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J・P・ホーガン死去

 『星を継ぐもの』のインパクトは、今でも忘れられない。
あの頃はSFはじめ小説をアホみたいに読んでいた、そういえばここ数年、マトモに読み通した小説なんて何冊あるだろう?と、ふと感慨。
 お疲れ様でした、ありがとうございました、安らかに。

『THIS IS "MY STAR WARS"』

 NHKBSで映画『スター・ウォーズ』が一挙放送される事を盛り上げるべく作られた特番、『THIS IS "MY STAR WARS"』を見る。
有名人が、このシリーズで自分の好きなポイントを語る、というもの。
 鴻上尚史の、「ミレニアム・ファルコンによる奇襲を受け、タイ・ファイターのコクピットで、見えるはずないのに斜め上を見上げるダース・ベイダー」という指摘に、笑う。
確かにそうだ。
でも、言われる通りこの嘘でカットが上手く繋がっており、編集の妙と言うべきか。
 山口晃による、「反重力が普遍化している世界なのに、宇宙船出入り口は油圧ジャッキで開閉してる」も、ああなるほど。
まあ色々な技術が混在しているから。

 それぞれ拘りのある人達の語りは楽しかったが、歌舞伎の市川ナントカいう人、あの人には何でインタビュー撮ったの?
「ジャバがカエルみたいなの食べた所だけ憶えてる」ぐらいの記憶しかなく、別段『スター・ウォーズ』を好きですらないだろ。
 この番組への出演は、この人にとっても得な事などありえず、出演者をチョイスする際もう少し考えて欲しかったなあ。

『戦国BASARA弐』01.「乱世再び!裂界武帝・豊臣秀吉降臨!」

 パワーで押し切る痛快デタラメ戦国アニメ、第二期。
 今期は、秀吉が最強の敵になるのかな。
何となく小さいイメージがある秀吉を巨人に描いてしまう、相変わらず史実に囚われない自由さが愉快。
 側に付いている謎の美形は、てっきり三成だとばかり思っていれば、竹中半兵衛なのね。

 第一期を経たせいなのか、武将同士が戦っている最中、互いにニヤリと笑みを交わすシーンが多く、「武道のライバル」然としていて、殺すか殺されるかの戦国時代気分は薄いけど、それは前シーズンからそうか。
 秀吉を倒すため、確執(あったっけ?)を乗り越え、また有名武将達が連合を組むことになるのだろう。

 作画は良好。
 馬鹿馬鹿しさも相変わらず好調。
 頭をカラッポにして眺めていきたい。

『MM9』01.

 山本弘原作による小説を実写映像化した、特撮作品。
 原作者は、と学会による『トンデモ本の世界』シリーズが有名。
その辺りは既読なんだけど、小説作品は未読。
 映像化シリーズは、総監督を樋口真嗣が務め、脚本を伊藤和典が手掛ける、『ガメラ』が想起される布陣。

 怪獣が災害として存在している世界、その対策(退治ではない)を気象庁が受け持っている、そこで働く人々を中心に据えたコメディー。
 気の短い人は前半で視聴を止めてしまうかも知れないなあ、というぐらい緩い導入。
そこまでだと、多少は前知識が無い限り、どういう系統の作品が始まったのかも分からないだろう。
 キャラが馴染んでくればまた別だろうが…コメディーとしてもそんなに楽しくない出来なのは、残念。

 後半、怪獣の存在が現れてくると、ようやく面白くなってくる。
 砂浜に付けられた怪獣の痕跡は、町の破壊などを伴わず地味である分、妙にリアルで良い出来。
 さあ、ここから怪獣への対策が立てられ街を守るため主人公達の活躍が始まるのか…と思えば、そういう事はなく、怪獣の卵盗難事件の捜査、というコレまた地味~な展開。
 一応はカーアクション?があり、事件の解決があって、それはそれで楽しく見られはしたけれど、やっぱり「怪獣を扱う物語」としてはツカミが弱いような。
似て感じられる『パトレイバー』でも、第一話はレイバー犯罪に対し活躍する警視庁レイバー、という分かり易い図式を見せていた訳で。

 面白くなっていくことを期待して、視聴継続。

映画『GOEMON』

 衛星で映画『GOEMON』を見る。
 『CASSHERN』の紀里谷和明監督。

 小判を盗み出して屋根の上から播き、五右衛門が「絶景絶景~」と言う辺りまでは、元気が良くて楽しげで、別に悪くないんじゃないかと思ったけど……
映画が進めば進むほど、「特に何も描きたくない映画」だというのが明らかになってきて、集中力を欠いてしまう。
 ご立派なテーマなんて無くても、五右衛門がやたらに強いところをカタルシスに据えたエンターテイメント、で構わないのだが。
それも実現できていないのが困りもの。

 殺気に満ちた無数の兵士達を踏んづけつつ、ヒョイヒョイと一跳び数十メートル移動できる超絶の体力を持っている五右衛門なのに、あるカットでは突然、市民にジャマされてまるで歩けなくなってしまう、この「悪い・不快な」御都合主義。
しかも、ジャマされて辿り着けなかった結果、悲惨な事態を生じさせ、クライマックスの大殺戮(また生じたスーパー・パワーで数十メートルを飛び越しつつ)に繋げて行くものだから、まるっきり感情移入できない。
 こんな露骨に作者の都合を見せちゃイケナイなあ。

 キャラクター達が全員、作者の思惑だけで動かされており、生きた人間という気がしない。
秀吉も三成も、別段オリジナル設定にして構わないけれど、史実…せめて大河ドラマの一本でも見て、その魅力を僅かでも見習ってはどうか。
 「そういうこと」を描いている・描けている映画ではないのに、ラストで五右衛門がテーマ然とした事を語り出すのにも困惑。

 安っぽい所は多いにせよ、CGを多用したアクションなんか割合楽しげに演出できていたと思う。
 嘘戦国時代の風景は美しく、服装デザインも華麗。
 『CASSHERN』と同じような感想になってしまうが、画面の作り方は上手い監督さんなのに…
優秀なプロデューサーや脚本家が付いて、無制限な自由を許さないよう後ろから羽交い締めにした上で撮らせると、良いモノが出来るかも知れない。
恐らく、それじゃ映画を作る気力が湧いてこないタイプの監督じゃないかと思うけど。
 余り期待せず見始めたので、失望も特には無く、残念ながら想定内の、貴重な時間を費やしてまでは見る価値のない映画。

『屍鬼』01.「第遺血話」

 原作小説は未読、原作漫画は単行本一巻を買ったままになっており、アニメ視聴後に読んだ。
 比べると、アニメでは削られているところ──それは必要そうだったりホラーな雰囲気を増していたりもしたのだけれど──が結構多い。
ただ、アニメだけを見ていた時点では特に不足を感じなかったから、それはそれでまとまった第一話だったのだろう。
 ヒロイン…かと思われた恵の視点を強調し、他の情報を大幅に制限した内容、かな。

 田舎を舞台にしており、猟奇的な事件が起きる、という所から、『ひぐらしのなく頃に』を連想。
原作小説の刊行から言えば、この『屍鬼』の方が先になるようだが。
 作画はキレイであり、原作では執念を感じさせる描き込みだった腐乱死体が出て来ても、余り不気味じゃない。
深夜枠とはいえフジテレビだし、限界か。

 妙な事件が起こりつつも淡々とした第一話だけど、まあそれは漫画からして、そう。
 面白くなっていくことを期待して、視聴継続。

『ストライクウィッチーズ2』01.「再び空へ」

 パンツ美少女空戦アニメ、第二期の開幕。
 一期から少々の間が空いたため、ちょっと冷静になった目で見てみると、ホントに「美少女達が日常生活から無闇にパンツを晒し、生足に空戦ユニットを履きこんで自由に飛び回り、生きた戦闘機として敵と交戦する」という内容で、無茶苦茶というか何じゃこりゃーというか。
 MS少女とか『びんちょうタン』といった、無機物にまで、主に「少女」という生命と肉体を付与する考え方、それを良しと受け入れる読者・視聴者の許容量が可能としたものか。
擬人化と言うより、擬機化、だけど。
 動物女性化、ぐらいまでならともかく、ここまで飛んだ発想…ビジュアル?は海外に無かろうなあ。
 八百万の神やら付喪神という考え方がベースにある民族ならでは、だろうか。
いや、日本でだって、ごくフツーの人にこのアニメを見せたら、ポカーンとしてしまうとは思うが。

 一期で物語には終わりの兆候が見え始めていたが、人類との橋渡しになりそうな人型ネウロイが自軍勢からの?攻撃を受けて消滅する、という、希望を打ち消すショッキングなシーンから幕は上がる。
 芳佳の卒業式で日常をチラッと見せ、謎の手紙を切っ掛けに、友人達の危機を知りつつ、しかし坂本により再度軍事に関係することを厳しく禁じられる芳佳、として「戦う・飛び立つ」事への希求を物語に発生させ、少女が戦闘機になって参戦する無茶さ加減を「開放」とさえ感じさせ、抵抗を薄くする作り方が上手い。
自分達が作っているモノをよく分かっていて、よく考えてある。
 国外での戦況は不明確にしておく方が次回への期待は高まると思うけど、割合呑気そうなルッキーニ達の姿を見せてしまう緩さが、この作品らしいかな。

 一期が好きだった人には少なくとも同程度に楽しめそうな、「何コレ?気持ち悪い。こういうの見て喜んでるからオタクは…」とか思っていた人は今期も見る必要がない内容。
 大変だろうと思うけど…前期は作画面でも感動させてくれたため、そういう部分にも期待。
 最後まで視聴したい。

『オオカミさんと七人の仲間たち』01.「おおかみさんと御伽銀行の仲間たち」

 原作未読。
 『狼と香辛料』からの連想か、もうちょっとファンタジー寄りの内容を想像していたが、現実の(現実にごく近い?)世界を舞台にした、学園揉め事解決グループの活躍を描く作品、なのね。

 とにかく作画が美しく、女の子達が可愛く描けていることには感心してしまう。
 『とある科学の…』の作画ラインで、しかもナレーションが黒子・新井里美の特徴ある声な事で、パロディー…じゃないんだけど変に混乱させられたり。
 カボチャの馬車?から投げ出された女の子が、空中で体勢を整え、慣性を殺せないまま指先と足先で地面に触れつつ縦に回転して「憧れの先輩」に迫り、その顔面へと会心の(痛恨の)キックを叩き込む、この部分の作画の凄さには、声が漏れる。
いやもう、ここだけで第一話見て良かった、と思えるぐらい。
しかし、片足だけならまだしも、時間差で顔を両足蹴りするのは悪意アリとしか思えない。
 このシーンを強く印象づける事で、残していく靴により「シンデレラ」に繋げられる事になるので、作画の頑張りは無駄でなく。

 童話から引っ張ってきたキャラクターの名前が、各人の基本的人格や能力の元になっている。
 今回、『シンデレラ』の「王子様」から名前を頂いた先輩男子が、部活動と引っ掛けて『テニスの王子様』に繋がり、ラストで「後輩少女を育てる」事に生き甲斐を見出した様子から『エースをねらえ!』にコジ付けられているのだろうか。
駄洒落的な連想が広げられており、楽しい。

 ナレーションにキャラが突っ込む(睨む)のはアニメのオリジナルかと思い、原作をちょっと立ち読みしてみれば、元々キャラが地の文を認識している作品なのね。
 多用されすぎるナレーションは気になるけれど…アクのある黒子の声が好きだったこともあり、個人的には問題なし。
 紹介されたメインのキャラクター達は個性的に描けており、銀行の他の仲間達もこれぐらい魅力を持たせられるなら、フォーマットとしてはかなり良い物に出来そう。
後は、そこに乗せる童話と絡めた事件のバリエーションと面白さ次第、か。

 視聴継続。

『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』01.「Spring of the DEAD」

 原作は、単行本で既読。
 映画やゲームでよくある海外を舞台にしたものではなく、日本、しかも身近な学校にゾンビが発生したらどうなるだろう?というのは、ゾンビ物が好きな人間なら大抵思うことだし、自分も「漫画にするならどうするか」考えたことがある。
 この原作は、圧倒的な画力…今風に「萌え」系…でもって、ゾンビが発生した世界を説得力を持って描き出す。
 ジャンルへの愛情が深く、お約束のパターンは外さず、それに自分なりのドラマを足すことで、独自の雰囲気を生み出している。
 女性キャラを多目にすることにより、どのゾンビ物でも見たことがない「最悪の状況になった世界なのに、主人公周辺は居心地の良い環境」という矛盾した描写を確立。

 すぐ肢体を顕わにする巨乳女性陣、表情や欠落部分など思い切ってリアルに気持ち悪く描かれたゾンビ、バットで殴る・棒で突き刺す、刃物で切り落とす・銃器(やたら拘った)で吹き飛ばす・車両で挽き潰す…ありとあらゆる暴行を加えられる「もう人間じゃないから問題ない」ゾンビの群れ……
エロ・グロ・バイオレンス、という人間の根源に訴える直接的描写が満載。
 原作通り忠実にアニメ化していくと、ゾンビに関わらない部分でも「良識ある人々」を怒らせそうな所が…

 ゾンビ物は、失われる平穏な日常に、どれだけのバリエーションと、意味と、価値を持たせられるかが非常に重要。
この原作は、そこいらとても上手い。
 物事をよく知っていて──よく知っていることを「世界」にして描いている、という事でもあろうが──広がりを感じさせるテクニックも、巧妙。
 これは人気出るだろうなあ、と思っていたけれど、何しろ「エロ・グロ・バイオレンス」が強烈で、しかも作品にとって必要不可欠な要素となっているため、なかなかアニメ化は難しいと考えていた。

 アニメ。
 ああ、頑張っている。
エロもグロもバイオレンスも、テレビで出来る限界ギリギリまでやってるんじゃなかろうか。
 作画も原作の雰囲気をよく再現しているし、取りあえず原作ファンからも不満が出ないだろう第一話。
 屋上に立て籠もる理由と方法を論理的に説明する永、というシーンが少なくなっているため、「頼り甲斐のある賢い永」「彼が失われる事による内側からの不安」は薄くなってしまったが、まあ全てを詰め込むのは無理だし。

 原作を読んでいるから、アニメの感想を書くかどうかは分からないけれど、大きくクオリティーが落ちるようなことがない限り、最後まで見続けたい。

『ぬらりひょんの孫』01.「魑魅魍魎の主となれ」

 原作は連載で既読。
 ぬらりひょんを、妖怪の中でも他者を統率する力を持つ者、とするようになったのは、やっぱり『ゲゲゲの鬼太郎』からなのかな?
本来の容姿も特殊能力も、大将に相応しいとはあんまり思えないんだけど。
まあ、小豆洗いや一反木綿、輪入道なんかがトップに立つよりは、まだしもか。
 「ぬらりひょんは妖怪の中でエライ」を下敷きに、上下関係をヤクザ組織のように捉え、(変身前は)普通の男の子である主人公が組の跡継ぎとして成長する様子を描くのが、原作。
…途中から、所謂「ジャンプ」パターンに入り、修行とパワーアップによるバトルを中心に据えているけれど。

 アニメ。
 んん?原作の冒頭エピソードが飛ばされているような。
 そのため、リクオの特殊な家庭環境が分かり難くなり、この作品独特の妖怪の捉え方もよく分からない。
「四年前」とセリフでは言うけれど具体的な事件は見せられず、隠れて警護していた描写を略しておいて「実は変身して側に居ました」とする告白シーンの意味不明ぶりに目が点になってしまう。
 一話でリクオが変身しない事もあり、原作未読者には魅力が非常に伝わりづらくなってるんじゃなかろうか。

 アニメにする際、原作を変える事は必ずしも否定しないが、それは徹底して考え抜いた末、原作の良さをより引き出す形でなければ認められない。
 「ジャンプ」掲載作品は、恐ろしく厳しい…このスタッフではまあ使ってもらえないぐらい厳しい…編集者のチェックを受け、読者アンケートの洗礼を受けて生き残っている訳で、チョッと思いつきで変えて良い場所など、本来は無いはず。
 シーン毎の演出も作画も別に悪くないが、こういう事をやってしまうスタッフには、期待できないな。
 視聴終了。
プロフィール

飛龍 乱

Author:飛龍 乱
HPはこちら。
ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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