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『しろくまカフェ』01.「しろくまカフェへようこそ」「パンダくんの就職」

『しろくまカフェ』

 原作未読。
 見て、年長の視聴者は多く思った事だろうが、リアル現代版『パンダコパンダ』っぽい。
パンダが主人公、動物園で「働いている」という辺りから。
『バケツでごはん』かも。
 ニート…というかまあ、ウダウダするのが好きで勤労意欲が低い(パンダだし)主人公の姿は今風。
パンダだから許されるけど、姿が同年代の若者や酷くはオッサンだった場合、これほどノンビリした気分で見られるかは不明。

 「いつもの」でカレーを出され、コレジャナイ反応を示すパンダに爆笑。
 基本的には淡々とした内容だが、可愛いキャラの割に毒があったり間の取り方が上手かったりして、チョイチョイ笑わされてしまう。
 夕方、お子様(あるいはその付き合いでお母様)相手に見せるアニメか?とは思うけど、深夜枠に向いているとも限らず、判断は難しいところ。
 一話も見逃さないぞ!とまで気負わず、時間があれば見るぐらいのつもりで、呑気に眺めたい。
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『めだかボックス』01.「生徒会を執行する!」

『めだかボックス』

 原作は、連載で既読。
 絵が上手い、女の子がみんな可愛い、というのは大きな魅力だけど、それ以上に原作・西尾維新のパワーが凄い。
 一応はバトル物、といって良い内容だと思うが、通り一遍でない。
…いや、中には期待に添うものもあって、また難しい。

 バトル物は、戦うジャンル付けや「最後に湧き出る底力」のネーミング、得物の種類とか最終目標の設定辺りが色づけを決める。
この作品では、もちろん超戦闘力を持つキャラが出てくるし、戦う度に進化を遂げるヒロインの姿も描かれるけれど、中心になるのは「理屈」。
 拳のぶつけ合いで勝っても、理屈が通らなければ勝ちにならない。
屁理屈だろうが言い掛かりだろうが、それを通してしまえば負けない。
 キャラ同士、抱えてきた譲れない信念の激突…というより、原作者が「今回はココまで」とした理屈の展開に沿って勝敗を決めているような所も。
 しかし、この理屈展開が面白く、こじつけ・駄洒落・強弁なんでもアリ。
えええ~?と思う事も多いが、笑ってしまったらコチラの負け。
 「ジャンプ」で連載する、という事を相当に煮詰めて考えたんだろうな。
所謂ジャンプパターンを普通に使いつつ、それを笑うし否定し、でも最終的には納得させてしまう論理の構築が気持ち良く、素晴らしい。
 …まあ、西尾維新の作品って(アニメ化した物しか知らないが)大抵こういうヒネた内容だって気はしないでもない。

 アニメ版はGAINAX制作。
飛び抜けたクオリティーをつい期待してしまうけれど、勿論崩れたりレベルが低いという事はないものの、第一話はごく普通。
 ストーリー的にも、「ジャンプ」作品はほとんどそうだが、もう少し進んで大きな流れが生まれる辺りから面白くなっていくため、しばらくは試行錯誤の各話バラエティーを楽しむ気持ちで。
 個人的には原作だけで不足を感じることがなく、アニメ継続視聴の意欲は低め。

『宇宙兄弟』01.「弟ヒビトと兄ムッタ」

『宇宙兄弟』

 原作は、タイトルぐらいさすがに知りつつも未読。
 ヒネくれた所無く素直に「宇宙兄弟」って内容だったんだ。

 幼い兄弟が街の上空に目撃したのは、田畑の上なんかにレイアウトされて見られるタイプのUFO。
 「UFOを見たのが切っ掛けで宇宙を目指すようになった」というのは、別に悪くない動機だと思うけど、宇宙人と謎の密約を結んでいる米政府の尖兵・NASAとしては、陰謀論者の猛追をかわしたかろうから扱いが難しい所か。
いや、アメリカ辺りだとそういうのも含めてみんなで楽しんだり出来てるのかも。
 あのUFOは物語上大きな意味を持ってくるのか(宇宙のどこかで出会うとか)、単に「未知の宇宙への幼い憧れ」の対象としてあり続けるのみか。
 少年ジャンプ連載『スターズ』ぐらいSFを思い切り混ぜ込んでみるのも好み。

 第一話は、夢の通り宇宙を目指す弟と、不遇の環境にある兄を描いた。
…といっても兄は、一級の設計者っぽいが。
 ここから兄も宇宙を目指すのかな…道はなかなか遠そう。
 監督は、『のび太の結婚前夜』『ドラえもん のび太の恐竜2006』の渡辺歩。
作画へのコダワリは凄い人なので、そこらにも期待。
 先が楽しみ。
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飛龍 乱

Author:飛龍 乱
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ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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