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『狼と香辛料II』最終12話.「狼ととめどなき涙」

 金より成功より、もっと大切なものが自分にはある事にロレンスが気付いた。
自分が彼にとりそういう存在である事に、ホロも気付いた…確認した、という話だったのかな。
 「成功」「失敗」だけの選択肢に追い込まれたロレンスが、取引相手を追い込んで暴挙に走らせるという「暴挙」に出て、今度はホロを追い込んだ、とか。

 話が分からなくはないんだけど、特に理解力の低い自分のような人間だと、話をどうにか理解する事で一杯一杯になり、面白味を感じ辛い。
 いつもそうだが、今回は特に、商売の成り行きと帰結が二人の関係と密接に結びついているため、前者の理解が楽でないと、本来感じ取るべきロレンスの必死さやホロの切ない気持ちまで深く思い至れず、作品が持つ魅力を受け取りきれない。
 とはいっても、延々と説明ゼリフで本編を埋めて良い作品になる訳でなく、しかしこれ以上の簡略化も難しいと思え、どうすれば良いのかは分からないけれど。
「予習」あるいは「復習」として、原作を読めばスッキリするのかな。

 文句を言う程ではないが、作画にチョイチョイ崩れが見られたのは残念。
 それでも、作品中 最も大きな価値を持つホロについては、作画・演出とも魅力を損なわないよう配慮されており、可愛いと思う気持ちが揺らぐ事はなかった。
エピソードとしても、今回とアマーティの話で、「ホロこそが何を犠牲にしてでも手に入れる(共にある)べき宝」と語られており、彼女の価値を強力に実証している。
 商売云々より、二人の洒落た会話と微妙な距離を保つ関係にこそ、面白さがあった作品。
 原作はまだあるようなので、いずれ第三期も企画されるんじゃなかろうか。
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