オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『こみっくがーるず』01.「アンケート ビリですか!?」

 原作四コマ未読。
 冒頭、かおすへの電話で、「アンケート最下位」という辛い事実に続き、「読者からの厳しいマイナス意見」を、そのまま連続して読んで聞かせる編集者に驚く。
こんなんアカンに決まってるやろ!
長い付き合いで打たれ強いと分かっている作家ならともかく、いやそれでも言い方は考えるべきだけど、ナイーブそうな彼女にこんな話を「当然だと・良かれと思って」投げかける編集者なんてのは、必要ないというか居ない方がずっとマシ。
 作家同士の共同生活は、そりゃ吉と出る場合もあろうが、全員そろって人格者とは限らず、個性のぶつかり合いで弱い方の心を折ってしまう恐れもあり、単純にはお勧めできない。
 なんてのはまあ、リアル寄りの話。

 内容としては、『ひだまりスケッチ』女性漫画家版というところ。
可愛らしいキャラと作画、テンポ良くコミカルな演出で、楽しく見られる。
修羅場もなんだかハッピーそう。
 気合いを入れて、ということではなく、肩の力を抜いて気楽に見ていきたい。
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『銀河英雄伝説 Die Neue These』01.「永遠の夜の中で」

 原作は発表当時に既読、石黒昇監督シリーズも見て、そこそこは番外編アニメも見ている。
 誰が言ったんだっけ?「ある年代の人間にとって『銀英伝』は、単にSF小説やアニメ作品ではなく『思想書』である」って。
その通り、自分なども考え方の一部……いやかなりの部分、ここから影響を受けている。
 つい引用して語りたくなる印象的でカッコいいセリフの多さが、特徴。
「子曰く」「ゲーテ曰く」とか、近くは「認めたくないものだな、自分自身の、若さゆえの…」「あきらめたらそこで試合終了ですよ」のような。
「政治の腐敗とは政治家が賄賂を取ることじゃない、それは政治家個人の腐敗であるにすぎない。政治家が賄賂を取っても、それを批判できない状態を政治の腐敗と言うんだ」などと、まあ、原作に思い入れのない人間が聞かされると「また社長が、愛読する論語を用いて社員を諭し始めた」みたいな気分になること請け合い。

 原作小説は、多くの不思議な設定や描写、都合の良い戦闘の帰結、アラを越え、圧倒的な完成度を誇る。
天才的作家が気力体力「天恵」の充実する人生の僅かな期間だけ為し得る、偉業。
田中芳樹の作品は、この後もそこそこ読んでおり、『アルスラーン』『創竜伝』『薬師寺涼子』など水準を超えて面白いものが多いと思いつつ、しかし『銀英伝』を越えてはいないと感じてしまう。
 永井豪の『デビルマン』、石ノ森章太郎の『009』、富野由悠季の『ガンダム』みたいなもので、生涯比較される(本人は望まぬ再現を求められる)、自身で築き上げた越えられないほど高い壁。

 アニメ。
 とにかく長い期間、石黒版しか無く、既に「聖典」と化しているため、比較して違う箇所は、それが改善点であっても瑕疵と捉えられがち。
自分など老害ファンの代表かも知れず、黙って見るか、見ないべきなんだろうなあと思いつつ。
 前作で一番の難点であったキャラの不安定な作画が素晴らしくキレイになり、描ききれなかった無数の戦艦による艦隊戦が3DCGによって美しく説得力をもって画面化できている。
これだけで隔世の感、嬉しい。
 現代に作られ、しかも再アニメ化のため、細かなところが気になってしまう。
 恒星間宇宙船が普通に飛び回っている時代、貴族的なパーティーが開かれているのはともかく、厚着で寒さに耐えつつ馬車で移動する人々が居るのは不思議。
こういうのは物好きな貴族がすることで、庶民はボロなガソリン(あるいは架空エネルギー)車に乗せた方が合理的なような。
「必ずしも合理的描写優先ではありません、超技術の宇宙船も馬車も混在する世界です」というのを最初に示したのか。
 ラインハルト側の妨害により通信不能になり大混乱の自由惑星同盟軍、ってのも、通信妨害を行うのは奇策なの?同盟軍は何故しなかった?妨害中でも帝国が普通に通信できているのは機器・方式が違うから?といった不思議が。
 帝国軍が攻撃可能距離に接近しても気付いてない同盟軍は、無能にも程があるな。
 この辺に現在の知識で肉付けし、「なるほど、それなら」くらいに説得力を持たせるのが、後発、再アニメ化作品の価値。
『ヤマト』新作は、そこいらをかなり考えてある(100点とは言わないし、それによる新たな不都合も生じているが)。

 でも、思ったより遙かに良い船出。
 新しい声優さん達にも違和感なく。
 まずは12話、来年また12話の予定なのね。
今期は、イゼルローン攻略と帝国領への侵攻開始、くらいまで?
そのペースだと完結するまでに……10年近くか。
 長い長い戦いの始まり。
「いいか…早死にするんじゃないぞ。何十年かたって、お互いに老人になったら再会しよう」
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『多田くんは恋をしない』01.「ほっとけないだろ」

 いかにも漫画かライトノベルに原作がありそうな内容だけど、オリジナル企画。
 高貴?であり世間知らずの外国人お嬢様と、一般男性が恋をする、古式ゆかしい『ローマの休日』パターン。
一昔前の漫画では、長期連載でネタに困った場合、必ずコレと「誰か記憶喪失になる」ネタを入れたもの。
 最重要キャラであろうヒロインのテレサ、可愛くはあるものの、異国のお姫様?であるという部分については弱く、日本人の天然ボケ少女ぐらいな扱い。
いやまあ、日本語も完璧だし、カルチャーギャップなんてマトモに扱おうってコトじゃないんだろうけど。
 街中で、彼女と何度も「偶然」出会うのは、漫画的リアリティー……『3D彼女』で同じ事書いたな。

 ボディーガードを兼ねているのか格闘技に優れた同行の女性(もっと年上設定だと思った)、彼女にブッ飛ばされて以来恐怖感が染みついた主人公の友人など、周辺キャラも、独特・強烈ということではないものの、不足なく描けている。
主人公である多田が一番薄いかなあ、彼は他者や状況について、積極的に関わったり突っ込むタイプではないのだろうが。
タイトルに絡め、彼が「恋をしない」描写・理由・それで生じる他者との葛藤なんかがあれば良かったかな。
 お隣さんになり、しかも多田と同じクラスに転入するテレサ、物語上とても便利。
 主人公家業、寿司屋・蕎麦屋・和菓子屋なんかが「和」代表として良さそうな……視聴者にも制作者にも馴染みがあるのは喫茶店だからか。

 全体に、悪くはないんだけど薄口で、見る者の心を掴む第一話になれているか疑問。
既に多くのファンが付いた人気原作がある訳でも無いため、「テレサのふわっとした可愛さ」以外にも、次回以降を見続けさせるフックが欲しかったところ。
これが漫画で、編集者に見せたなら、「その辺を踏まえて再考」と言われそう。
 取りあえずもう少し見て。
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