品」と考えれば、こんなもの難しくも何ともないレベルなんだけど。

 波留とミナモを大仰に連れ去った飛行機だが、割とすぐ近くに降りていた。
ミナモが友達と会いにチョイと帰り、駆け足で戻ってこられるぐらいの距離。
 …潜水艇はともかく飛行機は必要ないだろ、エネルギーの無駄遣いだなあ。
機体から人が乗る部分のみ切り離され、そのまま海に潜っていくギミックは楽しかったけども。
 波留の介護用?として、無駄に強力な戦闘力を持つアンドロイド(後々有用になるのは当然として、現状では無駄)を付けていたり…ちょっと過剰な事をしたがるのが久島の個性?(^ ^)
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『ファイアボール』04.「セントエルモの火」

 毎度同じ二体のロボットによる会話劇だけど、混ぜられた情報により、彼らが住む街の外には砂漠が広がっており、そこに人類軍が居て、人類とロボットは敵対状態にある、という事が分かった。
 結構シリアスな世界設定がある?

 内容は それと何の関係もなく、お嬢様ロボットがワガママによって電波メッセージ送信を嫌がり、アナログな方法で手紙を出している事について、執事ロボットが意見する、というもの。
 お嬢様がお友達と目論む「パジャマパーティー(服着てないような…外装を取り替えるのか?)」「芋煮会」という突飛な思いつきに、いちいちリアクションを取る執事ロボが可笑しい。
数分の番組中、何回も笑わされてしまった。
 意外と面白いなあ。
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『紅 kure-nai』04.「才物」

 見ていてずっと抱いてきた疑問…視聴者としてのツッコミの、「主人公は何で、依頼を受けて女の子を預かっておきながら、ボロアパートに置き去りにするような無警戒すぎるマネが出来るんだろう」という事について、登場キャラクターが直接彼にそういった言葉をぶつけてくれたんで、随分スッとした。
 劇中でそれにハッキリした答えが示された訳ではないが(回想から推測できなくもないけど)、「ここは疑問に思うだろうな」という事ぐらい作り手側も理解してやっている、と分かっただけで、見続けるのに気が楽。

 この作品は、「一人暮らしの男の子の元に、少々浮世離れした美少女が現れ、一緒に暮らすことになる」という、萌え物の基本パターンに沿った作り方をしている。
まあ、相手は つるぺたの幼女だけど。
 それにしても、可愛い顔立ちには描かれているのだし、「銭湯で共に男湯に入る」なんてシーンでは、もう少しぐらい「どきどき」「サービス」を感じさせそうなもの。
しかし、コレが皆無。
 幼女・紫の挙動や体のラインから、徹底して、丁寧に色気や媚びを排除してある、その努力による。

 銭湯で、「紫が男湯に入るのを僅かでも嫌がる」「紫を男湯に入れる事について、主人公がホンの少しでも躊躇いを憶える」「頭や体を洗う際に触れる紫の体の、小ささ柔らかさを主人公が実感」「紫を『ウルサイ子供』以外の(性的でなく、可愛い子だなー、だけであっても)目で見る他の客」といった演出が加えられれば、うっかり「萌え」や「ドキドキ」に繋がってしまったと思う。
 それらを一切排し、あくまで「子供」に描き続けるのは、大変。
 媚びた作品にしたくないという、制作者の強い意志があるのか。
この作品では、他のキャラクター達からも「色気」は感じられないので、そういう作風を持ったスタッフの仕事だという事か。
 でも…この監督の代表作は『ローゼンメイデン』なんだけど。
問題作の『RED GARDEN』も作っていて…うーん、極端だなあ。

 紫を主人公に預けた紅香の気持ちや、主人公の謎の一端が見えてくる事で、物語が随分と分かり易くなった。
 まだ先は読めないけれど、面白くなっていくと良いなあ。
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『狂乱家族日記』02.「宴の時間は終わらない」

 一家の中で唯一マトモそうな長女だが、転入した学校でイジメられてしまう。
 その解決法が、一家の狂言芝居で長女をクラスの救世主・スーパーヒロインに仕立て上げる事、というのは凶華が思い付いたデタラメな計画だから良いとしても、それを長女は抵抗無く受け入れ、しかも問題なく成功してクラスに溶け込んでしまう…これで正しいのかどうか。
 せめて主人公ぐらい、「そんな適当なウソの上には本当の友達なんて出来ない」と反発すべきだったような。

 「泣いた赤鬼」パターンなので、構わない?
 しかし…それならイジメられる当事者が、恐ろしげな外見をしている二男・三男であるか、前半で長女がイジメられている様子を見ながらも家族が「自分達の力で介入するとクラスの子供達を殺してしまう」と自制するシリアス気味のシーンが無く、全編 暴走の馬鹿話で終わらせてくれた方が乗りやすかったんだけど。

 一家そのものが全員承知の「ウソ」を前提に成り立っているため、まず「ウソ」をついて友達の形式を整えることにも抵抗がなかった、という事か。
 「ウソの家族が、やがて本当の絆で結ばれていく」作品のテーマ(…だろうと思う)に沿った話だったのか、とは思うけど、タメが少なく解決は呆気ないし、上手く笑いのオブラートに包んで飲み込み易くしてくれた訳でもないため、ギャグ作品としても、ちょっと お手軽に感じられてしまう。
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『ファイアーボール』01.

公式サイト

 ディズニーが、日本のスタッフで制作した、3DCGアニメ。
 ロボットのお嬢様と執事の、二人(執事は全く人間の姿をしていないが)しか出てこない。
 3Dモデルその物は良い出来だと思うけど、動きを付けるのが大変だったのか、手描きアニメと同じように「必要な時以外は止まっている」。
ディズニーの、ずーっと動きまくる劇場版3Dを思っていると違和感があるが、まあ これはこれでメリハリが付いていると言えるのかな。

 何しろ本編が二分間ぐらいしかないので、内容、と言えるほどの物はなく、お嬢様・ドロッセルが頭に付けてみたユニットが、飛行ユニットかと思えばお洒落ユニットかと諦めていればやっぱり飛びました、という、何というか他愛もないもの。
 ドロッセル、お尻の辺りがカクカクしたデザインなのは、個人的に残念。
ここの処理が もうちょっと上手く成されていれば、機械の色っぽさも出せたかと…いや、本当のメカ好きにとってはこのラインこそ たまらない?
 ディズニーアニメにそういう期待をする方が間違いか。

 次回も必ず見たい、というものではないけど、放送時間の短さから気楽~にチェックできそうなので、しばらく見てみるかな。
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『図書館戦争』02.「図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)」

 男性新人隊員とヒロインが、隊に馴染んでいく過程。
 野外訓練でクマにパンチを食らわす辺りは大笑いで、オモロイなあと平和に思っているばかりだったが…
 うわー、イキナリ図書館を舞台に本気の銃撃戦が繰り広げられるとは。
剣呑な世界だ、という事は分かっていたはずだけど、それでも、ここまで現実と隔絶した状況を見せられると、驚くやらコワイやら違和感やら。

 「こうまでして図書を守らなきゃならんものか」と思うのは、平和ニッポンの暮らしにボケているから、なんだろうな。
同様に「こうまでして図書を奪わなきゃならんのか」とも言える訳で。
 国家による情報の統制が恐ろしいことは、リアルタイムでも、ええとええと、某国を見ていて思うこと。

 しかし規制側。
 問題の書籍が貸し出し可能な物であれば、自分達が身分証を偽装して、あるいはその土地に住む国家機関関係者(または検閲支持者)に要請して本を借りてきてもらい、そのまま処分する地味な方法も有り得るかと。
 貸し出す相手への審査は厳格を極める・本を返さなかった場合には重いペナルティーが課される・いっそ国会図書館のように館外への持ち出しは禁止 等々、防衛策が取られているのだろうか。

 事前に警告が出され、銃撃戦に巻き込まれて民間人の死者が出る、なんて事は滅多に無いんだろうけど…それでも、親なら子供に「図書館なんて危険なところに行っちゃダメ」と注意するかも。
 この後、平和を取り戻した図書館で、銃弾による穴が空いた廊下やドアを前にして、利用者は何を思うのだろう。
「自由な知識を得るための代償の高さ」か、「図書館ってコワい」か。
 これで、図書館から国民の足が遠のけば、国家の意図通り。

 わざわざ屋上から地上に降りるヒロインの行動が、不思議。
高所から接近者を狙い撃った方が有利に思える。
 狙撃に適した銃を持っていなかった?
 「何よりも本が大事」な世界では、本って「物」ではなく例えば「子供(貴重な知識を伝承する老人の方がイメージか)」みたいなもので、流れ弾でも当たっては取り返しが付かないと考え、隊員が体を張って庇うのは当然なのか。
 国会図書館の書庫は、図書館員の命より書籍を守ること優先に作られている…というような事を久世 番子先生が単行本「番線」で(ギャグで)描いていた、あんな感じかなあ。
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『RD 潜脳調査室』02.「少女」

 緊急事態に見舞われた島で、老主人公と少女が頑張る…という引きが先週なされたと思ったのに、あれ?一回見逃した?と思うぐらい、関係ない二話目の導入部。
 ああ、少女…ミナモの幼少時を見せて、彼女の家庭環境と、持つ不思議な感覚と、老主人公との意外な縁を描いたのか。
 風を読む力(感覚が鋭敏?)は、今後、何か意味を持ってくるんだろうか。
電脳的な老主人公と、自然を相手にする少女の能力で、対比になっている?
現実では体が動かない老人・若い体で元気いっぱい走り回るミナモ、という所は、既に対照的。

 真理、長い眠りから目覚めれば老人になっており、体の自由が効かず、世界も激変している、パニックになって不思議無い…なって当然の状況だろうに、すっかり落ち着いている上、言葉遣いまで「老人として不自然ではない物」になっているのは、覚醒から現在までかなり長い時間が経っている、という事だろうか。
言葉遣いについては、電脳空間で若い体になり行動する時には、また年齢に応じた話し方に変わっていると思え、それからすると「驚異的な適応能力の持ち主」と考えるべきか。
 電脳ダイバー能力が相当に高そうなのは、もう何度も任務をこなしているから?
 誰も驚いたり疑問を感じることなく、淡々と電脳ダイブをこなしていくので、示される概念 全てを理解できたとは言えず。
といっても、「士郎正宗作品」と考えると、まだ分かり易すぎるぐらいだけど。

 作画は、これに注文を付けるなど贅沢に過ぎると思いつつ、一話目の過剰なほど柔らかそうなボディーラインの捉え方に比べると、物足りない。
「お肉」の描写に思い入れ無く描くと、女性キャラの一部が「ただ横幅の広い子」になってしまいそうで、ちと不安。
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お仕事…

 とりあえず新番組ラッシュは一段落付いたのかな。

 『仮面のメイドガイ』は、二話目も面白かった。
 「胸の大きい女性は頭が悪い」という根も葉もない悪口をネタ元にして、「だったら胸を小さくすれば頭が良くなるのか」と逆転の発想を見せるのに、感心。
 コガラシが耳にケーブルを繋いでプリンターを動かしてみせる、このネタも単品で終わらせず、「自分とヒロインの耳をケーブルで直結し、数学知識を流し込む」「しかしヒロインの脳容量が少なすぎ、反対の耳から何か溢れ出し始める」と見事 広げるのにも、感心と爆笑。
 今期のギャグ作品としては、ダントツのトップだろう。

 などと言っている場合では既に無く、ゴールデンウィークを控え、前倒し進行の始まり。
 金曜日ぐらいまで、更新は不定期になると思われます、ご了承を。
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『純情ロマンチカ』01.「事実は小説よりも奇なり」

公式サイト

 原作未読。
 作画は素晴らしく良くて、男の子達が美しく描けている。
 ええと…それぐらい。

 実は、一話の半分ぐらいしか見ていないため、内容について どうこう言える立場ではなく。
 ボーイズラブ作品でも、それを色合い程度に留め、何か他に描きたい物がある「ように見せてある」なら、いや、真正面から描いてあっても男性視聴者に いくらか配慮して作ってくれているなら、何とか見られない事はないんだけど、こうまで敷居が高い描き方だと、厳しい。

 年上の男に力ずくで、手で、一本抜かれてしまう少年…という描写、UHFとはいえ やっても構わないんだ。
それなら、男が少女に同様のご無体を働くのもオッケー?
…こちらはどこかから怒られそうなのが不思議。
 この「暴行」の後、男と少年は、何気なくリビングに座って話をしている。
えー?そんな風になる?
少年には、元からそういう素養があった、という事なのか。
ボーイズラブ好きにとって楽しい世界を描いているんだから、つまらない常識を持ち出すな、か。

 前も書いたかと思うけど…友人男性が仕事としてボーイズラブ作品のプロットを考え、男同士が惹かれ合う理由として「年上の男性の方が、もう一人の亡くなった兄に似ていて、そこからまず憧れが生まれ、やがて愛に…」というような理由付けを出したところ、担当者に「あ、こういうのは要らない」と一蹴され、「男が二人居る、そしたらもうお互い好き!それ以上は必要ない。読者も気にしない。それがボーイズラブ」と言われ、絶句したという話があり(単にこの担当者が偏見の塊だった可能性も)。
 いや、他ジャンルの事は言えず、男性向けエロ作品でも、我ながら無茶だと思いつつ余計なリアルや段取りを省き、「夢」を描くのは毎度の事なので。

 自分のような人間に向けて作られた作品ではない。
それは決して「出来が悪い」事を意味しない。
 視聴終了。
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