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『デキる猫は今日も憂鬱』01.「デキる猫は今日も憂鬱」

 原作漫画は最初ちょっとだけ既読。
 冒頭5分ぐらい、ストーリーを進めず朝の風景と通勤のイメージでもたせてしまう、3DCGと作画の暴力的無駄遣い、これはつい最近見たぞ。
『好きな子がめがねを忘れた』!
 両作は制作会社が同じGoHands、どころか総監督・監督、脚本にキャラクターデザイン他スタッフまでかなり重なる。
 同社の前のTVアニメ制作から2年以上経っているので、その間に作っていたのだろう、とはいえ、これだけアクの強い、手間をかけたものが同時期に放送開始は珍しい。

 人間大の猫・諭吉が、ファンタジーというか非日常要素だけど、後はひたすら日常的幸せを描く作品。
仕事が大忙しのワーキングヒロインを主人公とする意味で、『小林さんちのメイドラゴン』との類似も。
 男性主人公で、甲斐甲斐しく世話をしてくれる女性(女性っぽい形をしたもの)が同居する場合、どうしても性的な匂いがしてくるものだけど、全然ないのが凄い。
「猫耳を付けただけのイケメンホスト」にしてしまう手もあったろうが、それじゃ男性視聴者は抵抗感あるかなあ。
 逆に、外観ほぼ諭吉でメス猫に設定し、男性主人公の家事一切を取り仕切ってはくれるが、家族愛はともかくそれ以上には進みようがないのは(一部気にせず乗り越えてしまう猛者を除き)、どうなんだろ。
男は即物的なのでネタとして違和感ありそう……いやアプローチによってはアリ?

 丁寧に、画面への注力凄まじく映像化されているのは疑いなく、原作ファンも納得じゃなかろうか。
 癒し系として、視聴継続。

『AIの遺電子』01.「バックアップ」

 原作漫画未読。
 『アイの歌声を聴かせて』と間違えてしまい、映画をバラしてテレビシリーズ化したものかと。
 人口減少が激しいため?人間そっくりのヒューマノイドが普通に存在するようになった世界。
それはともかく、どうも彼ら彼女らは、誰かの所有物だという訳ではなく、自立して働き結婚して家族(子供は人間の養子……子供型ヒューマノイドもあり?)を持っている。
 食事をし、加齢した外観となり、病気(状態異常)に悩み、同じヒューマノイドや人間を愛する。
こうなってくるともう、人間と何が違うのか。

 国や大企業が全ての権利を有し、彼らが働いて得た収入については全て所有者の元へ行き、その代わり事故・事件・不具合への責任を負う、ぐらいが、まあ普通に考えられる形式だと思う。
下手に感情やら人権を与えると厄介な問題が多発しそう、というのは、移民・海外からの労働者なんかを見下す人間の視点と同じ?
 自由意志を許し独自の経済活動もさせるのは、「実際はもう、とうに破綻している(遥かに小さな規模でしか成り立たない)国としての有り様を、まだ存続しているように見せかける」ためかな。
そうなるとこれは、国家としての戦略なのか。

 色々考えてしまうけど、第一話の物語としては『ブラックジャック』風、金次第で非合法なヒューマノイド事案も引き受ける医者のストーリー。
 今回は、違法らしいヒューマノイド電脳のバックアップにより、感染してしまった母親の治療。
 一週間前に取ったそのバックアップデータを用い、一度フォーマットしてから書き換えれば治る(正常だった一週間前の状態に戻る)。
人間ではそうはいかず、電脳だからこそ出来る、スッキリした治療法。
 しかし母親は抵抗を示す。
 自分はどこから自分なのか、という哲学的命題。
連続性を重要視するなら、「ここ一週間を生きた自分」というのは消えてしまう訳で、現在の自分としては認め難いのも分かる。
「アンパンマンで、交換の時に弾き飛ばされた頭部の意識はどうなるのか」問題に似た。
 人間の脳もバックアップが取れるとして、「あなたは死にますけど、記憶を、今の外見そっくりのクローンに移植しますので、ずっと生きてるのと一緒ですよ」という話に、納得できるかどうか。
 ただ、今回のアニメで描かれたように、周囲の人々・世界中のほぼ全員が、施術した後は「あなたという存在が継続している」と認めてくれる。
そうではないと感じるのはただ一人「あなただけ」、そしてその時点の「あなた」はもう居ない。
 スクランブルエッグに生クリームを入れてくれた母親のロストに、悲しんでくれる娘がいる分、今回の母親は幸せか。

 事故に遭ったり老いて、大事だった記憶を失ってしまった・性格さえ変わってしまった人は、元と同じ人間なのか。
考えるほど問題は広がり、果てがない。
 そういうことを考える切っ掛けとなるアニメ、かな。
 『ブラックジャック』ではないけれど、どこか手塚アニメっぽい作風(制作はマッドハウス)で、画面クオリティは上々。
 見続けて、またゴチャゴチャ考えたい。

『百姓貴族』01.「牛乳」

 原作漫画は単行本で既読。
 農業と北海道ネタに特化した、日常マンガ……というよりも蘊蓄農家あるあるマンガ、かな。
 作者の力量により笑わせてくれたりするけれど、人生であまり縁がなかった「農家」の苦労や喜びについて教えられ、日本農業のあり方についても考えさせてくれる作品。
世話をしながら最後は肉として出荷してしまう豚や牛について、農家はどのように(ペット?商品?)捉えているのか分からなかったが、この漫画を読んで何となく理解できた、気がする。
 普通科高校でなく農業校に進んでいれば自分もこういう作品を考えられたのかなあ、なんてはずがなく、ただぼんやり卒業までの時間を過ごしただけだろう。

 アニメは五分枠。
ネタ的には丁度良い長さか。
 絵は上手く描けているし、千葉繁声のオヤジなど、マンガの時からこの声で読んでいた気がするぐらいピッタリ。
 テレビで流すにはコンプライアンス的にギリギリかと思われるネタ、どうするんだろう。

『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』01.「剣心・緋村抜刀斎」

 原作漫画既読、以前にアニメ化されたものもOVA含みかなり見ていると思う。
ヒットした実写映画もあったし、息の長い人気作。
 最近の集英社はアニメ化に際し、かなり力を入れている・口を挟んでいるようで、「とりあえずアニメにしてみました」みたいな作り方は許さなくなっている。
今になっての再アニメ化、ということで、相当にクオリティアップしているものと、期待して視聴。

 期待外れ。
 酷い絵だというほどではないにせよ、深夜アニメ第一話としても物足りない。
 剣戟のシーンにしても、『鬼滅の刃』までやれとは言わないが、もう少し拘って・頑張ってくれても。
「剣心は凄い」ということを表現するのに、ただ剣を振るうと悪党が数人まとめて宙に飛ばされる繰り返しで見せるなど、凄味より手抜きとしか。

 初映像化ならばともかく、TVアニメ・OVA・実写映画と様々に展開してきた作品を、今の時代に蘇らせようという時、出来が以前のものと同レベルか未満、というのでは厳しい。

『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』01.「〜我儘王女は目を覚ます〜」

 原作ライトノベル未読。
 異世界転生、気がついたら乙女ゲームの悪役令嬢になっていたパターン。
 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』と同様の構成だけど、良く言えば堅実、悪く言うとストーリー進行が遅く、「極悪から穏当な性格に変わったことで周囲が示すリアクション」は全然弱い。

 権力(金銭?)を傘に幼い男子を母親から引き離し、ヒロインの補佐役として義弟にしようなんて、現在の感覚からすると非道なもので、もっと抵抗を感じて良いんじゃないかなあ。
対抗策としては、逃がすのでなく、父親へ抗議(お願い)の形で迫れば何とかなりそう。
 義弟も、瞬間移動できるならチョイと実家に帰ってまた戻れば……いつでもドコまででも使える能力ではないのか。
 一話では、運命(ゲーム進行)に抗えそうなヒロイン像と言い難い。
その不安感でハラハラと見せるのが狙い?

 画面づくりは妥当。
 ここから面白くなっていくのか、しばらく様子見。

『わたしの幸せな結婚』01.「出会い」

 原作小説未読。
 時代背景から、無愛想な男に嫁ぐところなど、『大正オトメ御伽話』を思い出しつつ鑑賞。
 ヒロインへの酷い扱いが腹立つー。
科学捜査なんてまだないんだし、物取りの仕業に見せかけ一家全員を始末、長女なのだから家の主人として君臨すればいいのに。
その際障害となりそうな他の使用人も家にはいるのか……ヒロイン以外のクズさからして彼女らにも気持ちよく接しているとは思えず、自分が全権を握った後の利益供与を約束すれば協力、せめて黙認してくれないかなあ。
 実際のヒロインは、間違ってもそんな加害衝動を持つタイプでなく、ただ耐えるのみだが。

 淡麗な作画と美しい背景が、設定時代の空気を感じさせてくれる。
 さすがにこの重い内容で何話も続くとシンドい、と思い始めたところで、ポイと捨てるようにヨメに出されるヒロイン。
 嫁ぎ先のバアヤは見るからに人が良さそうに見え、ホッとする。
 まだシリアスな『大正オトメ御伽話』になる予感しかしないが、ここからどう転がるのか、視聴継続。

『アンデッドガール・マーダーファルス』01.「鬼殺し」

 原作小説未読。
 怪異が存在していたが、狩られて大きく数を減らしている架空の明治時代。
怪物闘技場で生きている主人公は、生首入りの鳥籠を下げたメイドと出会う。
 無口・無表情なメイドと、饒舌な不死生首少女(実年齢は千歳近い)の対比が面白い。

 一話目は、ほとんど会話劇で終わってしまった。
最初からこんなに設定説明しなくても、ではあるが、長いセリフを単調に思わせない言い回しと、現在と回想が入り交じるトリッキーな演出で画面をもたせるのに、感心。
 首だけヒロインを、妖しく美しく描き出す作画も快調。
 ストーリーは本当に導入部で、ここから。
 演出・作画力が落ちたら厳しいことになりそう。
期待と不安を持ちつつ、しばらく様子見。

『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』01.「自動販売機、移動する」

 原作ライトノベル未読。
 異世界で転生する対象は、もう人間のみならず、亜人やモンスター、剣のようなファンタジーアイテムも珍しくないが、自動販売機とは!
出オチというか、ここから広がりようのない設定で、奇を衒うにしてもあんまりだ。
 余程アイディアを注ぎ込み、構成を練ってから始めれば分からないけれど、不安しか感じないなあ、などと侮りつつ鑑賞。

 意外、面白い。
 「自動販売機である」メリットとデメリットをキープしたまま話を進めるのが、素晴らしい。
タイヤなど増設して自由に移動できるようになる、音声ユニットも付けて普通に会話可能、変形機能で人間型に、剣や魔法を用いたチート戦闘でモンスターを圧倒……みたいに、作品としてのアイデンティティを開幕早々放棄する作品、多いから。
 「結界が張れる自動販売機なんてないだろ!」ではあるし、「今後は更に自販機離れした機能を実装しそう」とも思うけれど。
 一話時点では、不便さが面白さに繋がり、ハラハラしつつ30分見入ってしまった。

 中世風世界に生きるキャラクター達が、自販機のシステムを割合簡単に受け入れたり、ボトルの蓋を戸惑わず開けることに違和感……でも、ここに時間を費やすほど面白味が増すってものでもなく、コメディー基調の作品としては妥当。
 カップヌードルやうどん、お菓子、アイスクリーム、タバコ、雑誌(えっちな?)なんか売るのかな。
ポーション・エリクサー・魔法武器も売れると戦闘に直結できるけど、そこまでは広げない?
 丁寧な作画で、少々変わり者のヒロインを可愛く感じられる。
 これは楽しみに、視聴継続。

『フェ~レンザイ -神さまの日常-』01.「妖怪少女キュウゲツ登場」他

 原作から映像制作まで、純粋中国産アニメ。
 「『封神演義』『⻄遊記』『山海経』といった神話の神々が現代社会で生活する面白くも奇怪な日常を描いたコメディアニメ(公式サイト)」。
前二作はともかく、『山海経』になるとタイトルさえ初耳。
 そのせいか、前置きもなく始まるショートショートコントの連続に、ただ戸惑うばかり。
日本なら、スサノオノミコト・天照大神・海幸彦山幸彦・安倍晴明とか平将門なんかをフィクションに登場させる時、詳しく説明しなくても何となくキャラを分かってもらえるだろう、そんな感じ?

 作画的には、かなり高いレベル。
 しっかりしたストーリーらしきものはなく、キャラを分かっていても笑えないんじゃないかな……と思う程度の小ネタを淡々と繰り出すばかりなので、10分ぐらいは見たと思うがそこでギブアップ。

『好きな子がめがねを忘れた』01.「好きな子がめがねを忘れた」

 原作漫画未読。
 冒頭部分、やりすぎた画面作りへの違和感が凄い!
凝ったカメラアングル、髪の毛や服装の細かな動き、階段を登る主人公を追いかける3DCGと組み合わせたキャラ作画など、驚異的。
 ただ……それが全て良い効果を上げているかというと微妙。
見づらい・ウルサイ・なんか変だ、という感想まで抱かせかねず、少々の自重があっても。

 これでずっと進まれるとシンドいかなあ、と不安になったが、本編は落ち着いた演出・作画。
 メガネを忘れてよく見えないことを理由に、主人公へとゼロ距離攻撃を仕掛けてくる『阿波連さんははかれない』的展開。
 こんなに見えないんだと、近視というより弱視かな。
どれほど近所だろうが、一人で家に帰らせるのは危険そう(と考えて、主人公は後をついていったのか)。

 ヒロインの「目付きの悪さ」「可愛さ」を両立させる作画、凄い。
 主人公も常識的で人が良く、大変だろう恋を応援したい気持ちにさせてくれる。
 暴走気味に凝った画面が楽しみ・不安で半々だけど、しばらく視聴継続。
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飛龍 乱

Author:飛龍 乱
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ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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