『波よ聞いてくれ』最終12話.「あなたに届けたい」
ラジオをテーマに、最初は余り面白くなりそうと思えなかったけれど、見終わってみれば実に楽しかった作品。
主人公・ミナレのラジオ放送。
「皆さん今晩は、ミナレです。今夜も時間までお付き合い下さい。では早速、リクエストを頂いております……」なんて常識的なモノではまるでなく(それはスタートから明らかだったんだけど)。
パーソナリティというより、即興演劇、アドリブで進める舞台役者に近い感じ。
漫画という原作の性格上、ブースに座って本当にただ喋っているだけでは絵としてもたない、という理由もあろうか。
ストーリー進行に伴って明らかになる、ミナレの恐るべきダメさ加減。
しかし、オモシロ系ラジオでは、パーソナリティが愉快なヤツだというばかりでなく、話す価値のある事件を引き寄せる・巻き起こす、という「才能」も必要。
彼女は、そういう意味でラジオの……お笑いの神に愛されていると言える。
全て吐き出して昇華する媒体を持たない場合、そのまま「呪われた人生」に思う恐れもあるけれど。
シリーズクライマックス、地震を起こすのに驚く。
北海道胆振東部地震を元にしてあるのか。
この作品なら、新型コロナによる社会の変化も、ネタとして扱えそう。
大きな災害に対し、ラジオの強さが発揮され、普段は少々頼りないような人々と共に、在り方の厚み・存在意義を見せてくれるのに感動。
原作は続いているし、アニメ第二期も可能性としては……だけど、「良い最終回を見た」気分。
主人公・ミナレのラジオ放送。
「皆さん今晩は、ミナレです。今夜も時間までお付き合い下さい。では早速、リクエストを頂いております……」なんて常識的なモノではまるでなく(それはスタートから明らかだったんだけど)。
パーソナリティというより、即興演劇、アドリブで進める舞台役者に近い感じ。
漫画という原作の性格上、ブースに座って本当にただ喋っているだけでは絵としてもたない、という理由もあろうか。
ストーリー進行に伴って明らかになる、ミナレの恐るべきダメさ加減。
しかし、オモシロ系ラジオでは、パーソナリティが愉快なヤツだというばかりでなく、話す価値のある事件を引き寄せる・巻き起こす、という「才能」も必要。
彼女は、そういう意味でラジオの……お笑いの神に愛されていると言える。
全て吐き出して昇華する媒体を持たない場合、そのまま「呪われた人生」に思う恐れもあるけれど。
シリーズクライマックス、地震を起こすのに驚く。
北海道胆振東部地震を元にしてあるのか。
この作品なら、新型コロナによる社会の変化も、ネタとして扱えそう。
大きな災害に対し、ラジオの強さが発揮され、普段は少々頼りないような人々と共に、在り方の厚み・存在意義を見せてくれるのに感動。
原作は続いているし、アニメ第二期も可能性としては……だけど、「良い最終回を見た」気分。
スポンサーサイト