オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『プラスティック・メモリーズ』最終13話.「いつかまた巡り会えますように」

 最終回、ちょいホロリときてしまった。
 アイラは可愛らしく良い子に描けていたし、一生懸命なツカサとの関係も細かく、周囲を固めるレギュラー陣の盛り上げもあって、十分泣けるストーリーに出来ていたと思う。
 強引に都合に合わせた設定(メモリー移し替え不可能、ギフティアとの恋愛推奨と言うより強制さえしているような社内システム)や、個別事件エピソードの薄さ、終盤の物語停滞、それら全て、「泣かせる」ことを作品の第一目的としているため。
 目的は達成。
 しかし、それ以外のあれこれに「でも……」が付いてしまい、見終わった感想はフクザツ。

 一時期(今も?)流行った、とにかく誰かが死ぬことでお涙頂戴を狙う作品、と変わらなく思えるのが残念。
ギフティアが肉体的にも感情的にも人間そのもので、差異がなさ過ぎるため、いっそ機能時限設定をやめ、人間の難病物にしても内容はほぼそのままで行けそう。
 アンドロイド・ジャンルって、「人間に憧れながらも決して人間になれない」所が最重要ポイントなのに。

 ラストは、メモリーがクリアされ再配置されたアイラとツカサが再会した……ようにも感じられるけど、それじゃツカサの割り切りぶりが非情にも感じられるから、また別のギフティア、ということになるか。
 見続けてきたことを後悔するような低いレベルのアニメではない、かといって傑作!見て良かった!とも言えない、どうにも中途半端。
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『放課後のプレアデス』最終12話.「渚にて」

 ずっと前、『ミンキーモモ(82)』『クリィミーマミ』なんかの魔法少女物が続けて作られていた頃、自分もそういった作品を妄想していたことがあって、 それは、「魔法はありつつ、しかしそれを中心にした物語ではなくて、ごく当たり前の生活・青春があり、もう一歩だけ届かない何かをあるいは心の有り様を、 少しだけ変えるために魔法が使われる作品」という……
いや、まるで具体性のないフワフワした話。
 もちろん、こんなもの作品化できるはずなく、そんなの考えていたことがあったのさえ忘れていた。
 『プレアデス』の、特にシリーズ中で描かれた各キャラクターが抱える、小さな小さな、問題とさえ言えるか分からない悩み、それを、魔法の力でスッキリ解 決、なんて安易にはせず、しかし穏やかに絡まりを解いていくストーリーを見て、「ああ、やりたかったのはこういう物語の形だったんだ」と思った……こんな に上手い形で作り上げるのはどうやっても不可能だったろうけど、理想型として。

 これら、小さな葛藤の繊細な取り扱いが凄く良かったため、メインのエンジンパーツ探しと、みなと・謎な敵対少年の正体に迫る流れにはそんなに興味を持っ ていなかったんだけど、なかなかにシビアな少年の実情が示され、パーツ探しのため集められ出会えた少女たちが、その終了と共にそれぞれの時間流へと帰って いくラストはSFでありつつ感動的で、素晴らしかった。
 みなとについても、言えば何でもアリの作品なんだから、都合良く万全の状態にして上げることは簡単だったろう。
そうはせず、しかしバッドエンドでもなく、「これから大変なことが沢山待っている、でも、きっと彼女と彼なら乗り越えていけるはず」と感じさせてくれる、希望のある終わり方。
 誠実な作り方で、嬉しくなってしまう。

 GAINAXでSF、ということからも、宇宙の広がり、時間の流れ(ウラシマ効果)、天文現象など、『トップをねらえ!』を彷彿とさせる部分があり、懐かしい。
 作画は最後まで水準以上をキープできて、結構。
 これは、続編のない終わり方だろうな。
すばる以外の少女達のエピソード、もっと見てみたかったけど。
 このラストを知った上で、いずれ最初から見直してみたい。
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『終わりのセラフ』最終12話.「みんなツミビト」

 人類が激減し、残された子供たちが悲惨な境遇に追いやられる圧倒的なシリーズ開幕のツカミから、突然緊張感の途切れた学園生活と退魔バトルへ……この落差に驚き、付いていけないかも、とさえ思った覚え。
 仲間達との出会い・対立・和解、特殊能力を生かした吸血鬼達との戦いなんかは、基本に忠実ながら手堅い作り。
シリーズの最後で主人公に起きる異変以外は、そんなに変わったことをやっていない。
 なのに、毎回、三十分見入らせるだけの丁寧さとパワーがあり、感心。
実際、「えっ、もう今週終わりなの?」と思ったこと、何度もある。
 キャラの魅力、それぞれが抱える目的意識と葛藤、戦いの緊張感、そういったものを、いちいちおろそかにせず、しっかり描いていたが故だろうか。

 シリーズとしても「えっもう終わり?」で、決着らしい決着は付かず、それは原作を読むか第二期が作られた時…という事かと思えば、二期は既に決定している、というか途中に休止を挟んで続くシリーズ形式。
 人類と吸血鬼の戦いは、見た目ほど単純でなく陰謀を孕んでいるようで、先が楽しみ。
企む者達が第三勢力としてより大きい脅威になれば、人間とロリ吸血鬼女王様が手を組むような事態も?
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単行本「密ノ月」

 単行本新刊「密ノ月」、本日発売です。
 ここしばらく、ひたすら収録原稿を直しておりました。
 どうぞよろしくお願い致します。
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『ハロー!!きんいろモザイク』最終12話.「なによりとびきり好きだから」

 今期もストレス皆無で、のほほんと見終えられた。
 アリスの里帰り、「忍の所へ帰りたい」ばかりじゃちょっと寂しいな…と思っていたが、しっかり「でもママと居られるのは嬉しいし、また別れるのは寂しい」気持ちを描いてあり、嬉しい。
 新キャラの教師・久世橋は可愛らしく、対比して烏丸のふわっとした個性を彫り込む役割を果たしており、上手い。
 三期の制作も期待したいなあ。
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『トリアージX』最終10話.「湯加減いかが?」

 あれ、もう終わり?
通常の一クールに足りない話数なのは、放送編成の都合か、発売されるDVDにのみ収録されるエピソードが多いという事か。
 途中、見逃した話もあるため、あんまり細かく語れないけど…
 現代版『必殺!』『ワイルド7』といった内容を貫き、徹底した「エロ・グロ・バイオレンス」で、深夜アニメらしく、見やすいエンターテイメントだった。
 悪党には、同情に値する理がほぼ皆無な上、笑ってしまうぐらい過剰な憎々しさが演出されており、酷い殺され方をされる事でカタルシスを生み出す。
 胸の大きなお姉ちゃんが敵も味方も大挙して存在し、戦ったりイヤらしい事をされたりして嬉しい。
一部危うい所もあったけど……頑張った作画が、色っぽい見所を支えていた。

 重い所もありつつ、何事かテーマを訴えるのではなく、気楽に見させるべく描かれている作品。
 続編を熱望……とまで言わないが、第二期があったら、また見てしまいそう。
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