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『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』08.「型破りなジェダイ」

 ジェダイが一人も登場せず、パドメとC-3PO、ジャー・ジャー・ビンクスで見せるアクション編。
 このテレビシリーズは、キャラクターを非常に有効に、有能に描いているため、うっかりと「実はジャー・ジャー・ビンクスも ただのアホではない」としてしまうんじゃないかと心配(?)したが、突き抜けた使えない奴ぶりが嫌ほど健在で、安心(?)。
さすがに、最終的には同じ水棲生物としての縁なのか巨大モンスターが手を貸してくれて、どうにか格好が付いたけど。

 パドメの船をスクラップにしてしまうジャー・ジャーの馬鹿さには、ちょっと笑ってしまう。
 しかし、「徹底して物語の足を引っ張るキャラクター」で居させ続けるのも、大変じゃなかろうか。
作品世界の創造主であるルーカスが そう設定している限り、勝手に、賢く、有益な存在に変える訳にもいかないのだろうが。

映画『パニッシャー』

 地上波で放送された映画『パニッシャー』を見る。
 『アルマゲドン』『ダイハード3』の脚本を手掛けたジョナサン・ヘンズリーが監督。
 復讐に燃えるFBI捜査官の孤独な戦い。
 以前に衛星で、一度鑑賞済み。
 出番はそう多くないけれど…ロイ・シャイダーが見られ、それだけでも嬉しい。
老齢に達して なお力強く、頼りになりそうな彼を、主人公にしても良かったぐらい。

 家族が襲撃に遭い、全てを失う主人公、という所までは、普通に見られる。
が…その復讐が始まると、真面目にやっているのかどうか疑ってしまうような所が多々。
 主人公は、自分が死んだと思われている利点を最大限使い、実体を見せず敵を処刑していくものだと思えば、早早にマスコミの前に姿を現してしまう。
 捕まえた男の口を割らせようと主人公が行う、背中をバーナーで焼く拷問と思わせて実は焼肉しているシーンに、爆笑。
 悪の組織に仕掛ける大ネタも、ボスのヨメ周辺に細々と仕掛けをして組織内に浮気疑惑での いがみ合いを発生させる、手間が掛かる割にセコい作戦。
 フツーにバイオレンスな内容で良かったんじゃなかろうか(ラストは結局そうなるのだし)。
知恵を使って追い詰める主人公…に したかったのかな。

 主人公が潜伏する(敵にバレてるけど)貧乏アパートの住人達とか、薄い緊張感を更に削ぐ役割しか果たしていないけど、結構 好き。
頑丈なだけの馬鹿ロシア人殺し屋も、楽しい。
 全体に、子供のイタズラみたいな話を真面目に撮った内容で、良い出来だとは言い難いが、憎めない。

『こんにちは アン ~Before Green Gables』07.「木枯らしとバラの花」

 決して悪くない、頑張っている内容だと思うけれど、MXで放送中のオリジナル『赤毛のアン』と並べて見てしまうと、どうしても物足りなさが残る。
良くも悪くも「普通」だというか。
 今回の、老婆・ミントンが抱える孤独と喪失感、それをアンが埋めていく描写にしても、余りに通り一遍であり、深みや味わいに欠けてしまう。
 ちょっと駆け足にドラマを消化しているようにも思えるし。
…オリジナル・アニメ版『アン』の進行ペースが、驚くぐらい ゆっくりだ、というせいもあろうか。

 とはいえ、頑固なバアさんの懐に飛び込むのが昔から上手かったアンの様子は楽しく、エリーザを娶っていったロジャーの、金持ちである自分の境遇に甘えない正しさ、「幸せにして上げる」ではなく「僕と一緒に苦労をしてくれないか」とでも言いたげな態度は男として中々格好良く感じられ、見所が無くはないんだけど。
 あともう一歩の踏み込みがあれば。
その一歩は、作品のレベルを まるで変えてしまう大きな一歩であり、誰にでも踏み出せるものではないのだろうが。

『涼宮ハルヒの憂鬱』07.「涼宮ハルヒの退屈」

 時系列順の放送だから よく分かる、伏線とか、キャラクター心理の変遷。
 本放送時、何となく見過ごしてしまった「みくるの髪をポニーテールにしようとしてやめるハルヒ」というシーンは、前回、「ポニーテール萌えだ」と言ったキョンの言葉の影響から、だったのか。
 自我を崩壊させかねないような前回の事件を経ても、まるでハルヒの態度が変わらないのは、あれを単に「夢だった」と割り切っているからなのかな。
キョンの「献身的行動」により、日常に帰る事を望んだハルヒ自身の深層心理が、その日常を危うくしかねない異常な記憶を消し去ってしまった、とも考えられるけど。
 そういう あやふやな記憶に基づくポニーテール嗜好情報だろうに、ハルヒが強く気に留めているのは、キョンへの気持ちを窺わせて微笑ましい。

 ハルヒのキャラクター性や設定が余りにも強烈なので、そう捉えて良いか分からなくもなってしまうが、この作品は、キョンという冴えない主人公少年に対し、「宇宙人(?)・低血圧無表情少女」「未来人・巨乳おっとり少女」「超能力者(男だけど)」と、加えて「神に等しい無意識の力を持つ・ツンデレ少女」が想いを寄せてくる、ハーレム構造だと考えられる訳ね。
 そう思えば、この構造の中で一番楽しい境遇にいるのはキョンであり(一番シンドイ思いもしているにせよ)、やっぱり「この宇宙の中心にいるのはキョン」かと。
 ただ、今回の野球エピソードで、棄権を申し出るキョンに対しハルヒは「あんたがそれで良いなら私も良い」というような事を言っており、「キョンへの配慮」が感じられたりするので、彼が全ての中心にいる事を望んだハルヒにより、彼の立ち位置が定められているだけ、とも考えられるか。
ヒネた態度や知性からすると意外な程、ハルヒは純真で子供っぽかったりするため、「好きな相手は特別であって欲しい」気持ちが、キョンを中心に置いているかのような宇宙の構造を作り上げている可能性も。

映画『ベオウルフ/呪われし勇者』

 衛星で放送された映画『ベオウルフ/呪われし勇者』を見る。
 『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキス監督による、CGアニメ。
アンソニー・ホプキンスやアンジェリーナ・ジョリーらが、外見を自身に似せられたキャラクターの声を担当している。

 原作となった叙事詩を知らず、そのため、予告編などから「英雄による化け物退治の冒険譚」なのだろうと思っていた。
そういう部分もありつつ、物語としては、人間の業に根ざす割合とシンドイ話。
 テーマを読み取りながら見るべきなんだろうけど、それと「面白さ」が直結しているとは感じられず。
特に、後半での戦いは、業を乗り越える(業に飲み込まれる)意味があるべきかと思うのに、派手なバトル方向に振れすぎていて、王の葛藤が伝わってこない。
「葛藤など無く、バケモノは倒すのが当たり前」で良いなら、テーマなど要らない訳だし。

 アンジェリーナ・ジョリーのキャラと見つめ合う(睨み合う)王の副官のカットが、分かったような分からんような。
これが映画全体を締めるラストカットで良いのかどうか。
 その辺は、日本で言えば「浦島太郎」や「かぐや姫」に多くを期待しすぎてしまうようなもので、見る側の問題なのかな。
雰囲気やバトルの迫力を楽しむ作品としては、別に悪くないと思うので。

 化け物退治を前に、何故か全裸になってうろつき回るベオウルフの股間を、ギリギリの所で酒瓶やら煙を用いて隠していく一連のシーンに、大笑い。
CGでやる事か!
 脱ぐ事に、「武器も防具も身につけず相手の油断を誘う」とか「化け物は悪意や敵意を見ているのであり、無防備な人間は見えない」といった理屈でも付いているのかと思えば、何も無く、「脱ぎたかったから」としか思えないのも凄い。
 ただ……そういう豪快で おバカさんなベオウルフのキャラクターが活きるテーマや展開ではなく、どうもチグハグな印象を受けてしまったが。

 アンジェリーナ・ジョリー・キャラクターは、危険な妖艶さに満ちており、野郎共が色香に迷っても無理ない。
 その「女」と「母性」、「包み込むような優しさ」と「自分以外の全てを切り捨てる非情さ」が入り交じった造形は素晴らしく、ここいらをもっと彫り込んでくれれば、好みだったかなあ。

『真マジンガー衝撃!Z編』07.「伝説!バードス島の機械獣!」

 兜十蔵が早めに死ぬ、と原作で決まっていて、良かった。
実際は、もっと早く、イキナリ死んじゃうんだけど…しかし この監督に好き放題やらせていたら、甲児を放り出してジジイが超絶の操縦テクニックで機械獣軍団を蹴散らしていたかも知れず、最悪の場合「素手で」巨大ロボットを薙ぎ倒していた恐れさえある。
 人間大好き、人間が一番強い、というのが今川監督の基本姿勢。
 今週も、マジンガーに「生身で対抗したあしゅら男爵」を「片手で押さえ込む女」が活躍。
この女とマジンガーがガチで戦ったらどちらが強いのか……きっと女の方なんだろうな。

 パイルダー紛失(?)により、鉄塊と化してしまうマジンガー。
語り始められる因縁入り組む昔話。
……悪いクセが出て来たなあ。
 まだアクション主体だし、「パワー溢れるキャラクターの無茶苦茶な戦いぶり」は永井豪の作風にも合っているため、楽しく見られているが、ここから「盛り上がらない方向への暴走」が始まると、キツい。

 もしかして、まだ同じ一晩の内?(間違い。二日目だそうです)
鉄仮面軍団は、短時間に、熱海を占拠して、一回撤退し、警官に扮装してまた再上陸したの?
 『24』以上の時間の濃密さ。
このままだと、第一話で見せられたDR.ヘルとの決戦まで、この夜の内に終えてしまうんじゃないかと思える程。
 永井豪作品では、『おいら女蛮』が、一日で やたら沢山の事件を起こす漫画だった事を思い出す。

『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』07.「ドロイドの決闘」

 行方不明になったR2-D2を、命令に違反してまで探すアナキン。
 「ジェダイにしては執着心が強すぎる」という事で、マイナス要因ともなろうが、強い信頼で結びついた人間とドロイドの関係は暖かく、嬉しい。
…不在中、代理ドロイドと組んでしまった事を言い辛そうにするアナキンと、機嫌を損ねたっぽいR2-D2の様子は、「友情」というよりか もっと深いモノに感じられて、変に可笑しかったが。

 その代理ドロイド、R3。
 恐ろしく使えないヤツで、何度もアナキンらに危険をもたらす。
R2が存在する有り難みを感じさせるための無能さだろう、と思ったが、それにしても極端。
 そういう彼(?)を、やたらに庇うアソーカの態度が不思議だったけど、まだ未熟なパダワンである自分の姿と重ね合わせていたのかな。
 彼女からの信任に応え、不出来なR3が見事な成長を遂げるクライマックスを期待して見れば……ちょっと意外な展開。

 思えば、ドゥークー伯爵麾下の部隊はドロイドが大半を占めているので、共和国軍よりも、ドロイドにとっては居心地が良いのかも。
使い捨てにされており、個体を大事に扱われるような事はないみたいだけど。
 非情さで言えば、貴重な情報を記憶したR2を取り戻すため、とはいえ、無謀にも思える戦闘にアソーカらを向かわせ、クローン兵数人の犠牲を出してしまうアナキンも、相当。
アナキンにとって、クローン兵の命など、ドロイド以下なのだろうか。
いや、クローンに限らず、普通の人間相手でも、こういう対応かな。

 体から出した折りたたみのアームで、分解された体を自分で組み立てるR2の有能さが、凄い。
タイマン勝負でも結構な戦闘力を見せ、今回は「R2-D2の格好良さ」がテーマだったのかと思わせる。
 強敵、グリーヴァス将軍を前に、不敵な笑みを浮かべるアソーカの表情も素晴らしく、相変わらず面白いなあ。

『バスカッシュ!』07.「ウイズイン・アウト・オブ」

 ギャラリーの熱狂を通して強引に盛り上げる展開。
それ自体は、上手いものだと思う。
 ただ…敵側が どの程度無理な(楽しくない)ルールを押し付けてきていて、主人公側が どれぐらいそこから逸脱した無茶をやっているのかが分かり辛く、語っている内容としては敵側の方が正しいとさえ感じられるので、少々入り込み辛い。

 「バスカッシュという競技の面白さ」を、まだ強烈に演出できていない(していない?)のが、一番の問題点。
 現実に存在するスポーツを題材にしても、何がその競技の魅力なのか、早い内に主張する事は必要不可欠。
ましてや、ロボットを使って行う架空のスポーツなのだから、どこが楽しく、どういう難しさがあり、主人公にはどのような才能と限界があって、どんな能力を持ったライバルと戦い何を要因として勝つ・負けるのか、特に作品立ち上げの段階では、繰り返し、分かりやすく、ドラマ中で感じ取らせていかないと。
 どうも、その辺りには余り興味がないように思える。
なら、「ロボット同士による集団殴り合い」ぐらい単純にしておく手もあったような。

『宇宙をかける少女』19.「閉じた迷宮」

 箱人間の設定が、久しぶりにクローズアップされた。
 集合体の中の個人になっているためか、再会した秋葉の呼びかけにも全く応えず、彼女を「危険な侵入者」扱いしてしまうハコ。
 その箱へと、秋葉が閉じ込められる事で、ようやく「箱とは何なのか」「入れられた人間はどのような状態になるのか」が描かれる事になるのだろう。
彼女が外に出てくる方法により、他大勢の人間達を助け出す事も出来そう。

 このアニメは、登場キャラクターが多いし、世界設定も大量に作ってあるのだと思う。
そのためか、テーマに向けて全体を絞り切れていない印象があり、キャラクターの個性や雰囲気を楽しむには良くとも、物語性は弱く感じられる。
 箱人間エピソードは、作品を貫く核となるのだろうか。

『シャングリ・ラ』06.「虚構戦線」

 登場していたキャラクター達の相互関係を ようやく把握でき、それらが交わり始める事で、ドラマとして見やすくなってきた。
 …けれども、今回の、炭素市場を舞台にした経済大変動(オロチによる襲撃)は、かなり分かり辛い。
「何を言っているのか全く分からない」程ではないにせよ、しっかり理解できたかどうかは自信なく、そのため面白かったとも感じられず。
 今後のドラマに大きな影響を与える(テーマとなる?)出来事だったのかも知れないが、だからこそ何とかもう少し分かりやすく演出して欲しかったなあ。
 経済絡みの、余り一般的ではない概念を映像化するのは、難しいのだろうけど。

 作画が崩れ気味なのは、厳しい。
修正が入るアップ時はともかく、ちょっとロングになると、身長の対比から おかしくなったりする。
 どうなれば終わる話なのか、まだ見通しが立たず。
特殊な世界の設定や、キャラクターそれぞれの立ち位置を、とにかく丁寧に…ゆっくり過ぎるぐらい…描いているようなので、それを活かす大きな展開が待っているのだろうとは思いつつ、現状 凄く面白かったり先を楽しみにさせる要素が薄く、ヒロイン魅力の弱さ(出所から始めるハッタリは強烈だったんだけど)もあって、ちと辛い。
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飛龍 乱

Author:飛龍 乱
HPはこちら。
ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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