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『GA 芸術学科アートクラス』最終12話.「ヘクセン・ケッセル」

 奈三子が風邪を引く話では、強いキャラクター性を持つ少女達の中に居ると余りにも「マトモ」なため、目立たない彼女を欠席させ、画面に映さない事で、逆に存在感を浮き立たせて見せた。
五人組の中で、パシッと突っ込んでくれる役割の彼女は、必要不可欠なものだと感じさせてくれる。
 また、一人が不在のため楽しみにしていたケーキバイキングを延期する少女達、少々無理をしても学校に出て友達に会いたくなったと語る奈三子の言葉で、暑苦しくなく心地良い「友情」を描いており、続く お泊まりエピソードへの橋渡しがスムーズ。

 闇鍋は、この作品の事であり、個性豊かな五人組が一堂に会している様子でもあろう。
 無茶なモノを突っ込んで作った闇鍋が、「意外と美味しい」ものになるような都合の良い事はなく、「マズくて全く食えない」でもない、「かなりツラかったが、どうにか片付けた」とする決着の付け方は、この作品らしい。

 最終話では美術部の面々が余り姿を現さず。
 部のキャラクター達も、個性的で面白く十分一本の作品を支えられる編成だと思うが、メイン五人組と距離を保ったまま最後まで進めるのは ちょっと無理があった…かも。
原作がこうらしいから仕方ないけれど、五人組が美術部に入るぐらい徹底して絡ませるか、完全に分けて どちらか一方だけを描いた方が、12話の短期シリーズとしては見易かったかな。

 ほのぼの・ふんわかコメディーアニメの中で、この作品を特別たらしめているのは、やはり「美術」に対する拘り。
 どんなネタの時でも美術から完全に外れる事はない気の使いようと、広い知識…雑学?が素晴らしい。
「虹が七色と決めたのはニュートン」とか、知らなかったので驚き。
 ぽえーとしている如月が、美術の向上心に関しては熱いモノを持っていたり。
他の女の子達も、まだ少女らしく遊びを優先させる事はあるが、美術その物を軽んじる事はない。
 ここいらは、基本的に笑いを追っている作品中にチラリと出てくる、制作者の真摯な目線。

 意表を突く美術作品と行動を見せてくれる野田 ミキが、好きだったなあ。
 無表情少女としての魅力を上手く出せているキョージュも、好み。
 登場するどのキャラも、嫌味が無く可愛らしく好感を持て、ぽかぽかした気分にしてくれて、楽しみに見ている作品だったので、終わってしまうのは寂しい。
第二期を希望。
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