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『カッコウの許嫁』01.「私の彼氏になりなさいよ!」

 原作漫画未読。
 産院で二家庭の新生児を取り違えてしまったことから始まる、ラブコメ。
 かなり昔なら、この辺の管理がしっかりしていない病院もあったかも知れないが……
そういう事故を絶対に起こさないため、生まれた子はすぐ足にタグを付けられるし、足の裏に親の名前とか書かれていたと思う。
ベビーベッドも「空いたところに寝かしておいて」じゃなく、管理されて柵に札がついているし。
 大きめの事故が発生し、病院に運び込まれた大量のけが人の中に妊婦が二人、同時に産気づいており、ただでさえ大混乱の最中、ほぼ同時に生まれたため取り違いが起きてしまった、とかいうことなら有り得るかも、

 作者だって、そんなことは百も承知。
だから「男女の性別からして間違っちゃった」なんて、無茶を故意にしている訳で。
というか、この悲劇?を中心に組み立てられている物語だから、ここは良しとしてもらわないと仕方ない。
 ストーリーは、真相を知った子供二人の衝撃、家族の動揺、病院側の責任といった面倒くさい部分を全部飛ばし、ボーイ・ミーツ・ガールに落とし込んで、とても気持ちよく見せてくれる。
 アイドル級「運命の女の子」は勿論、主人公が実の兄ではなかったと知る可愛い妹、主人公が思いを寄せる天然美少女同級生、と、妄想が捗りそうな陣構え。

 アニメは、作画が良く、快調な演出もあってストレス無く楽しめる。
 問題なく視聴継続。
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『サマータイムレンダ』01.「さよなら夏の日」

 原作漫画未読。
 冒頭から画面の作り方が素晴らしく、ただ感心して見ていたけど、監督が渡辺歩で納得。
ハッとする演出を、高いレベルの作画と背景が支え、映画っぽく感じる仕上がり。

 船に乗り、田舎っぽい孤島に帰ってくる始まり、何となく『ぼくのなつやすみ』を思い出してしまう。
 しかし内容は牧歌的なものでなく、事故死した幼馴染少女の葬儀に帰ってきた主人公が、その死因に絡む不穏な噂を耳にし、真相に迫っていく……
という推理・ミステリー物っぽい内容を予想しながら見ていたため、ラスト近くの急展開に驚く。
 んん?時間巻き戻し物?

 「死んだら戻る」がルールなのかな。
『Re:ゼロから始める異世界生活』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』的な。
 あちこちに不可解な伏線が張ってあるので、いずれ「そういうことか!」の謎解きがあるんだろう。
 これは楽しみに、視聴継続。

『3秒後、野獣。~合コンで隅にいた彼は肉食でした』02.「続き、して欲しくなった?」

 原作漫画未読。
 今期5分枠、サービス最優先アニメ。
 一話目をうっかり見逃してしまい、今話からの鑑賞。
 こういう作品では最も重視される作画が冴えず。
今まで見てきたこの手のアニメは、もっと頑張っていた印象があるんだけど。
 商品として、厳しい出来じゃないだろうか。

『このヒーラー、めんどくさい』01.「そんな第一話」

 原作漫画未読。
 冒険者である主人公が、ヒーラーのエルフ少女(実は年長)と出会い、300メートル離れると死ぬ呪いをかけられてしまったことから始まるドタバタ。
 恐ろしく面倒くさい問題児エルフのキャラクターは、強烈に描けていると思う。
つい見せてしまいそうな「可愛げ」というものが皆無。
 世話焼きでお人好しのクマも、キャラとして面白い。

 問題は、全てにテンポが遅いこと。
ポンポンと進めてくれれば、笑うまで行かずとも楽しくは見られただろうに、この遅さで疲労さえ感じてしまう。
 淡々とした画面づくりのため、「舞台で芸人がコントをやってる」ように感じられるのも、アニメとしてはどうなんだろ。

 第一話なのだし、もう一息、頑張って欲しい作画。
 ネタの中には面白いと思うものもあるが、とにかく間延びしていることがキツい。

『可愛いだけじゃない式守さん』01.「僕の彼女はとてもかわいい」

 原作漫画未読。
 一定数ある「か弱く可愛い男子が『お姫様』になり、強い女子から守ってもらう」パターンの話。
 ディズニーアニメなんかでは、かなり前から、こういう庇護対象としてのプリンセス(女性)の描き方をやめている。
「男に守られる、何も出来ない女性」の描き方がニーズに合わず、社会の変化に適応できないからだろう。
 立場を入れ替えるように、「お姫様男子」が多く見られるようになってきたのも、時代の要請かな。

 この作品は、不幸体質の男子が色々な目に遭うと、いつもは可愛らしい彼女がサッと助けてくれて、何故かその度に男前なキメ顔でキメ台詞を告げる、という構造。
 しかし、原作がそうなんだろうけど、30分の間にそのパターンを、少々ゆるいテンポで何度も繰り返すため、「段々楽しくなってきた」か「もう飽きてきた」どちらの感想を抱くかは見る人次第。

 ヒロインも「お姫様」も可愛く描けている作画で、アクションを頑張って動かしている。
 心を掴まれた、とは言えず、視聴継続の意欲は弱め。

『くノ一ツバキの胸の内』01.「危険な男」

 原作漫画未読。
 冒頭から「男」への関心を全開にしているし、作者が『からかい上手の高木さん』『ふだつきのキョーコちゃん』の方だということから、「男を見たことのないくノ一が、初めて出会った男子に好意を抱くことから始まる、すれ違っているような噛み合っているようなラブコメ」を予想していた。
なので、男子の登場が遅いなあ、と思っていたけれど……

 これ、女の子だけしか登場しない作品なのね。
「男」というのは、少女が勘違いしたり思い入れたりするための設定として存在するのみ、か。
いや、「まだ見ぬ『男』への恋心とすれ違いを描く作品」かも。
 CloverWorksらしく作画は高品質だし、女の子たちも可愛く描けている。
 ドタバタしている様子も、楽しそうには演出してあるけれど、見ていて楽しいかというと、微妙。
放送時間を長く感じてしまった。
 この作品ならではの魅力が、早めに現れてくることを期待。

『SPY×FAMILY』01.「オペレーション〈梟〉」

 原作漫画は単行本で3巻まで既読。
 絵が上手いし、単純に面白い。
 こういう隠し事のあるストーリーは、読む側に少々のストレスを強いることが多いけれど、これはほとんど皆無。
相手が悪人とはいえ人を殺している、という重大事についてさえ、サラッと流すことで嫌な雰囲気にしないの、凄いなあ。

 アニメ。
広告の打ち方など見ても非常に力が入っており、今期の覇権を狙う作品。
 原作の高い画力と比べても遜色のない作画。
分かりやすく、テンポよく、見せ場を心得た演出。
背景の細かさと美しさは、劇場版並み。
 アーニャの子供っぽさがよく描けており、声優さんの良さもあって、可愛い。
第一話だけを見ると、このまま父娘だけで話を勧めてもいいな、と思うほど。
 この後で「家族」に加わる、ヨルがまた魅力的なヒロインなんだけど。

 画面的クオリティが最後まで保てるのか?という不安は、『王様ランキング』のWIT STUDIOと、『その着せ替え人形は恋をする』『明日ちゃんのセーラー服』CloverWorksが制作なので、必要ないだろう。
 当然、視聴継続。

『アオアシ』01.「ファーストタッチ」

 原作漫画未読。
 サッカー物かあ、とスポーツ関係を不得意とする自分は距離をおいて見始めてしまったが、意外なほどしっかり出来ていて面白い。
 カッとなって試合中に暴行・違反行為を行い、退場したことで、自分を中心にしたプレーを認めてくれたチームを(その戦い方のため余計に)敗北へと追い込んでしまった主人公。
てっきり、その仲間たちを悪く言われたことに怒ったと思っていたが、懸命に自分を育ててくれた母親への暴言を許せなかったのか……いや二つ重なったことで我慢の限界を超えたのかも知れないが。
 単に悪役かと思わせ、親を連れ謝罪にやってくる敵チーム少年、いいヤツだったな。

 「スーパーシュートを打つ」「驚異的脚力を持つ」といったヒーローらしい要素ではなく、主人公の能力は「フィールドのすべてを把握する認識力」そして「呆れるほどのサッカーバカ」ということか。
 貧しい家庭からムリをして送り出してもらい、東京へと向かう主人公、これからが気になる。
 NHKらしいアニメ、視聴継続。

『エスタブライフ グレイトエスケープ』02.「思い出から逃げられない」

 前回、数キロもワイヤーを伸ばしての最終脱出に文句を言ったけれど、今回は「人間大砲を使い空の彼方へキラーンと光るまで打ち上げ飛ばす」というギャグでしか使わない方法。
そうか、馬鹿馬鹿しい方法で逃げる、というのが毎回のお約束なのね。
 本編も、「魔法少女になりたいヤクザの親分」とか、今後真面目なストーリーに戻れそうもない内容。
 なんじゃこれ、アホか、とツッコミながら見るのが正しい鑑賞態度だし、製作者の狙い、なのだろう。

『ブラック★★ロックシューター DAWN FALL』02.「Shooter Meets Hacker」

 「hukeが2007年12月26日にpixivや自身のブログにおいて発表していた1枚のキャラクターイラストから(Wikipedia)」始まる、メディアミックス企画。
 10年前に『ブラック★ロックシューター』として一度テレビアニメ化されているのね、タイトルに聞き覚えがあるのも当然。
といっても、記憶にあるのは頑張った3DCGのアクションぐらいで、ストーリーその他、全忘却。
 純粋に続編なのか、仕切り直し新作として制作されたのか。
スタッフから制作会社まで変わっているし、放送期間が長く空いているのに冒頭ダイジェスト的なものも入れないことから、新作として見て大丈夫かな。

 機械戦力に人類が追い詰められている『ターミネーター』風世界。
そこで目覚めたエンプレスという少女を巡る、戦いの物語。
 CGを頑張っている、とは思うけれど、バトルに緊張感が欠ける。
2話、エンプレスの発射回数制限がある強力な武装を使うなら、巣を先に破壊したほうが良いような。
助けてもらうのを前提とした作戦に見えてしまう。

 まだ導入部だし、ダメ!というほど悪いところは無いけれど、掴まれるほどの面白味も薄目。
 もう少し見ての判断で。
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飛龍 乱

Author:飛龍 乱
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ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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