『機動戦士ガンダムAGE』29.「じいちゃんのガンダム」
考えてみれば、歴代『ガンダム』の主人公で、子供を持ったケースはごく希じゃなかろうか。
『第08MS小隊』のシローとアイナの間に娘が出来ていた、それぐらい?
脇のキャラならヨメ子持ちも結構居るんだけど。
元はガンダムに乗るほどのエースパイロットだった人間が、子供を持つとどういう「親」になるのか、そういう所をテーマとして据えたのはこの作品が初めてだろう。
第三部・キオ編開幕。
冒頭では子供が誕生したアセムの姿を描き、前も書いたように、「親」になったけれどフリットからすればまだ「子」でもあるアセムの立場はテーマに直結する面白い物になるんじゃなかろうか、と思ったけれど…
えええ、死んだ?
簡単に片付けたなあ…
行方不明、ということだから、いずれ記憶を失ったりヴェイガン側に拾われて手駒に使われる形で再登場するのだろうが。
アセムはキオが新生児の時点で行方不明のため、息子の心に余り影響を与えておらず、ジジイ・フリットの方が支配的じゃなかろうか。
今回の話では、第二部ラストのヴェイガンによる大攻勢、ゼハートとの共闘が、アセムにどういう心境の変化をもたらしたか分からず。
ヴェイガンを憎む(だいぶ丸くなった?)フリットの影響下にあるにしては、割合穏やかなキオ。
アセムを父親としていたら、どう育っていたのかなあ。
第一部から年月を経ても、イゼルカント、まだ元気。
二代目、三代目に変わっているのか、コールドスリープなどで必要な時だけ目を覚まし、老化を遅らせているのか。
そういえばフリットの父親について、描かれてたっけ?
母親の死は印象深いけど、父親はあんまり…
実はイゼルカントが父親。
火星移住計画に高度な技術を持つアスノ家として参加し、悲惨な環境からオーバーテクノロジーとも思えるヴェイガンの戦艦やMSを設計作成、実質的に移民の生命を救ったのは彼であり、その成果からカリスマ的指導力を持つに到った。
こうすると、「父と子」というテーマが一回り。
ただ…ジジイになったフリットにイゼルカントが「私がお前の父親だ」と告げても「……今更、それで?」だろうし、キオには「私がお前の曾爺ちゃんだ」と言ったところで「あ…そうなの…ふーん、で?」としか反応しようがなく。
地球の危機に際し、ジジイが持ち出したスーパーロボットに否応なく搭乗させられ、密かに積まされていた訓練で操縦を見事にこなし、「神にも悪魔にもなれる」…救世主となるキオ。
無茶な話だけど、フリットは無茶なキャラだから仕方ない。
スーパーロボット物の第一話としては、勢いがあってなかなか。
コクピットのタンデム仕様…フリットが乗り続けるのか、友達や彼女っぽいキャラが替わって乗るのか、合体しちゃえばパイロットは必要ない訳で自動操縦になるのか。
地球にヴェイガンのMSが潜入しすぎ!
時間を掛けて準備したといっても、防衛網は何故こんなにザルなのか、次回以降説明がある?
Xラウンダー能力の端緒を見せるキオ。
男女の友達と屈託なく仲良くでき、小さい子供の危機に我を忘れて駆けつける彼は、いかにも主人公だけど、まだ「ジジイのいいように使われている」印象の方が強い。
ここから、個性の発現を期待したいところ。
『第08MS小隊』のシローとアイナの間に娘が出来ていた、それぐらい?
脇のキャラならヨメ子持ちも結構居るんだけど。
元はガンダムに乗るほどのエースパイロットだった人間が、子供を持つとどういう「親」になるのか、そういう所をテーマとして据えたのはこの作品が初めてだろう。
第三部・キオ編開幕。
冒頭では子供が誕生したアセムの姿を描き、前も書いたように、「親」になったけれどフリットからすればまだ「子」でもあるアセムの立場はテーマに直結する面白い物になるんじゃなかろうか、と思ったけれど…
えええ、死んだ?
簡単に片付けたなあ…
行方不明、ということだから、いずれ記憶を失ったりヴェイガン側に拾われて手駒に使われる形で再登場するのだろうが。
アセムはキオが新生児の時点で行方不明のため、息子の心に余り影響を与えておらず、ジジイ・フリットの方が支配的じゃなかろうか。
今回の話では、第二部ラストのヴェイガンによる大攻勢、ゼハートとの共闘が、アセムにどういう心境の変化をもたらしたか分からず。
ヴェイガンを憎む(だいぶ丸くなった?)フリットの影響下にあるにしては、割合穏やかなキオ。
アセムを父親としていたら、どう育っていたのかなあ。
第一部から年月を経ても、イゼルカント、まだ元気。
二代目、三代目に変わっているのか、コールドスリープなどで必要な時だけ目を覚まし、老化を遅らせているのか。
そういえばフリットの父親について、描かれてたっけ?
母親の死は印象深いけど、父親はあんまり…
実はイゼルカントが父親。
火星移住計画に高度な技術を持つアスノ家として参加し、悲惨な環境からオーバーテクノロジーとも思えるヴェイガンの戦艦やMSを設計作成、実質的に移民の生命を救ったのは彼であり、その成果からカリスマ的指導力を持つに到った。
こうすると、「父と子」というテーマが一回り。
ただ…ジジイになったフリットにイゼルカントが「私がお前の父親だ」と告げても「……今更、それで?」だろうし、キオには「私がお前の曾爺ちゃんだ」と言ったところで「あ…そうなの…ふーん、で?」としか反応しようがなく。
地球の危機に際し、ジジイが持ち出したスーパーロボットに否応なく搭乗させられ、密かに積まされていた訓練で操縦を見事にこなし、「神にも悪魔にもなれる」…救世主となるキオ。
無茶な話だけど、フリットは無茶なキャラだから仕方ない。
スーパーロボット物の第一話としては、勢いがあってなかなか。
コクピットのタンデム仕様…フリットが乗り続けるのか、友達や彼女っぽいキャラが替わって乗るのか、合体しちゃえばパイロットは必要ない訳で自動操縦になるのか。
地球にヴェイガンのMSが潜入しすぎ!
時間を掛けて準備したといっても、防衛網は何故こんなにザルなのか、次回以降説明がある?
Xラウンダー能力の端緒を見せるキオ。
男女の友達と屈託なく仲良くでき、小さい子供の危機に我を忘れて駆けつける彼は、いかにも主人公だけど、まだ「ジジイのいいように使われている」印象の方が強い。
ここから、個性の発現を期待したいところ。
スポンサーサイト