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『ヒーラーガールズ』07.「霹靂文化祭満腹サプライズ」

 文化祭編、クライマックス。
 ネコ耳メイド喫茶、料理屋台営業、友達との楽しい回遊に加え、緊急代理ライブでの熱唱まで、文化祭で起こすべきイベント全制覇という感じ。
 特にライブは、音声医学という特殊設定を持つこの作品ならではの盛り上がりがあって、素晴らしい。
文化祭を回って疲れが出た生徒たちを、ヒロインらの歌が元気づけ、パワー全開にしていく、というような効果があっても良かったけど、治療の意図がない歌に効能が発生するのは逆に宜しくないのかな。
 ライブ二曲目として、そのままエンディングにつなげる構成もキレイ。
 文化祭屋台が「ロシア料理」だというのに若干複雑さを感じてしまう。
この作品自体とは何の関係もないことだが。

 1話目を見た時に予想したより、ずっと良く出来た、面白いアニメ。
 3話目の運動会で、歌いながら前方ランナーをゴボウ抜きしていく響に笑ったものだけど、後に、多い弟妹の世話や出身地である田舎の環境により基礎体力値が高いことを明かされ、納得。
 4話目で手術現場に備えようとホラー映画を見るヒロインズも可笑しい。
 ヒーラーの有り様と西洋医学の間に生じる、確執・相互補完関係が描かれ、作品世界がしっかり作られていることに感心。

 5話目。
 響の家庭事情や意外な師匠との関係、かながヒーラーを志した理由と「もう会うことはないだろう憧れの人」との呆気ない再会?など詰め込んだ話。
 しかし一番良かったのは、師匠と無理矢理にも縁を結ぼうと逆上した玲美による、響の12歳弟を相手にした「結婚する」宣言。
美人でスタイルも良い玲美に「迫られた」ことで、彼女を意識し始め、男を見せようと頑張る弟が、ちょっと胸を打つ淡い淡い初恋模様で、ステキ。
 これからも毎年、夏ごとに響宅を訪れる玲美、会う度に背が伸びて男っぽくなるだろう弟くんとは、いずれ本気の恋愛関係になって不思議無い。
作品中ではそこまで描かれるはずなかろうが、スピンオフででも見たい見たい。

 嫌なライバル然として描かず、それどころか相当良い子のソニアも可愛い。
「下僕」をどういう意味で使っているのか、気になるなあ。
 ヒーラーを目指す少女たちは皆、持った能力に溺れず、患者や音声治療そのものに真摯な態度で臨んでおり、素直に応援できる。
 シリーズ後半も楽しみ。
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『シン・ウルトラマン』

 ネタバレが恐ろしくて、公開初日に鑑賞。
 感想は、具体的内容に触れていないつもりだけど、未見の方はご注意。

 いや、面白かった。
 『シン・ゴジラ』は、現代にゴジラが出現したらどうなるか、特に政治・軍事方面から可能な限りリアリティーを求めて作劇し、大人の鑑賞に耐えられるものになっている。
 それに対し『シン・ウルトラマン』は、元の『ウルトラマン』を好きな人達、少なくともある程度の知識があることを前提に、組み立てられた作品。
 禍特対・外星人の設定や行動様式の不思議さは、オリジナルでの描かれ方に、大きく寄っている。
そこを抑えていないと、リアル「気味」に語られるストーリーの中で、違和感あるかも。

 褒めたい大好きなところは多々あり、しかし「ここが足りない、こうした方が良かった」と感じるところも。
 ウルトラマンの初登場だけでも説得力をもたせるのは大変だと思うが、予告で見られた禍威獣二匹、外星人二人まで、二時間ばかりの上映時間で上手く捌けるのか?という危惧。
特に前半部分、驚くぐらい手際よく見せており、感動。
それでも後半はやはり、上映時間の不足と、劇中時間経過の不足感故に、感情移入を阻害されてしまいがち。

 オリジナル『ウルトラマン』に薄いヨメの方が、素直に面白がり喜んでいた。
 劇場で見て損のない映画だというのは、絶対にそう思う。
ソフト化されたら見返したいシーン、すごく多いし。
 こんなに強い・凄い・見たこと無いイメージを含むウルトラマンを、現代に蘇らせてくれたことには感謝しかなく。
 いつになるか、可能なのかも分からないが、『2』『3』制作に向けて、ヒットしてくれることを祈りたい。

『Shenmue the Animation』01.「霹靂」

 23年近く昔のゲームを原作とするアニメ。
 ドリームキャストで発売された一作目は、確か購入して遊んだような……
といっても、導入部が終わると、ドコへ行って何をすればいいのかよく分からず、街をフラフラ歩いたところでやめて、それっきりになってしまった覚え。
今思えばオープンワールドゲームの先駆けで、プレイヤーの自由度を上げた内容だったのだろうが、『ドラクエ』『FF』等に慣れた身には馴染めないほど斬新すぎ、また……「自由度の高さ」が「何でも出来る楽しさ」に直結していたかというと必ずしもそうでなかったと思われ、自分にとっては早すぎた意欲作。
 それでも根強いファンは多く、こうして今頃アニメにもなるのだから、凄いこと。

 アニメ。
 Webアニメとして、もう4話目まで配信されてるのね。
 長々と何を言ってるか分かりづらい伝承?を読み上げる冒頭に、視聴意欲が削がれる。
 ストーリーは分かりやすく、実家道場への襲撃者に父親を殺された主人公が、事件の真相を求め、危険の中へと身を投じていく、といった手堅い、しかしかなり古いパターン。
 時代背景はゲーム発表当時?
今どき「長ランを着たゴツい不良、口には葉っぱをくわえている」なんて描き方、ギャグ以外で見ない。

 テレコムの作画がまた「手堅く、古い」印象を強化。
 伏線のようなものは見えるけれど、先が気になる!ほどではなく、次回への引きも弱い。
 見続けていけば面白くなるのかも知れないが……
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飛龍 乱

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ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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