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『おそ松さん 第3期』16.「SANECOP/ナンマイダー襲来」

 前半、久々登場の実松による『ロボコップ』パロディーは、なるほど、というぐらいだったけど、後半の『ゼイリブ』に驚く。
だいぶマイナーでしょ、この映画!
『遊星からの物体X』『ニューヨーク1997』のジョン・カーペンター作品とはいえ。
 松野父とイヤミによる突然の殴り合いとか、そのまんま(ただ本物はシーンとしてずっと長く、それを今回父が「長い!」と突っ込んでて可笑しい)。
 元の映画はラストがボンヤリしており、「ダメ人間のイヤミが洗脳装置を乗っ取ることで、地球人ばかりでなく侵略エイリアンまでダメダメにしてしまう」オチの方が、ずっと面白い。
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『ワンダーエッグ・プライオリティ』02.「友達の条件」

 『101回目のプロポーズ』『高校教師』『ひとつ屋根の下』など、大ヒットドラマをいくつも生み出した野島伸司が、初めてアニメの原案・脚本を手掛ける。
 そうなると、SFやファンタジーではない人間ドラマか?アニメに向いた内容になるのか?と思ったけれど、見てみれば不条理であり女子高生決死の戦いもあって、『まどか☆マギカ』や幾原邦彦作品に似た感触。

 何故?どうして?という疑問を置いてきぼりに物語は進むが、ワケワカランで興味を失わせてしまわないのは、とにかく画面クオリティが高いから。
 引きこもりヒロイン・アイの手足の細さ、いかにも運動を苦手としている動き方。
他のキャラ達と、体の作りまで描き分けられていて、非常に巧み。
 少女達を追い詰める(抑圧する)バケモノの気持ち悪さ。
刃物を持ち飛び跳ねて追いかけて来る小型個体は、抑圧者から放たれ命さえ奪うほど少女達を傷つける、「言葉」「SNSの書き込み」など「悪意」ということなのか。
 見慣れた学校が、危険に満ちた異空間になっている、この演出も上手い。

 何となく見ていても面白いが、本来、作品内描写に対し能動的に意味を取りに行かないと理解しきれないのかも。
というか、つい「これはこういうことかな?」を考えてしまいがち。
 アイは必要なだけ卵のミッションをこなし、友達を生き返らせることが出来るのか。
……普通ムリなんだけど、「死を受け入れる」のがゴールなのかな?
同じく喪った妹のため戦う少女と、新しく友達になって乗り越える?
 いや、実は自殺したのはアイの方で……といった意表の突き方は、あんまりしないタイプの脚本家。
 先が気になり、文句なく視聴継続。

『回復術士のやり直し』01.「回復術士は、やり直す!」

 原作小説未読。
 失敗のあった人生をやり直す、リスタート物。
 タイトルから主人公は回復術師なので、ダメージを受けた仲間たちに素早く施術し、何度でも戦いへと向かわせる能力がすごいのか……と思ったけど、回復相手の記憶や能力を自分のものに出来る特殊性があり、自分の体力的パワーアップも可能なようで、かなりチート。
 酷い結末になった魔王との戦いをリセットしたい、のではなく、最悪の味方パーティーメンバーに復讐するのね。
『盾の勇者』もそうだったが、敵よりか本来味方なはずの面々が憎たらしいというの、一ジャンルをなす勢い。

 割と直接的にエロなシーンがあり、驚く。
薬物使用もあるし、まあ深夜枠にふさわしい内容。
 作画的には少々物足りないところもあるけれど、どういう形で復讐が行われていくのか興味あり、しばらく視聴継続。

『ワールドウィッチーズ発進しますっ!』01.「宮藤、映画撮影しちゃいます?」

 数えるのも大変な本数展開している『ストライクウィッチーズ』の、最新関連作品。
スピンオフ漫画を元にした、15分のギャグ。
 OPで芳佳とひかりが顔を合わせるのは嬉しい、本編中でも見たいなあ。
 キャラクターの描き方に違和感なく、行動言動ありそうで可笑しい。
 基本的にファン向けのサービス内容なため、一見さんお断りの出来。

『文豪ストレイドッグス わん!』01.「文豪ストレイドッグスREAL」他

 アニメが三期まで放送、映画化もされている人気漫画のスピンオフ作品を、アニメ化したもの……なのかな。
 見る前から分かっていたことだけど、本編さえマトモに見てない自分に楽しめる訳などなく。
 犬キャラになり、オス同士で仲間のお尻をクンクン嗅ぎ、ハアハアしつつ「危険な匂いがします」と言うシーンには、喜ぶ本編ファンの姿が浮かんでちょっと笑った。

『WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜』01.「サーフィンやっぺ!!」

 映画版が既に三章まで公開されている、メディアミックス作品。
そういえば映画のCMやってたっけ、ぐらいで印象に薄いが。
 アニメ。
 第一話では、泳げない主人公が、転校生男子との出会いを経てサーフィンを始めるまでが描かれた。
 肝心の「サーフィンやっぺ!」と思うに至った切っ掛けは曖昧。
転校生が波に乗る姿を見て、自分もやってみたいと思った……のだろうけど、転校生を見つめる主人公の様子などからは、一目惚れした恋愛感情故としか。

 波とサーフィン中のキャラクターをCGで処理してあり、手描きでは難しいところに効果を上げている。
 作画も安定して良く、男性陣がキレイ。
 男子同士の関係を楽しめる人向け、かな。

『アズールレーン びそくぜんしんっ!』01.「両舷、びそくぜんしんっ!」

 スマホゲームアプリを元に作られた、コミカルなスピンオフのTVアニメ。
 以前のTVシリーズを最初しか見ておらず、キャラの見分けも全くつかない自分に、ファン向けの今作が理解できるはずなく。
 作画を頑張っており、キャラが可愛いと思いつつ、ここまで。

『のんのんびより のんすとっぷ』01.「カエルの歌を吹いた」

 前期から5年以上経過して始まった第三期……えっもうそんなに?
 間に、Amazonで『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』を発見したので鑑賞。
 沖縄旅行という大きなイベントを設けながら、基本的に普段と変わらぬキャラクターたちの行動が可笑しくて、なごむ。
 風景も美しく、名所観光タイアップの押し付けがましさはないのに、沖縄いいなあと感じさせてくれる。
 宿屋の娘とも、そんなにガッチリ友情感動エピソードを語らず、しかしお別れではほろほろ泣けてしまう。
 幸せな気分になる、見て良かった映画。

 テレビ。
 れんげの朝から始まって、嬉しい。
登校途中、笛の練習をするが上手く吹けない彼女が、新しい出会いを通じて吹けるようになるまでを30分で構成してあり、巧み。
 物怖じせず相手との距離を詰めてくるれんげの個性が爆発し、対人関係を苦手とする少女の心をコジ開けてしまう、ここは笑いながらも感動的。
 ああ、れんげ、ウチの子にならないかなあ(通報案件)。
 今期も最後まで楽しみたい。

『EX-ARMエクスアーム』01.「無職転生」

 原作漫画は、単行本で二巻まで既読。
 アニメ、手描き作画もあるけれど、ほぼ3DCGをアニメ調処理している。
 最近はCGのレベルが上がり、ピクサー並み、とまでいかずとも、TVシリーズとしては不満が出ないくらいの画面を各社作れていたため、油断していたが……

 こりゃイカン。
CGソフトを使い始めたばかりで披露したyoutube動画クラス、いや、それよりレベルが低いかも。
 オープニング、全く感情を乗せてないデフォルト顔のまま、登場キャラクターを次々ぐるぐる回すセンスに驚く。
安っぽく見せてしまうばかりで視聴者に違和感しか与えない。
 有り体に言って全部ダメなんだけど、特にアクション時さえポカンと開けたままの目や口が酷い。
CGなんだから、表情を変えて作り直せば良いのに。
とにかく早く・安く上げたい事情があったのか。

 画面の脱力加減がすごすぎて、内容なんか入ってこない。
 原作は一切手抜きなく描き込んだ、非常に上手い絵の漫画なのに、アニメはどうしてこうなった?
 見続けるのはキツい。

『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』01.「無職転生」

 原作ライトノベル未読。
 異世界へ行くの、今期何本目か。
 無職……といっても、他作品で転生するキャラクターは多く学生であり、引きこもり・ニート・ゲームオタクなど「どうしても現実世界に帰るべき理由を持たない」事例がほとんどで、目新しさはない。
 いつもどおり、気楽に見られる、というよりも気楽に作られたアニメだろうな、と思いながらの鑑賞。

 冒頭から一気に引き込まれる、驚くぐらい気合の入った画面。
 この手の作品ではテキトーに略してしまうことの多い生前の生活、そこから一転して異世界に生まれ変わる様子を、割合感じ取れるよう描いている。
ここはテーマに直結していて、「無為に暮らしていた前世の自分」を記憶しているが故、今度は何かしら意味のある人生を送りたいという気持ちに説得力が生まれるので、重要。
 新生児に転生しているからゆっくり時間がある、とはいえ、ひたすら独学で魔法の練習をして、少しずつ能力を伸ばしていくのは好感持てる。
ボーナスでもらったチート能力により、問題をチョチョイと解決するものが多いため。
 まあ、魔法に詠唱を必要としないとか、強大な魔力を秘めている様子とか、やっぱりボーナスは付与されているようだけど。

 主人公は転生して、魔法の才能をもらって、やり直したが、もしかしたら失意の現実人生でも、何歳から・何を切っ掛けにしてでも、どこかに向かって懸命な努力を続けていけば、より良い人生は手に入るのかも知れない。
そんなことを少ーし描く作品になってくれたなら、ダメダメな自分にも有り難い。
 これは文句なく視聴継続。
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飛龍 乱

Author:飛龍 乱
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ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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