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『極主夫道』01.

 原作漫画未読、実写ドラマ版の方も未視聴。
 男性の方が家事一切を取り仕切る「主夫」ジャンルの作品は一定数ある。
仕事をしておらず(あっても軽いもので)、収入面は妻が主に担い、その代わりに家事をしっかり行う夫、というのは少し前まで(現在でも?)普通でない有り様だったんだなあ。
 男が主夫するだけでは弱いと感じられる時代のため、更にありえない要素として「夫はヤクザ」という極端な設定を加えたのが、この作品。

 アニメ。
 とにかく、驚くぐらい動かない。
冒頭しばらくは、何らかの演出的意図があって(ヤクザ時代に瀕死状態で見た幻とか)動かしてないのかと思ったが、最後まで変わらず。
 Netflixアニメなのだし、制作費がケチられている訳ではないだろうに。
ちょっと見た『終末のワルキューレ』も物足りない作画だったし、何だろう?どこかで酷い中抜きがなされているのか、Netflixはチェックが激甘だからテキトーなもの作っても大丈夫とばかり舐められているのか。
 雇ってくれないかなあNetflix、企画から、ダメなものは許さないんだけど。
 本当、漫画のCMで、モノクロ原稿に軽く色を乗せてチョイと動かしました、ぐらいの仕上がり。
 一枚絵のクオリティ自体は高いけれど、アニメーションとしての面白さはほとんど無く、メリハリに欠けたギャグも笑えるものではないし、画面への集中力が途切れがち。

 オマケの実写家事パート。
コーヒーの入れ方など「なるほど」「でも誰かやってくれるならともかく自分じゃそんなに拘らないな」で、面白く見た。
 顔を出して俳優としてもしっかり演技する声優さんの頑張りは素晴らしく、しかしアニメとして視聴継続の意欲は弱い。
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『ジャヒー様はくじけない!』04.「ジャヒー様はもどれない!」

 原作漫画未読。
 「異世界に行ったら俺TUEEE」と反対の?「異世界ではすごかったのに現実ではダメダメ」といった傾向の作品も、一ジャンルをなす程度にはありそうな。
魔界で発揮していた超絶の能力を失っただけに留まらず、身体までちんまりした少女姿が基調になってしまったヒロイン・ジャヒーの悪戦苦闘を描く、ドタバタコメディ。

 法的に同一人物と認められないぐらい容姿を変えられるなら、犯罪的行為を行った上で少女に戻れば罪に問われないような。
居酒屋のバイトなどより遥かに効率的稼ぎができそう……などという邪悪なことを考えつかないのが、ジャヒーの面白さ・可愛さか。
 ギャグとして、笑えるところまでいかないが、彼女の魅力は演出できており、そこを楽しむ鑑賞態度ならば十分アリ。
 少々物足りない作画があるのは、まだ第一話なので不安。
 気軽に視聴継続。

『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』04.「笑顔のために」

 特撮は本当に頑張っている。
 組み合って戦うウルトラマンと敵巨人から、カメラが引いて引いて、ビルの中を通り抜けるまで引いて、そのビルを突き破りウルトラマンが飛び出してくるところなど、「おお!」と声が出てしまう素晴らしいシーン。
 ハリウッド映画には、予算的にも技術的にも到底勝てないが、そこを努力と根性とセンス、みなぎる特撮への愛情で超えてさえみせ、毎回感動を与えてくれる。

 主人公が融合したウルトラマントリガーには固有の人格というものがないため、主人公自身が考え、相談などすることなく(トリガーとなった戦闘中には)戦う。
この辺が、バディー物として作られる最近のウルトラマンとの違い。
『ティガ』もそういう形式だったし。
 その代わり、財団会長と技術開発者の二人が彼の正体を知って(彼をトリガーにしたのが二人だけど)協力するし、かつてのトリガーを知るヒロイン憑依女性も居る。

 トレジャーハンターのお兄ちゃん、普通なら面白い立ち位置のキャラとして人気を博しそうだが、同時期に、しかも先発として『機界戦隊ゼンカイジャー』ツーカイザーが存在したのは不幸。
向こうの、主役さえ食ってしまう強烈な存在感と比べてしまうと、少々大人しい。
 三人の敵巨人は、いずれ人間態を得て主人公と絡んだりするのだろうか?
 今後に期待、だけど、次回はもう総集編?
 なかなか終りが見えないコロナ下であり、制作状況は相当に厳しいんだろうな。
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飛龍 乱

Author:飛龍 乱
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ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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