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『ストライクウィッチーズ』10.「信じてほしい」

 人間型ネウロイと接触した芳佳は、ただ恐ろしい敵とばかりは思えないその行動に何かを感じ、攻撃を躊躇うが、彼女を助けようとやってきた坂本少佐は撃墜され、生死の境をさまよう…
 物語開始当初、戦いを嫌い銃器を手に取ることさえ嫌がった芳佳だが、「人間味」を感じない敵に対し、次第に攻撃する事への忌避館が薄れ、ここしばらくは戦士としての成長を描くストーリーになっており、最初の設定は無駄だったかなあと思っていた。
なるほど、人類の宿敵であるネウロイとも分かり合える素養を、強く持つ少女という事で、こういう展開に持っていくための伏線だったのか。

 軍にとっては勿論、ネウロイへの怨みを抱えていたりする他のウィッチーズにとっても、敵と接触しながら攻撃せず(されず)、味方を危機に陥れた芳佳への疑惑は、あるべき。
 なのに、どうにか軍法会議を免れた途端、「みんなでお風呂」になってしまうのが、この作品らしさ。
 普段から下半身をほぼ露出し、視聴者サービスを…いや、余計な衣服で魔法力を遮断しないよう暮らしている彼女達にとって、全裸で居られる浴場は最も自らの、そして相手の力を感じ取れる場であり、「芳佳が裏切った」「敵により洗脳されている」といった事実が、もしあった場合も読み取りやすいから……とか。
 殊更にはしゃいで見せ、疑念を持たれて当然の芳佳をより深くまで受け入れようとする、仲間達の気持ち良さを受け取るべきなんだろうけど。

 ネウロイは最初から、人類の文明を模倣して、攻撃してきている。
元々は平和な種族だったモノが、最初に人類からの「悪意」を受け、それをそのまま返す形で侵略行動を行っている、とすると、物語ラストまでの道筋が見えやすい。
 ウィッチーズを遙かに超える戦闘兵器を、軍は繰り出してきたが、これも模倣され、より攻撃力を増したネウロイとなって返ってくるのかな。
血を吐きながら続ける悲しいマラソン、というヤツで。

 坂本に重傷を負わせる原因を作った芳佳に怒りを感じながら、しかし治療力の未熟さにくじけかかる彼女を叱咤激励し、その懸命な行動を評価もしてみせる…なかなかフクザツな内面を覗かせるぺリーヌが可愛い。
 芳佳に対するぺリーヌからの糾弾に堂々と立ち向かい、どれだけの重罪になるか分からない芳佳の単独行動に躊躇いなく同行しようとする…親友を得たことで当初の気の弱さから遙かな成長を見せるリネットも、泣かせる。
 人数が多すぎ、まだよく把握できない女の子も居るけど、少なくともメインキャラの捉え方は非常に確かな作品。
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