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『忍たま乱太郎』『ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー』『華氏911』

 WOWOWで見た映画。

『忍たま乱太郎』
 三池崇史監督による実写版。
 有名な俳優などを多数使い、原作キャラにイメージを酷似させた外見に仕立て上げているのは楽しい。
 内容は…アニメも複雑なストーリーがあったり伏線で唸らせるようなタイプの作品ではないため、問題ないだろう。
 といっても、学園長が犬の○○○を踏むシーンが無駄に長く、しかも不必要なまでにリアルな造形だったため、「こんなんで笑うのは小学生までだろう」「ああ、その層に見せるための映画なのか」「じゃあいい歳して見る必要はない」と思い、途中で視聴を終えてしまったが。
こういうギャグ、アニメでは使ってないんじゃないかなあ。

『ウェス・クレイヴンズ ザ・リッパー』
 タイトルにも入ってるけど、『エルム街の悪夢』『スクリーム』でお馴染みウェス・クレイヴンによるホラー。
 この監督の悪ノリ感や、怖さと紙一重の笑いが好きなので、そこいらを楽しみに見てみたが…
 異様な事件が起こり「???」と思わせる冒頭のツカミは、上手い。
時をおいて連続惨殺事件が始まる所にもワクワクしたけれど、その後は淡々と人が死んでいく印象で、面白味が薄い。
 殺人鬼に恐ろしさや可愛げ・キャラクター性が無く、誰が犯人なのか?という所に興味を誘導する内容にも出来ていないし、クライマックスも実にアッサリ。
 近年でも、『パニック・フライト』の、ヒロインに無茶苦茶やられる犯人描写(喉にボールペン刺されるのが可哀想で)とか笑ったのになあ、監督らしいカラーを感じられず、残念。

『華氏911』
 マイケル・ムーアのブッシュ批判映画。
何となく見る機会がないままだったけど、今更ようやく視聴。
 監督らしい視点と演出でブッシュを徹底的に悪く描いていくのが楽しかった。
「それは違うんじゃないかなあ…」「受け取り方次第でしょ」と思うところは多々あるが、それも含めてこの監督作品の味か。
 対立候補だったゴア、現職のオバマについても、こういう視点を持ってすれば「無能なロクデナシ、大統領にするなんてトンデモない」よう描けそう。

『機動戦士ガンダムAGE』35.「呪われし秘宝」

 アセムが話していた秘宝の正体は、EXA-DBという、破棄された兵器のデータベース。
 かつて現在より進んだ文明・テクノロジーがあり、現在その記録は多く失われている、とする設定はそんなに珍しくない。
ガンダムシリーズに限っても、『∀ガンダム』はそういう世界設定だったし。
 ただ…うーん、AGE世界の科学技術が、一度、前技術を継承できないほどに低下し、また復興したとは思えず。
他のテクノロジーは保持したまま、「兵器技術だけを廃棄する」って可能なのかどうか。
 『00』イオリア・シュヘンベルグのように、超絶の天才が作り上げた先進兵器のデータをEXA-DBに秘蔵している、という方がまだ納得できるような。

 ヴェイガンの持つ地球側を越える兵器群は、この秘宝に由来するもの。
 その膨大なデータの一部を持ち帰ったらしいイゼルカント。
…全部持って帰れば良いのに、無理な事情があったのかな。
 AGEシステムも、ロストテクノロジーを応用したモノなのか。
 アスノ家とイゼルカントは合同で探索を行った?
いや、アスノ家に限っては、技術を放棄せず隠匿していた可能性も。
 単独で、彼らに並ぶMSを開発してしまうマッドーナ工房が、そうなると不思議。
これにもきちんと謎解きがあるのか、「天才だから」なのか。

 AGEシステムはEXA-DBとリンクしており、「戦況を分析して全く新しい武装を開発する」のではなく、「戦闘状況のパターンから、過去に存在した武装の中で『今これが最も有効』と思われるものを選定し、製造する」システムだったり。
 いっそ、AGEシステムこそがEXA-DBそのもの、という真相も?
 しかし、先祖代々伝わってきた機械ではなく、設計にフリットの考えも入れて作られたものみたいなので、違うな。

 AGEの新装備、レーザーがホーミングしているように見えたけど、どういう原理?
便利だなあ、これならキオの腕がまだまだでも有利に戦えそう。
 ディーヴァを「家」だとして黙々と掃除するオブライトが切ない。
転任・出世のチャンスはあったかも知れないが、断り続けてきたんだろうなあ。
何か報われるイベントがあると良いんだけど、「死の瞬間にレミの幻と再会する」ぐらいしか思い付かない。

『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』10.「死んだ街」

 幻覚と現実の境目が曖昧な話。
 第一話の内容が「たまたま」ではなく「仕組まれた必然」だった、と明かすのは興味深い。
不二子が現在に至る経緯、彼女に初めて関わるルパン、教団教祖が用いた麻薬物質まで梟伯爵の仕業か。
 ただ…それを描くのに虚実を入り交じらせる必然性は…どうなんだろう。
嘘か本当か分からないのは良いけれど、「だから面白い」とまでは感じられず、もう少しハッキリさせても良いような。
 今回の脚本は、「音楽と革命」で時系列をいじり、分かり辛くした佐藤大。

 今作では、勿体ぶって余り表面に出ず、凄そうなイメージのみ表現していた銭形。
 いざルパンと対面して何をするか、と思えば、特に実力を発揮する部分など無く「共通の敵(幻覚?)を前に、逮捕を保留して手を組む」というお馴染み過ぎる流れ。
ううぅ~ん、別の描き方があったんじゃなかろうか。
 こんな銭形に、何故オスカーがラブラブなのか、謎。
オスカーは、シリーズ終わりで死ぬか梟伯爵の手の者だったと判明する、と予想したけど、「憧れや愛情を抱くほど敏腕ではない銭形の実像」にガッカリして離れていく、なんて可能性も?

 前回、どんなに酷い目に遭おうとケガ1つせず、必殺の強固な意志を持って延々と追いかけてくる不二子は、これまでのどの作品で見られた姿より苛烈で恐ろしく『ターミネーター』然としており、楽しんだけど、彼女の魅力を上げる効果があったかどうかは不明。
 逃げるルパン達に感情移入させる作りになっていたため、不二子は「厄介」であり「狂っている」としか感じられず。
 深いトラウマは理解できるが、だからといって哀れな少女をただ殺そうとするのは……
 過去に触れた今回でも、マイナスイメージは払拭できなかったように思う。
負った傷の全貌が明かされる最終回までに、上手くまとめることが出来るんだろうか。

『機動戦士ガンダムAGE』34.「宇宙海賊ビシディアン」

 宇宙へと出たディーヴァ一行。
 何気なく年少の子供達が同乗しているのを見て、オイオイと思ったが、一応、親と同じコロニーに避難させる都合だという説明が成された。
…親は子供達をどう思っていたのか(死亡したと諦めていた?)とか、親に会えない子供の精神状態が健全すぎ(泣きわめかれても単にストーリーの障害だが)、地上の四割がヴェイガン勢力の手に落ちているとはいえ避難場所をわざわざ宇宙に?など、分からないところは多いけど、取りあえず納得。

 宇宙海賊、登場。
 キオと通じる不思議な海賊の親玉は一体ナニモノか?というバレバレな引きで多少はもたすものと予想したのに、CM前で謎の男本人がキオの父親・アセムであることをバラしてしまう。
早いなあ。
 アセムは当然のように父親と息子のことを知っているし、フリットはアセムに気が付いたが、キオだけは知らず。
フリットは、「まだ何もかも未熟なキオに、更なる精神的負担を掛けては戦いに支障が出かねない」「アセムの行動理念に不明点が多く、もしも敵対してくるならキオにより戦闘不能にまでは追い込ませる必要があるかも知れない。なら、正体は伏せておいた方が良い」といった冷静・冷徹な思惑により、情報を胸にしま う。
…そういう流れにならないなら、アセム自身が正体を明かさなかったり(通信筒使用からも、他海賊への警戒から自由に発言できない?)、キオだけ気付かなかったことに、あんまり意味が無いような。

 しかしアセム、再登場の際は、記憶喪失あるいは洗脳により何者かに利用されていると予想していたけど、健常なのね。
それで連邦の船に対し海賊行為をしていては道理が…と思えば、襲った相手は裏切り者ばかりなのか。
 家族に悲しい思いをさせ、息子の育児・鍛錬を放棄し、海賊業を営んでいた理由は、次の登場回にでも明かされるんだろう。
 いい歳して「スーパーパイロット」なんて呼称に拘っているのが、可笑しい。
フリットも少年時の傷に囚われたままだし、人はなかなか正しく大人になれない、というのが作品テーマ?
描かれる最後の世代として、キオはそうなって欲しくないところだけど。

 ここからディーヴァは、お宝を探すことになるのかな。
 例えば異星人との戦いを描く作品であれば、「実は彼らと地球人は元々同じ種族」というような「衝撃の事実」が力を持つのかも知れないが、そういう話でなく、何か上手く使えそうな伏線、あったっけ?
有効な戦法を選ばないイゼルカントの思惑と絡める手とか。

『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』09.「暴走変形!ディンガスを守れ!」

 「メガトロン率いるディセプティコンと、オプティマスらオートボット・子供達の戦い」というのが基本パターンだと思うけど、既にメガトロンは亡く(死ん だ訳じゃないのか、破損してリーダーの位置から外れ)、小物ぶりがハンパないものの酷薄さが恐ろしいスタースクリームとの戦いに。
 トランスフォーマーへの偏見があったファウラー捜査官は、危機に見舞われるエピソードにより心を開き、オプティマスらに助けられ、また助ける頼もしい仲間に変化。

 この作品で描かれるのは、トランスフォーマー同士の戦いがあくまでメインだと思っていたが、今回はテロリスト?思想的背景を持っていそうな人間武装団体が登場。
 科学技術的な差が人類とトランスフォーマーでは大きすぎ、全く戦いにならない…はずだけど、攻め方や戦況を工夫することで、まずまずオプティマスらに危機感を持たせるのが上手い。
 この武装集団の危険さは戦力よりも思想的背景にあり、かつてのメガトロンに似ている、とオプティマスに語らせて、番外編的エピソードから一気に物語の中心へと迫らせる構成も見事。
 今後、集団は作品中でウェイトを増すのかなあ。
ディセプティコンと手を組むような展開があると、面白いかも。

 余計に思えた人間の子供達だけど、最近は活躍が多く、オートボット達にとって大事な存在になっている。
 寒冷地でオプティマスらが機能停止寸前に追い込まれる話、そこで何気なく語ったバルクヘッドの陰口(アーシーは。オプティマスはそれを誉め言葉に替える)が、最後に彼が見せる行動に繋がってくる巧さに感心。
 変身能力を持つディセプティコンが基地に潜入する話。
ラスト、スタースクリームの元に彼を送り返した際、「破壊しないのは人道的だなあ」と思っていれば、体に爆弾が付けられていて周囲のディセプティコンを巻き込む形で爆殺する極悪非道さに、大笑い。
酷い、酷いなあ。
 毎回、何かしら工夫して作ってあるのに感心。
面白い。
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飛龍 乱

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ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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