『ダーリン・イン・ザ・フランキス』03.「戦う人形」
画面の品質や作り方からすぐ分かる、今期のTRIGGER枠。
A-1 Picturesが共同制作。
第1話。
全裸美少女とのラッキーでエッチな出会いから始まり、学園的なモノにキャラが編入され、主人公の予想外の能力を示される、ライトノベルの黄金パターンほぼそのまま。
3話まで見ても全貌が明かされない世界観や、戦う目的、やたらダウナーな主人公のモノローグなどヒネリを効かせ、ありふれたパターンと感じさせない工夫はあるけれども。
1話で気になったのは、多用される『エヴァンゲリオン』からのパク……オマージュ。
見慣れた口の開け方をする敵巨大獣、コックピット内男性用シート周りの有り様、丸いコアを突き壊す倒し方まで、似ているというかそのまんま。
制作会社スタッフのビジュアルイメージが、既存のものに頼らなければならないほど貧弱だとは考えられず、こうしているのには何か狙いがあるのかなあ。
あと、目玉があって意思を感じさせるロボットは『トップをねらえ2』っぽい。
男女の性行為・後背位をストレートに想起させるコクピット内の位置取り。
お尻を上げる体勢は『コードギアス』か『輪廻のラグランジェ』……バイク姿勢だと思えば一杯あるか、バカバカしくて好き。
キスも知らない無菌培養のパイロット達は、性的な知識から隔離して育てられたのか。
操縦席の形状から、「余計なこと」を考えないように。
ゼロツーと搭乗した時のコクピット全景が描かれてないのは、通常と違うから?
男の方が前傾姿勢で女性役をしてるとか、「死を早めるほど無茶な何か」をやらされていて、だからゼロツーは「ダーリン」にこだわり、彼女を受け入れられる主人公の体・心の特殊性が……妄想は同人誌方向にすぐ走ってしまいそう。
2話目模擬戦の決着。
普通は、負けそうになったヒロの機体にゼロツーが乗り込んでくることにより、1話目の再来、驚異的パワーが発揮され勝利を収め、主人公のことを好きなイチゴが悔しがりつつ「あなたになんか負けないわ!」とゼロツーへの宣戦布告でもして、続きそうなところ。
しかし、無神経な、他者を気遣う余裕のないヒロの言葉により、少女は深く傷つき、爽快感などカケラもなく、視聴者を嫌な気分にさせたままで終わってしまう。
3話でも、「ヒロ登場により絶望的戦局が一変、仲間達も彼を見直す」というポジティブな展開はなく、代わりの搭乗者でも超常戦闘は可能、いい気分になったミツルだが操縦負担によるのか壊滅的ダメージを喰らって(死亡?)終わる、よくもまあ、と感心するぐらいネガティブな流れ。
1話目の、結局死骸を晒してしまう傷ついた鳥といい、物語の悲しい厳しい展開しか予感させない、重い描写が続く。
その割には、コクピットのバカ描写や、会話に割り込んでくる自意識を持った(搭乗者の統合意識?)ロボットなど、どうもチグハグなような……話が進むにつれて馴染んできたり、込められた意図を深く受け取ることができる仕掛けになってるのかな。
物語として設定されているのだろう謎より、どうしてこういうアニメの作り方をしたのかが気になる。
当然のように、気合いの入った、見応えのある演出と作画。
視聴継続。
A-1 Picturesが共同制作。
第1話。
全裸美少女とのラッキーでエッチな出会いから始まり、学園的なモノにキャラが編入され、主人公の予想外の能力を示される、ライトノベルの黄金パターンほぼそのまま。
3話まで見ても全貌が明かされない世界観や、戦う目的、やたらダウナーな主人公のモノローグなどヒネリを効かせ、ありふれたパターンと感じさせない工夫はあるけれども。
1話で気になったのは、多用される『エヴァンゲリオン』からのパク……オマージュ。
見慣れた口の開け方をする敵巨大獣、コックピット内男性用シート周りの有り様、丸いコアを突き壊す倒し方まで、似ているというかそのまんま。
制作会社スタッフのビジュアルイメージが、既存のものに頼らなければならないほど貧弱だとは考えられず、こうしているのには何か狙いがあるのかなあ。
あと、目玉があって意思を感じさせるロボットは『トップをねらえ2』っぽい。
男女の性行為・後背位をストレートに想起させるコクピット内の位置取り。
お尻を上げる体勢は『コードギアス』か『輪廻のラグランジェ』……バイク姿勢だと思えば一杯あるか、バカバカしくて好き。
キスも知らない無菌培養のパイロット達は、性的な知識から隔離して育てられたのか。
操縦席の形状から、「余計なこと」を考えないように。
ゼロツーと搭乗した時のコクピット全景が描かれてないのは、通常と違うから?
男の方が前傾姿勢で女性役をしてるとか、「死を早めるほど無茶な何か」をやらされていて、だからゼロツーは「ダーリン」にこだわり、彼女を受け入れられる主人公の体・心の特殊性が……妄想は同人誌方向にすぐ走ってしまいそう。
2話目模擬戦の決着。
普通は、負けそうになったヒロの機体にゼロツーが乗り込んでくることにより、1話目の再来、驚異的パワーが発揮され勝利を収め、主人公のことを好きなイチゴが悔しがりつつ「あなたになんか負けないわ!」とゼロツーへの宣戦布告でもして、続きそうなところ。
しかし、無神経な、他者を気遣う余裕のないヒロの言葉により、少女は深く傷つき、爽快感などカケラもなく、視聴者を嫌な気分にさせたままで終わってしまう。
3話でも、「ヒロ登場により絶望的戦局が一変、仲間達も彼を見直す」というポジティブな展開はなく、代わりの搭乗者でも超常戦闘は可能、いい気分になったミツルだが操縦負担によるのか壊滅的ダメージを喰らって(死亡?)終わる、よくもまあ、と感心するぐらいネガティブな流れ。
1話目の、結局死骸を晒してしまう傷ついた鳥といい、物語の悲しい厳しい展開しか予感させない、重い描写が続く。
その割には、コクピットのバカ描写や、会話に割り込んでくる自意識を持った(搭乗者の統合意識?)ロボットなど、どうもチグハグなような……話が進むにつれて馴染んできたり、込められた意図を深く受け取ることができる仕掛けになってるのかな。
物語として設定されているのだろう謎より、どうしてこういうアニメの作り方をしたのかが気になる。
当然のように、気合いの入った、見応えのある演出と作画。
視聴継続。
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