fc2ブログ

『スター・ウォーズ』時系列順放送

 今更だけど、BSで放送された『スター・ウォーズ』時系列順放送を見て雑感。
 映画シリーズの制作を『Episode4』から始めた理由については色々あるんだろうが、『Episode1』もほとんど同じ骨格を持っており、ここから始めて問題なかったような。
その場合、構成を大きく見直して、幼少期アナキンが成長してパダワンになるまで、ぐらいは描かないと、物足りなくはなったろうか。
 取りあえず三部作で一区切り、と考えると、アナキンがダース・ベイダーになって終わるんじゃ、引きは強くとも気ぃ悪いのは確か。

 『Episode6』
 イウォーク族の陽気な音楽からエンディングに繋がるのが好きだったのに、ちょっと しんみりした音楽に差し替えられて不満だった。
しかし、こうやって6作続けて見ると、エピローグは「ルーク達の勝利」と同時に「アナキンが人として迎えた最期」を強く描いているよう思え、悲劇と救済を感じさせて、そちらには合っているのかな。

 非道の限りを尽くしてきたダース・ベイダーが、皇帝にイジメられるルークを見て父性愛に目覚め、命懸けの反抗をするシーン。
簡単すぎる、物足りない、と思っていた。
 ここは、迷う心の弱さから皇帝に付け込まれ、その支配・影響を受けてダークサイドに引き込まれたままのアナキンが、正しく生きる息子の強いフォースを受け、中和されて皇帝の邪悪なフォースから抜け出せた結果、本来のアナキンに戻った、と考えるべきか。
 電撃を受けて瀕死の状態にあるルークの姿に、ジェダイ聖堂で自分が無惨にも殺してしまった多数の幼いパダワン達が被り、正気に戻っていると、より救われる感じかなあ。

 ボバ・フェットは人気キャラだけど、二世代に渡って最期が恐ろしく呆気ない。
特に二代目『Episode6』での間抜けすぎる死に様は、泣ける(皇帝もそうだし、このシリーズは強敵の最期をアッサリ片付ける癖がある)。
 もっと強く有能に描いてあげることは出来なかったのかなあ。
でも、『Episode6』では、ジャバ宮殿自体が本筋に関係なく無駄だから、膨らませてもナニか。
OPテロップに「ルーク達はジャバから無事ハン・ソロを取り返し」という一文を入れれば、それで済む程度。
いや、あの下り嫌いじゃないんだけど…『Episode2』での冒頭延々続くエアカー・チェイスなんかも、楽しくはありつつバッサリ切り捨てて構わないシーン。

 ヨメが背負子に娘を入れて歩いているのを見ると、ヨーダを背負って修行した時のルークみたいで、つい「大きさは関係ない」「やるか、やらぬかだ」「我慢が足りん、ママには教えられん」などと言ってしまう。

『999』特番

 BSで『999』の特番を連日放送していたので、ふと考えた娘との勝手なアフレコ会話。
娘「パパ、999のパスを上げまちゅ」
父「え?お父さんなのにドクター・バンじゃなくて鉄郎?」
娘「999に乗って機械の体をタダでくれる星に行きなちゃい」
父「んー、まあこの体の老化も激しいしねえ、娘と長い旅に出るのもそれはそれで」
娘「あたちは他に用があるから乗りまちぇん」
父「一人旅?」
娘「あと、この999は特別急行で終着駅までノンストップでちゅから」
父「途中の思い出ナシ?」
娘「効率化のため無人車両だからクレアはおろか車掌さんも居まちぇん」
父「寂しい!」
娘「それで、終着駅の惑星メーテルに着いたら…」
父「メーテル?な、なぜ君と一緒の名前な」娘「いいから、もうそういうのいいから。ショックだとか言いたいのかも知れないけど、同じセリフをバカな男の子から何十回も聞かされてビンタとかされてるあたちの身にもなってちょーだい。飽き飽きちてるの。面倒だからハッキリ言うと、機械の体なんかくれないから。ネジにされるだけだから。まーパパとかトイレの配水管とめるネジぐらいにしかなれないと思うけど、合図があったら景気よく外れて嫌がらせに水漏れでも起こしてちょーだい。その後は回収とか不可能なんで、ネジのまま宇宙のどっかに飛んでって、死にたいと思っても死ねないから考えるのをやめたりしてればいいんじゃないの」

 そういえば特番では『999』について著名人のコメントを取ってあったけど、ついでに槇原敬之からも……

『ストライクウィッチーズ2』06.「空より高く」

 組み体操ばりにウィッチ達を組んで作り上げた多段式ロケット、この笑ってしまうような馬鹿馬鹿しいビジュアルを、大真面目に、必然性と説得力を持たせ、「おお!」と声が出るぐらい盛り上げて見せてくれる、これこそ『ストライクウィッチーズ』、と思わされるエピソード。

 超高々度にコアを持つネウロイに対し、頭と能力の限りを尽くして対抗するウィッチーズ。
ちょっと『エヴァンゲリオン』を思わせる、アイディアの掛かったストーリー。
 エイラとサーニャの関係にスポットを当てた内容でもある。
 未来予知、というエイラが持つ能力の大きな利点と、敵からの攻撃を防ぐ必要がないまま過ごしてきたため、誰かを「守る」のが不得手になってしまった欠点が示される。
これを、単独で哨戒任務に就くことが多いため強力な攻撃力を備えるサーニャの特性と組み合わせ、一本の物語に仕上げる構成力に感心。
 クライマックスで、エイラが不慣れなシールドを維持する必死さや、意外なところで役に立つ未来予知能力が見られれば完璧だったが、その辺はもう望み過ぎか。

 地味に、ジンジャーティーを飲んだウィッチーズがそれぞれ異なるリアクションを取るシーンは良かった。
当たり前のようだけど、これが基本、これが出来ないで多人数のキャラを描き分けられるハズなど無く…出来てないアニメは多い。
 能力の限界をブッちぎってサーニャを追うエイラと、その気持ちを引き上げる芳佳。
無茶苦茶ながら「こうでなければ!」であり、力任せに感動的。
 エイラの故郷を思わせる葉を土産に持ち帰るサーニャが、ラストシーンの伏線(感情の繋がり)になっている巧さ。
攻撃を受けて破損し不要になった最下部を機械的に切り離すネウロイと、全員協力して遙か上空を目指すウィッチーズが好対照。
 最後、つい「君はどこに落ちたい?」と言わせたくなったんじゃないかと思うけど(流れからして無理がないし、自分なら、そう)、そんな愚を犯さなかった自制心も素晴らしい。

「ファイアボール」

「ファイアボール」新シリーズ制作決定

 おお、なんか凄く嬉しい。
 続編があるとは思わなかったなあ。
絶望的な状況下での「良い知らせ」が明らかになる?
 一話ごとに随分時間が経っているようだから、その間を埋める形(『ひだまりスケッチ』のように)でもエピソードは作れるか。
 「良い知らせでございますが、人類軍を一撃で壊滅状態に追い込む超兵器が完成いたしました」として、戦況を一期に好転させ、その後、従来通りの呑気な話を続ける手も。

映画『モンスターVSエイリアン』

 衛星で映画『モンスターVSエイリアン』を見る。
 ドリームワークス社製。
 監督は、『シャーク・テイル』監督の一人だったロブ・レターマンと、『シュレック2』監督の一人であるコンラッド・ヴァーノン…どれほどの力があるのか不安な取り合わせではある。

 予告で見て、興味を引かれるイメージはありつつも、モンスター・チームの編成が、巨大女・生きたゼリー(?)・ゴキブリと合体したマッドサイエンティスト・半魚人・超巨大毛虫、という選んだ根拠のよく分からないもので、面白くできるのかどうか、と思いつつ見たが…
 ああ、なるほど、「一昔前よく見られたB級モンスター映画の定番」という括りで揃えられている訳ね。
 ゼリーの誕生シーンが『人食いアメーバの恐怖』で、懐かしさに笑ってしまう。
あの映画、リメイクの『ブロブ』も含めて好きだったからなあ。
 ムシザウルスは、『ゴジラ』なのだと何となく思っていたけれど、実は…いやまあ、一応ネタバレに配慮してココまで。
よく見りゃすぐネタは割れるか。

 力自慢の半魚人、なんて、ケタ違いのパワーを持つ巨大女とムシザウルスが居るチームじゃ活躍のさせようがない、と思えば、ちゃんと活きるシーンを用意する周到さが嬉しい。
 脳が無いせいかアホみたいなゼリー・ボブは、ゴキマッドサイエンティストと対比するためだけに居る…訳ではなく、モンスター中で一番楽しいキャラな上、後半では素晴らしい(アホみたいな)機転を見せてくれる。
「型に嵌められて製品になるゼリー」だからこその発想か(ボブの出自は全然違うが)。

 モンスター達が外見に似合わぬ思いやりや優しさ…人間らしさを現してくるのと逆に、人間達は異質なものを受け入れない狭量さ・汚さを見せ、どちらが「モンスター」なのか、という問いかけがあって、巨大女・スーザンは「常識に沿っている事を良しとする幸せっぽい暮らし」より「自分らしく居られる人生」を選び取っていく。
 馬鹿な話のようで、この辺りはしっかり語れており、ちょっと感動的ですらある。

 正しく懐かしく怪獣物を思い出させてくれる巨大戦闘は、迫力があって楽しい。
エイリアンUFO潜入後のドタバタに、昭和の『ガメラ』を想起。
基地内でスーザンが運ばれるリフトは『エヴァンゲリオン』っぽい。
 スーザンの視点、を強調しているためか、巨大感よりも「良く出来たミニチュアセットの中で暴れている」と感じさせるカットが多いような。
街中から橋で展開するアクションには、ワクワク。

 ハードルを高く上げて見る映画ではないけれど、最後まで飽きる隙のない、楽しくて可愛い、良い作品じゃなかろうか。

映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

 衛星で映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を見る。
大ヒットシリーズの6作目。
 監督は、前作『不死鳥の騎士団』と同じくデヴィッド・イェーツ。
 公開から時間が経っているため、容赦なく内容に触れてしまうので御注意。

 予告で見られた、「ついに人間世界までもヴォルデモートの脅威が及び始める」シーンに大きく期待していたけれど、それは映画冒頭部分だけで本編とはほとんど関係なく、ハリー達の行動にも影響しない。
 相当に多くの部分を、恋愛描写に費やした映画。

 しかし…ハーマイオニーとロンが くっつくとは思わなかった。
ロンって、特にこの映画シリーズでは「気のイイ奴」という以外、取り立てて良い所のないキャラなのに。
 それでも、一途にハーマイオニーを思う気持ちが通じて…とかいうならまだしもだけど、ポッと出た他の女性キャラに目移りするだらしなさで。
 ハリーとの間に複雑な三角関係を構築するためかと思えば、彼は彼で、行きずりのウェイトレスにチョッカイ出しかけた後、誰だっけ?の女の子とイキナリ良い仲に。
 ロン・ハーマイオニー・知らない女の子の どうでも良い三角関係は、驚くぐらいどうでも良い告白イベント?で解決・進展。
 前作のハリーと東洋人少女の描き方もそうだけど、この監督は恋愛描写が壊滅的に下手。
そういう事に関心が無いのだと思う。
 キャラクターの魅力を損ない、迫るヴォルデモートの恐怖とかハリーの焦燥感とか、クライマックスに向かう気持ちを弱くしてしまうばっかりなので、このつまらない色恋沙汰はザックリ削ってしまう方が良かったなあ。

 ハリー、今回は無闇にマルフォイを疑ったり、借り物教科書のお陰で良い成績を上げながら申告せず、それどころかハーマイオニーから隠そうとするなど、小物臭が凄い。
前作で何も出来なかった無力感から来るもの…なんだろうけど、この映画ではその辺の描き方も上手くないから。
 クライマックスでレギュラーから死者を出してしまうが、「事前の計画通り」が強く感じられ、悲劇性は薄い。
実は生きていても全く驚かない。

 今作で良かったのは、一人苦しみ続けるマルフォイか。
もっと馬鹿で考えの薄いキャラだと思っていた(映画版では)ため、意外な人間性。
 やはり、父の愚行を正すべく、やむを得ずハリーと手を組んで「ホグワーツ最強のコンビ」を結成し、ヴォルデモートとの戦いに臨む…といった展開が見たかったなあ。

 校長が、望んで苦難に立ち向かいながら すぐ情けない姿を晒すシーンでは、「それほど恐ろしい・苦しい事なのだ」を表したいんだろうけど、妙に馬鹿馬鹿しくて笑ってしまう。
 ラスト近く、ハリーの持つ教科書の主が誰なのか突然明かされるが、そこに興味が集中する内容にはなっていないため、ああそうですか。
それにしても、恐ろしいオリジナル呪文まで書いてある教科書を置きっぱなしにしてあったのは、どういうつもりなんだろ。

 原作ファンが血を吐くほど、この映画では内容が改変…改悪されているみたい。
 完結まであと二作、同じ監督で行くのかぁ。

『MM9』05.

 大怪獣シッポンが暴れ回る、「こういうのが見たかった!」話。
 怪獣の現状をレポートするテレビ画面にL字型の枠が出て、そこに避難勧告やら被害状況の文字情報が表示される、台風や地震発生時にお馴染みの演出が、『ガメラ』と同様、「怪獣世界のリアリティー」を思わせて嬉しい。
 怪獣のCGは、さすがに映画並みとはいかず、苦肉の策を思わせるところも多かったけれど、これだけ頑張っていれば十分に乗ってあげられる。

 気特対は現地に出掛けず、独自の情報ソースすら(本来は)無いため、仕方なく全員手分けして各局のテレビ中継をウォッチ。
NHKや日テレ、フジなんかはともかく、テレビ東京らしき局を見続けて「相変わらずアニメ」とか言ってる人、無駄すぎ。
 予算も権限も人員も足りないのに、成果は求められる職場の悲哀が、これまでの話より上手く出せていて楽しい。
 ネット情報をアテにするのも、現代の物語としてはリアル。

 怪獣の行動形態や特性から、進路予想と正体の推定を行い、自衛隊に警告する気特対。
…これまで見てきた中で、最も有能な姿。
 怪獣と昆虫とは全然違うものだと思うけど、そこから拡大して正体を推し量って良いものか、とか、進路予想の元になったポイントをドコから見つけ出してきたのか(民俗学的アプローチ?)、という疑問はありつつ、まあソコは怪獣物のパターン。

 シッポと思われた怪獣の一部が「局部」であると判明し、途端にモザイクをかけるテレビ局。
 気特対が提案する恐るべき消極的な怪獣対策案…メンツを賭けた自衛隊による対処法の方が、怪獣物としては妥当に思えてしまう。
 状況が終了しても「目出度し目出度し」で終わらず、徹夜で報告書の取りまとめに入らねばならないお役所仕事の大変さ。
 正直、ここまでのシリーズは余り楽しめておらず、そろそろ視聴脱落しようかと思っていた所だったが、今回は継続の気力を湧かせるに足る面白さだった。

『アマガミSS』06.「トマドイ」

 先輩編の結末・四話目を見逃してしまったため、どういう終わり方…ハッピーエンド・アンハッピーエンド・投げっぱなし…をしたのか分からず。
まあ妥当に、行く末の幸せを予想させる終わり方、だったのかな。

 五話からは、これまでもチラチラ登場していた主人公の「友達」、薫がヒロインに。
それはそういうサッパリしたキャラとしての魅力があり、悪くない。
 彼女に割ける話数が限られている(全員四話構成?)ため、友達から関係が変化していく心理的描写が足りない気はするけど、酷く不足している程でなく。

 で…この子にはヘソキスをするのか。
ヒザの裏よりは、高校生男子としてあり得なくもないパーツ選択、かな。
その分のインパクト不足は、主人公による舌使いテクニックと、男の子の頭を包み込むように女の子が服を被せてしまう ちょっとイイ感じのシチュエイションでカバー。
 この作品は、数多くある恋愛シミュレーションゲームをアニメ化したものの一つであり、ストーリー運び自体にはさほど特別な所は無いけれど、キャラ毎に一度は入る(のだろう)馬鹿エロキスシーンが大きく特徴的。

『HEROMAN』19.「サバイバル」

 怪奇植物について、色々に想像していた。
スクラッグの置き土産、スクラッグの残骸を元に米軍が独自で開発したもの、ヒーローマンと同じく ある個人の思い入れ(悪意)が不可思議な切っ掛けで超常存在化したダークヒーローマン、被害者であり善人面した研究所員(人間ではない?)が仕掛けた大きな罠……
 実際は、特にヒネり無く米実験生物の暴走、みんな困ってます、という事で。
ちょっと、拍子抜け。

 恐ろしくデカいヤシガニが普通にいる島、なのは、何かの伏線?
そういえばスクラッグの宇宙船も巨大植物をベースに造られているような雰囲気だったし、このエピソードはシリーズ後半で意味を持ってくるのかなあ。
 ヒーローマンも苦しめた戦闘能力がある訳で、この植物を完全な統制下に置けたなら、スクラッグの再襲撃に十分対応できそう。
メカ一辺倒…なのだろうドクターミナミと対する形で、バイオテクノロジーのマッドサイエンティストを設定しても良かったろうか。

 大小に形体を変えられるヒーローマンの特性を活かし、触手から抜け出して、クライマックスでは逆転に繋げてみせる、この工夫は楽しかったけれど…
前後編まとめて一話、三十分で終わらせられる内容だったような。
 まあ、女性陣の水着姿サービスは確かに価値あるが。
 スクラッグ編終了後、「つまらない」訳ではないものの、ちょっと間延びしているように感じられ、その割に結局「時間をかけて描くほどの内容じゃない」エピソードが多く、残念。

映画『借りぐらしのアリエッティ』

 脚本が宮 駿で、米林 宏昌の第一回監督作品。

 前半、アリエッティ達の暮らしぶりを描くところは、素直に面白い。
『ハイジ』や『赤毛のアン』で実証された、「生活をきちんと描いていけば、それだけでも視聴者の興味を繋ぎ止められるはず」を実現できているよう。
 小人が病弱な男の子と容易に交流しないのも良いし、頼り甲斐のあるアリエッティ父・文明に「毒され切った」ような母も楽しい。
 小道具にかけられたアイディアの量が尋常でなく、それだけでも見応えがあり、小人の暮らしを実感させてくれる物理現象や音への拘りにも感心。

 が…中盤、男の子が小人達との関係を無理矢理進めようとするのに、唖然。
のび太あるいは出木杉かと思えば、ジャイアンだった、というような行動形態で、心が離れてしまう。
 その後、庭でアリエッティに告げる言葉も酷い。
 彼が病弱であり、命が短いものとして焦って・怯えている、虚無的になっている、という事を考えても、「だからって何しても良い訳じゃないだろオマエ」。
本当、「悪気が無くても人は殺せる」という感じ。
 悪意から行動する人間も小人もおらず、しかしどうしようもなく擦れ違っていく様子が作品テーマなのだろうが、そう思うのと面白いと感じるかどうかは別。

 後半に起きる危機とその解消は…ピクサーなら小人ならではのアクションを連続して、分かり易いエンターテイメントにしたろう。
 実際は、大した危険に遭遇せず、ソフトに解決する(根本的には解決しない)ので、どうにも食い足りず。

 見終わって、薄味だなあ、という感想。
宮 駿監督であれば、このままの内容でも、ガツンと来る、後々まで思い出せる「絵」をいくつか演出したかと。
 全体にレベルは高く、プロの仕事だと思うけれど、「ソツがない」というイヤな言い方にもなってしまい、ガチャガチャだった『ゲド戦記』よりも記憶に残り辛い。
五年ぐらい経ってジブリ作品を思い出そうとした時、これは忘れていそう。
 劇場公開でなく、構えず見られるテレビスペシャルぐらいにしておけば、評価はもっと良かったかも知れない。
プロフィール

飛龍 乱

Author:飛龍 乱
HPはこちら。
ですが、現在HPは更新できなくなっています。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク