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『この素晴らしい世界に祝福を!』08.「この冬を越せない俺達に愛の手を!」

 あれ、どこかで一話見逃してるのかな?と思わせる、ウィズエピソードの省略っぷり。
シリーズ構成的に時間が割けなかったのか、アニメにするほどの面白味や独自性が薄い内容なのか……お約束を逆手に取るのが巧みな作品だから、この大胆な省略をギャグに昇華できれば、ここでも一笑い取れたかも。
 アクアとの能力相性が最悪なため、イジメられるウィズが可笑しい。
魔王軍って「邪悪」とするには余りにもお人好しというか、主人公パーティーに比べマトモな幹部ばかりのような。
でもまあ、騎士道精神さえ感じさせたベルディアが、実は自分の頭をウィズのスカート下に投げ込んで覗こうというサイテー(笑)のエロ野郎だったり、見えない所で何してるか分かったもんじゃないのか。

 6話、そのベルディアの城にまだ爆裂魔法を撃ち込んでいた異常者・めぐみんに、ポカーン。
 剣技を始めとする物理攻撃相手なら恐るべき実力を発揮するベルディアだが、相手が悪すぎて余り良い所なく退場。
頭を奪われてサッカーボール代わりに使われてしまう所、漫画『マジンガーZ』で同様に哀れな姿をさらしたブロッケン伯爵の「君は見上げた紳士だ、きっと貴族の生まれだ」「キサマは見下げ果てた野蛮人だーっ」というセリフを思い出してしまう。
 ベルディア、実は兜の下は美少女……だったら主人公パーティーに入れられるぐらい面白いキャラだったんだけど、残念。

 7話、アッサリ死んでしまう和真に驚く。
それも、ラスボスどころか中ボスでさえない敵(強いのは間違いないようだが)相手に。
 死後は再び、女神の前へ。
「またか!」が可笑しい。
 現実界への転生が可能……面白い。
現実で死亡した時点へと戻され、元通りの平穏で、しかし何ら満たされることのない生活をしばらく送った後、やはり異世界への転移を望む(ギャグとしては、 もう異世界なんかこりごりだったのに無理矢理呼び戻される)……といった展開にするとクライマックスへのエピソードにもなりそうなのに、ここで使っちゃう のか。
贅沢というか出し惜しみしないというか、まあ「またまた死んじゃいました」で何度使っても一向に構わないが。
 信仰の対象にもなっているエリスは、それだけの理由を感じさせる穏やかな女神。
アクアの例から、エリスにも隠された異常性がありそうでコワイけれど、胸パッドなんていう小さな秘密だけ?

『灰と幻想のグリムガル』08.「君との思い出に」

 マナトの仇となる強敵ゴブリン集団との決戦。
 もうちょっと作戦を練って、全員の装備を揃えレベルアップしてから臨めば……と思うけど、怒りがあり、ここを越えないと先に進めないような思いがあり、また待ちすぎて他のパーティーに狩られてしまってはという焦りもあるのかな。
 戦いは、非常に危ない内容。
誰か更なる犠牲者になってもおかしくなかった。
 助っ人を入れる訳にはいかなかったのかなあ、今回の主目的は金じゃないのだから、得られた利益は全部渡して構わないはず(自分達だけで成し遂げたいのは分かるけど死者を出すよりは)。
 前日にでも、数匹程度ゴブリンを減らしておくとか。
 ゴブリンアジトに忍び込んで可燃性の液体を容器ごと仕掛けておき火矢で射貫いて着火・動転させる、商隊に偽装し毒入りの酒をわざと盗ませ飲ませるなど。
出来るだけ汚い手を使った方が生存確率は上がりそう。

 危地に追い込まれる仲間をただ見ている、ような演出があり、ハラハラしつつ、おいおい。
練習始めてから日が浅く監督すら居ないサッカーチーム、みたいなものだから、見事なフォーメーションが取れたら逆に不思議だろうけれど。
 以前から知性を持っているように描かれていたゴブリン、今回はチェス?で遊んでおり、下手な人間より賢いのかと思わせる。
二足歩行・人間に似た体つきをしていることもあり、こうなるとゴブリンらは「退治・駆除」より「殺害」している印象が残ってしまう。
まるでバケモノならこうはならないのに……しかし、この「重さ」も作品意図か。
主人公ら、PTSDとかに陥らないのか心配。
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飛龍 乱

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