オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『ブレイブウィッチーズ』06.「幸運を」

 弱い魔法力の代わりに、強靱な体を持つひかり。
生まれつき魔法力に恵まれて、とか、次第に超絶才能が目覚めるような話にせず、足りないパワーを一点に集中するなど効果的運用することで乗り越えていこうとする、割と見ないパターンが楽しい。
 腕の先端に魔法力を集め、塔を登っていく、『ジョジョ』第二部波紋修行のような特訓。
腕を壁にくっつけることは可能でも、片腕懸垂のように体を持ち上げることは難しいと思え、そこで体力バカもとい強い筋力を誇るひかりの特異な設定が生きてくる。
他のウィッチーズも、大型火器を抱えて飛び回ったりしている訳で、それなり以上の体力は備えてるのかな……しかしまあ、ひかり程じゃないんだろう。

 極寒の中、廃棄された戦車内で暖を取り、それが逆転への伏線になっていく前話も好み。
 弱点を持つ少女達が、互いに補いつつ勝利する、気持ちの良い話。
 ただ、今回の話もそうだけど、ちょっと真面目すぎるというか隊の少女達がほとんど「一生懸命頑張る良い子」であって、キャラの差別化が弱く、印象に残り辛いのは残念。
 作画面も、もう一歩……と感じられるところがあり、制作状況の厳しさは突然のOVA挿入からも明かなんだけど、頑張って欲しいところ。
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『終末のイゼッタ』06.「穏やかな日々に・・・」

 少々昔を感じさせる兵器群に対し、魔法を駆使する魔女が軽やかに勝利していく痛快な物語……という単純なモノではないだろうと思っていたけれど……
 その他の兵士C、ぐらいな扱いのヨナスに待ち受ける過酷な運命。
戦力的に劣るエイルシュタット公国にとってイゼッタだけが頼みの綱、偶然その秘密を知ってしまった彼に、敵国から友好国まで接近して何とか情報を聞き出そうと画策するのは止めようがない。
だから、いっそ……ということなのか。
 でもまだ「実は頭の脇を撃っており『今までの君は死んだ、これからは私直属の部下として、命を惜しまず働いてもらおう』」という手も?

 超絶過ぎるイゼッタの能力に限定条件を付けたのは結構。
 坑道を爆破し、「スーパー魔法パワー」を過度に演出してみせるのも、見事な戦略。
 本来、その能力は一切公開せず、敵軍に「不可解な存在の原理不明な攻撃により我が軍は敗退した」と捉えさせた方が戦々恐々、脅威だと思うんだけど。
通常戦力には圧倒的な差があるため、イゼッタを核兵器並みの抑止力として、エイルシュタットに手を出したら最後、恐ろしい報復を受ける、と印象づけなければならないのか。
また、当初の悲惨な敗退により萎縮している自軍兵士や国民の気持ちを鼓舞すべく、「我らは無敵の白き魔女と共にあり」と喧伝するのが不可欠。
 しかし、物語開始時、イゼッタはゲルマニア帝国に囚われていた訳で、所詮は人間であり弱点もある、というのは知られていることでは?
今後、再度の捕獲、あるいは殺害する計画が立てられるんだろう。

 セクハラしまくるエルヴィラが楽しい。
単なるバカキャラでなく、ジークの部屋から出てきた男を目にし、その後の不穏な成り行きを感じ取るなど、なかなか切れ者。
 ジークは、ベルクマンと対決する線上にいるのかな。
 宮殿での穏やかな日々、ケーキ屋でのイベントなど楽しげな描写が続き、この後に控えると思われる、厳しい戦いを余計に意識させる。
 作画が崩れないのも嬉しく、面白い。
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『ろんぐらいだぁす!』04.「秘密のアルバイト」

 うぅーん……作画的に少々厳しい内容。
一週放送を休んでもここまでなのか。
 ほのぼのしたストーリーは悪くなく、チャイナ姿やメイド服での羞恥プレイ(笑)などキャラの意外性を見せつつのサービス回だったと思うのに、これは残念。
メイド服をさしたる思い入れなく描いており、赤面するリアクションにも可愛らしさが足りないため、意図として伝えたかったのだろうドキドキや可笑しさに届かず。
 崩れが限度を超えているところなど、替わって描きたくなるぐらい。

 来週は持ち直して欲しい……と思えば、総集編?五話目で?
 しかし、ある意味、目が離せないアニメになったとは言えるのか。
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『ガーリッシュナンバー』05.「ちょけった千歳とぼこぼこ評価」

 ちょっとぼやけた印象で、何を最も描きたいのかハッキリしない。
 千歳がヒロインなのだろうから、彼女の声優としての有り様がやはり中核なのだろう。
しかし…劇中アニメ開始当初の酷い演技、ファンと直接ふれあうイベントで見せたそっけない対応、格上であり付き合いの難しさを含むと思われる先輩・百花や 万葉との関係など、大きい出来事になりそうな伏線は引かれていたと思うのだが、今のところ全て「なんとなく」通り過ぎてしまう。
 特に衝突や挫折すること無く、ふわふわっと声優業を続けているため、「千歳の驚異的バイタリティーによって困難をものともせず乗り越えていってる」のか「生ぬるい環境だからこんな考え方でいられる」のか、分からなくなってしまいそう。
 酷いアニメに主演してしまったが、ほぼ無名の新人だった立場からすれば結果的にプラス、という風に考えられる逞しさとか、面白いと思うんだけど。

 原作ライトノベル作家、アニメへの不満からどこかで爆発するのでは……という予想も外れ、それなりに受け入れつつ静かに記憶喪失?
 拙いアニメの制作現場。
それでも監督は私生活をなげうつほど(そうでなければ出来上がらない環境下で)一生懸命。
 スチャラカなプロデューサーを除き、関わる人間は大抵、真面目に、大人な態度でアニメに臨んでいる。
こうなると、対立点が明らかでないというか、別に誰が悪いという話でもなく駄作が生まれてしまうということになって、いや現実にはそういうモノなのかも知れないが、お話としてどうも盛り上がらない。
「売れないアニメが作られるのは、プロデューサーが無責任だからです」という結論で良いのだろうか?
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『LEGO スター・ウォーズ/フリーメーカーの冒険』08.「試練のとき」

 LEGOの「スター・ウォーズ」作品は、『ヨーダ・クロニクル』『ニュー・ヨーダ・クロニクル』『ドロイド・テイルズ』等いくつもある。
3DCGを用いてはいるが、キャラクターや背景がデフォルメされたLEGO状になっており、リアルさから遠い表現になっているため、出来が憂慮され鑑賞を敬遠してしまいがちだけれども、実際見てみると面白い。
 タトゥイーンで、ルークがアナキン・ポッドレーサーに、ダース・ベイダーがルークの売り飛ばしたランドスピーダーに乗って出会い、互いに「それはオレの車だー!」と叫ぶとか。
また、宇宙でダース・ベイダーに追われたルークが、小惑星帯でスペース・スラッグを用いた逆転を計画する(しかし、巨大生物はベイダーに餌付けされていた)とか。
ベイダーがジャー・ジャー・ビンクスの居る惑星に墜落し、誤魔化そうとするも「アニー!」と呼びかけられ、ジャー・ジャーの子供たちによりヘルメットに落書きされてしまうなど。
元の作品への愛情や敬意やパロディー精神が感じられ、楽しい。

 この『フリーメーカー』。
これまでのように元シリーズの有名キャラを主役に据えず、宇宙ステーションでスクラップ・修理業を営むフリーメーカー三兄弟が中心となる。
 といっても、お馴染みのキャラがゲスト的に毎回登場しており、ナブー・ファイターを見て過去を思い出し子供のようになるダース・ベイダー、まだ若く「おてんば姫」なアクションを見せるレイア(『フォースの覚醒』での 老境を知った後だと余計に感慨深い)、三兄弟の世話係でいつも酷い目に遭う元バトルドロイドのラジャーがジェダイを忌み嫌っているなど、シリーズのファンを喜ば せる要素満載。
 ブラック企業経営者のごとく、矢継ぎ早な要求で業務を進行させようとする銀河皇帝も可笑しい。
 兄弟のまだ幼い末弟ローワンにはフォースの萌芽があり、皇帝が探し求めるカイバー・セイバーの行方を感知する能力を持っている。
 彼らに味方するのは、ジェダイの美しき女性(だと思う、LEGO顔なんで分からないが)ナアレ。
……実は、シス側。
 「まだ未熟なフォース能力者に、マスターが付いて修行させる」のは、サーガの基本的ストーリー。
しかし、どちらに進むとも決めていない幼少の能力者が、正体を隠したままのシス・マスターにより修行を積まされる構成は、初めて。
 騙されてダークサイドに染まっていくのか、頑張ってライトサイドに踏みとどまるのか、あるいは親しい交流によりナアレまでも光の方向へ引き戻したり?
関係の行方にドキドキだったけど、意外というか何というか、サッパリキッパリした展開。
負担無く見られてそれは良いが、興味深い題材を、ちょっと勿体ないような。

 シリアスに推移する『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』は面白かったけど、LEGOシリーズの完成度だって高い。
米テレビシリーズ、才能のある制作者が集まってるなあ。
 ついでに、『クローン・ウォーズ』シーズン6-11話「声」
 ヨーダがクワイ=ガン・ジンの声に導かれて(最初は幻聴だと思うヨーダ、ジェダイの姿が死後も見えるようになったのはごく最近らしい)訪れたダゴバで、例の洞窟へと入り、恐ろしい幻……ジェダイが全滅する未来を見る。
しかし、ヨーダはこのビジョンを知覚しきれず、何らの手も打てないまま、現実のジェダイ壊滅へと至ってしまう。
 『帝国の逆襲』でルークが同洞窟で見た、ダース・ベイダーの幻影と、切り伏せたそのマスクから覗く自身の顔は、やがて対決した父親・ベイダーを殺し、同時に皇帝の目論み通り「ルークとしての死を迎える」未来の予見だったのね。
マスター・ヨーダさえ防ぐことが出来なかった「確定した未来」のはずなのに、怒りや憎しみを乗り越え、運命をまるで変えてしまったことこそ、ルークが備えるフォースの唯一無二な特異性。
 こういう本編への補完が、テレビシリーズは実に巧い。
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