精霊少女、二人目登場。
それと対比するため…でもないんだろうけど、フツーの少女っぽさを増していく十香。
もうちょっと異質さ、人間との違いを描いた方が、独自の魅力を創出できそうな。
人と同じレベルに「堕とす」ことが琴里らの目的だろうから、「全ては計画通り」なのか。
前回、町並みが建物ごとデート仕様に換えられてしまうのが可笑しかった。
『エヴァ』第三新東京市は、使徒と戦うために作られた擬装都市。
この作品での敵・精霊との戦いは、デートという接触による精神汚染(!)攻撃を主としているので、その気分を盛り上げる街に入れ換えて援護するのが、ラタトスクの使命なのだろう。
精霊二人目の攻略まで士道にやらせる必要はなく、別の男性にした方が「修羅場」発生の危険度は低かったような。
まあ、こうして嫉妬心を煽り独占欲を持たせる事で、彼女らの感情反応をより引き出せれば、思考誘導は容易になるかも。
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『親子クラブ』の後番組だというポジションと、ポップなキャラクターデザインから受けるイメージ、ほぼそのままの内容。
8分…正味5分以下?で、正太郎の目覚めから日常パート、敵ロボットの出現に鉄人を出動させ撃退し、ほわほわしたオチを見せるまで詰め込む、怒濤のテンポは凄い。
まだパターン提示の段階だから、とは思うけど、余りにも型にはまったドラマ作りはオタクにどうこう言う隙を一切与えない、考察したり妄想する余地のないもの。
パターンをヒネったり、少々の毒を入れるようになると化けるかも。
そうでなければ、「暮らしの鉄人ヒント」みたいなワンポイント蘊蓄でも混ぜた方が見応えになるかなあ。
敵ロボットがモンスターばっかりなのは、鉄人を代表するロボットだからか、新たに設定したり許諾を取ったりするのが面倒だからか。
ブラックオックスを鉄人の強敵・友達あるいは女性化の上ツンデレ彼女として出す、もしくはオックスに指令を与える少女を登場させ正太郎に関わりを持たせると、色々展開できそう。
…といっても、何しろ時間が短いから……
そういう流れを望む視聴者に向けて作っているアニメではないのか。
「奉仕部」ではあるけれど、奉仕される相手にはそれだけの中身や問題が求められ、雪乃による傍若無人な発言に耐える根性も必要。
ここをきちんとキープしているので、部が、単にどんなことでも致しますの無償便利屋になっておらず、楽しい。
特に、ライトノベル作家を目指している生徒が批評批判でメッタ打ちにされる様子は哀れなほど…同じような年頃、同様に根拠のない自信を持っていた自分に重なってしまい、イタタタタ。
あんな言われ方されたら、「プライドが傷つけられて辛い」ことを、どこかの親身になって聞いてくれる部に相談したくなってしまいそう。
キャラクターが通り一遍の捉え方をされていないのは、上手い。
優美子とか、「最低の嫌な女に描き、毎度酷い目に遭わせる事でカタルシスにする」か「早々に主人公へと心を寄せるようになり、ツンデレ化」、どちらかに 流れてしまいそうだけど、良い所も悪い所も持つ、美人で目立つ存在ではあるが、まあ「普通の少女」として描かれており、感心。
他者と距離を置いて(置かれて)見ている、主人公の視線を感じさせられる。
結衣も、「隷従させられているような優美子との関係を断つ」「お互い分かり合って親友になる」どちらでもなく、雪乃という優位性の高い存在を友人として 得た事で優美子を切り捨てるチャンスだったろうが、そうせず、諦めないで近づこうとさえする姿勢は、誰よりコミュニケーション力(欲求?)が高いのかもと 思わせる。
心底イイ奴で「金持ち喧嘩せず」といった風情の隼人も、良いポジション。
彩加のため土下座までしようとする八幡…なかなかの漢じゃなかろうか。
どんな理論武装があろうと、他人のために出来る事じゃない。
しかし、美少女の妹が居るのは難点(笑)。
本人の認識がどうであれ、あんな子と生活を共にし、自転車二人乗りで登校しては、傍から「リア充」と取られて当然。
一命を賭して犬を事故から助ける、なんてことも、ダメ人間には実行不可能。
なんだ、コイツ「凄い奴」じゃないか、オレ達(誰?)の同類じゃないぞー!
これまでのシリーズを見ていないせいもあり、激しい戦いが、掌に乗る程度の実在LBXモデルにより行われているのが不思議だった。
商品展開の都合を考えなければ、ロボットの戦いをリアルにシミュレーションするなら小型モデルなど使わず、どうせアニメなんだから巨大ロボの遠隔操作か、全てコンピューター上のCGデータバトルにしてしまった方が自然だと思えて。
ああ、LBXを補修・調整するメカニックの存在意義が絡む訳ね。
CGデータをリセットすれば元通り、とはいかない面倒さと面白さ、厳しい予算制限の中で作業をして養われる腕前など、地味な役職ながらメカニックの重要性(現実にオモチャで遊ぶ子供達の視点か)が描かれて興味深い。
そこに注目していたため、今回の戦いが結局「新型機体の投入による戦闘力アップで勝利」という描き方になってしまうのに、不満。
自チーム三機の旧型LBXに対し、腕だけ、足だけといった限定的完全補修を行い、そのままでは使い物にならない所を、だからこそ求められる三機一体のチームワークにより勝利へと繋げていく、そんなドラマが見たかったなあ。
オモチャの都合は分かるけども。
旧型で、担わされた任務はギリギリ達成するが、予定にない敵の増援に対し為す術を持たない主人公チームに、ギリギリで新型機体が届き…ぐらいのストーリーでも良かったような。
主人公達の戦いは、シミュレーション世界全体の中でどれぐらいの意味を持つのか分からず、「ただ与えられた作戦目標を達成する」方向への努力に限定されているのが特徴的。
一部隊の中の一チームにしか過ぎない訳で、これが戦場でのリアルだろうけど、徹底しているのは面白い。
『コンバット』みたい…いや、現在の戦場ゲームでプレイヤーキャラクターはこんな感じの参戦かな。
レドと地球人、互いの警戒心と共感できる部分を描き、「危機」イベントを共に越える事で関係を深化させる、手堅い作り。
差し出された魚や肉を前に、「生物の死骸」と嫌な顔をするレドが可笑しい。
これまで合成された食料しか口にしてなかったのかな…それも元々は生物、という可能性はあるけど、完全に分解されてそう感じさせない・戦闘に関わらないそういった知識は無駄なモノとしてレドに与えられていない、かも。
ずっと、体に余計な負担を掛けないよう消化吸収が容易な食料しか取っていなかったとすると、急に難消化物を摂取することでお腹を壊す恐れが。
そういえばトイレはどうしてるんだろ、パイロットスーツ内で処理できる?
海賊団、有能っぽい女リーダーがイイなあ。
数を集めて二段三段構えの作戦を展開し、同等かそれ以上の戦力を相手取っても勝利を収められそうな采配ぶり。
…技術レベルがケタ違いで無双過ぎるチェインバーには通用しなかったけど。
前回、襲撃海賊を壊滅させたチェインバーによる精密射撃。
敵船体はともかく、混在している人間さえ識別して狙えるようで、驚異的。
どうやって敵味方を見分けてるんだろ?
服装や行動で判別(難しそう)・アドレナリン放出量など脳や体内状況で判断・既にチェインバーがサーチを掛けてガルガンティア船団所属船や人間であればメモリーしてある、そんなところか。
海賊達は、もちろん道を外れた者ではあるだろうが、「殺せ・犯せ・奪い尽くせ・最後に船を沈めろ」というほど非道でなく。
それにしたって生産性に寄与する訳でもなかろうから、皆殺しに次ぐ皆殺しで海上から海賊という概念ごと消し去っても問題ないような。
それでも少ない地球人口の構成員として減らしたくないのか、「同族殺しの忌避」が強制性を持っている世界なのか(「えー、面倒なヤツは殺しちゃえばいいの に」という自分の考えこそ異常)、海賊といっても普通の船団からあぶれた者が集まって出来ており無益に殺す事は船団自体の内部崩壊を招きかねないのかも。
海賊大集団の襲来に対し、レドの力をごく限定的にしか用いない船団。
お陰で負傷者…戦死者さえ出した可能性があり、この判断は正しかったのかどうか。
余りにも大きすぎる力を無制限に使い、自らに何の痛みもなく収められる勝利は、容易に歯止めを失ってしまいそうで後々を考えると危険だからかなあ。
哲学的には正しいけど、船団の命に責任を持つ立場としてはどうなんだろ。
まあ、破壊力行使を躊躇わない・「敵」皆殺しが当然だと思っているレドは(ファースト・コンタクトが海賊相手であれば船団を敵認識したかも)危険に過ぎており、体を張ってでも戦い方を教える必要はあろうが。
「この地球はレドの『現在』でなく、大昔の地球」「異次元の地球」「地球に残った人類が全滅した後、新たに進化した種、あるいは人間型異星生物」とか予想したけど、宇宙に飛び立った人間達の事も伝説に残っているようで、レド達と繋がりはあるのか。
全ての技術レベルが大幅に後退しているのは何故なのか、いずれ説明される?
船団対海賊のパワフルな戦いぶりが楽しく、チート性能を持つマシンキャリバーの無敵っぷりも愉快で、早く次回を見たいアニメ。
てっきりハルトは、エルエルフの血を吸う事で自分の体を修復するだけと思っていた。
ハルトの傷が治っていたのでそういう効果もあったかも知れないが…人格入れ替わりは予想を遥かに超えた展開で、驚く。
今回も飛ばした内容になるかと…あれ…?
鹵獲したヴァルヴレイヴ周辺の警備が薄い、グダグダと三人もコックピットに入る、一話より低下する操縦技術、可動時間制限を知りながら電話、いきなり生きていたショーコ、停止後更に一定時間を経て強くなるヴァルヴレイヴ…何だか納得いかない所が多い。
エルエルフの「裏切り」は、自軍内で公になっていない方が良かったような。
特務機関少年達が「自分達だけで始末を付ける」とかなんとか、そうすればエルエルフがヴァルヴレイヴに近づくのは難しくなかったろうから(それはそれで甘い展開か)。
操縦技術維持には、毎度首の所をブスッと刺さなきゃダメ、ってことなのかな?
ショーコ生存の理由付けについて、見たまんまではなく、次回以降「実は…」の説明がある?
時間経過後のヴァルヴレイヴ強化切腹(エネルギーを剣に纏わせたような)なんかは、次第に明らかになる重要設定の一部なんだろう。
ムズカシイ立場に追い込まれたエルエルフが面白くなりそう。
ハルトの苦悩は「怒りに任せて他者を平然と害する恐ろしい自分」というメンタルなものかと思ったが、体の異変なのかなあ。
現実に体験したらともかく、アニメの中ではそんなに忌避される能力でもないような…
ハルト、さすがに学校へは戻れない…と思うけど、ヴァルヴレイヴを学校地下に格納してあった事から、在学させ続けるんだろうか。
実にまっとうなロボットアニメ。
第一話でロボット登場から「正統なパイロットではない」主人公の搭乗、緒戦の勝利とその後まで描いてしまう手際のよい語り口は、驚異的。
『ガンダム』がベースなのかな。
オリジナルだけでなく、美少年部隊の潜入とロボット鹵獲の計画は『ガンダムSEED』をも思わせる。
そこに留まらず、宇宙都市間の抗争、戦時にあり人命を軽視する侵入少年達との対比、「萌え」さえ感じさせる「人間やめますか」のふざけた画面、事態を他人事としか捉えないネットワーク上の人々…「今」を感じ取らせようとする工夫が多々。
コックピット内で主人公の腕が回復する所から、酷い傷害を受けても復活する様子を見せるのは予想したけど、その後、侵入少年に行った行為についてはただ驚き、「えええっ!」と声が出てしまう。
操縦システムと関係している?
侵入少年はエネルギーを取られただけなのか「眷族」にされてしまうのか。
ヒロイン…と思われた少女は本当に死んでしまったのかなあ。
死を乗り越えるテクノロジーがあるっぽいので、破損した遺体からの復元も有り得るかも。
作画は良好。
ロボットバトルも迫力があって見応えあり。
ロボットアニメ…だと思うけど、伝奇モノになる可能性もあり、先は読めず、これから楽しみ。
原作未読。
三年ぶり…ぐらいの第二期なのか。
レギュラー陣は覚えていたけれど、ちょっと出てくる女の子の中には「今期からの新キャラ」なのか「自分が忘れているだけの既登場キャラ」か、判断できないものも。
大きなストーリーにはまだ入らず、各キャラの立ち位置や能力を確認し、アクションで締める第一話。
キャラ同士の軽快な掛け合いが楽しく、悪党にも恐れられる美琴の強さは気持ち良くて、シリーズの魅力を思い出させるに十分な内容。
今期も最後まで見続けたい。
原作未読。
呆気にとられるぐらい何も無い第一話。
原作からこうなのか…それでも、入学式らしく、それに合わせてオリジナルのネタを入れたり他回からギャグを持ってきたりは出来たと思え、だから「意図して何も無い第一話を作った」ということなのだろう。
ストーリーの流れもキャラクターの心情変化も無いため、気楽に見られる。
数分間見逃しても作品理解に無問題。
爆笑ではないがイヤな所もない、可愛い笑いで構成された内容は、そういう傾向の作品を好む視聴者に向けたもの。
このままで良いと思う、あとは視聴者自身による「自分に向いた作品かどうか」の判断。
魔王と、ハンバーガー屋勤務・庶民生活のギャップが面白かった第一話をピークとして、後はテンションが落ちていくのではないか…などと心配してしまったけど、それを払拭する第二話。
勇者の視点を得て、いじましい魔王達の生活が、よりビンボー臭く微笑ましく描き出された。
100均のナイフで魔王を刺そうとする勇者がコワイ。
聖剣ナントカはファンタジー、でも安物ナイフはリアル。
「夜道に気を付けることね」と言い、魔王アパートを日々見張る勇者…まるでストーカー。
泣きながらドアを開けろと訴え、狙われる恐怖に魔王部屋への宿泊を求める勇者が可愛い。
魔法力が無くなれば勇者も一般人並み…現実的戦い方(痴漢の嫌疑で魔王を追い込むなど)を知らない分、それ以下の戦力しか持たないのか。
現実世界に移動してしまったため、魔法は使えなくなったが、勇者が剣を振るっていた筋力などはそのまま残りそうな。
異世界時とは外見が変化しているように筋力も平均レベルまで落ちているのか、超絶の剣技を繰り出すにも実は魔法力のバックアップを必要としていたのか。
当分は情けない日常描写に終始すると思っていたので、謎の狙撃は意外。
現実世界で彼ら異分子の存在に気付いた例えば「ヴァチカンからのスナイパー」的なモノか、異世界からの追っ手だったり。
勇者が一人だけで現実界へ来る事になったのは、他三人の仲間達による謀略で、彼らと、トップを除く魔王軍とはもう話し合いが付いており、『まおゆう』風に共存共栄の形が模索されている。
魔王・勇者は生真面目すぎてそういう融通が利かないため、両軍によって亡き者にされようとしている、とか。
「のほほん」とした雰囲気が気に入っているため、余りシリアスなドラマが入ってくるとチョイ残念。
いや、それも見せ方次第か…早く次回が見たいなあ。