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『キディ・ガーランド』02.「甘い、罠」

 かぼちゃプリンを頂くため、本部建物に侵入するアスクールとク・フィーユ。
 どうでもいい目的に向かうべく、アホな侵入者用警備装置に翻弄されてしまう二人のギャグ話を展開する、というのが制作者意図になるだろうか。
 それはそれでも、罠のアイディアが面白かったり、笑いのテンポが良かった場合、問題無かったかも知れないけれど…

 「やらないか」人形と腕相撲、渋い声の声優さんに声が変わる、滑る嫌デブ丸太の上を渡る、大量の嫌男(『ラピュタ』のムスカ?)ロボによる追跡……
うーん、余り見かけないアイディアだとは思うけど、警備システムだという気がしないし(本当の装置は止めてあり、しかも彼女達を確認した上で遊ばれていた理由はあるが)、大手掲示板あたりで受けることを狙いすぎたネタに感じられ、ちょっと引いてしまう。
 「やらないか」って、そんなメジャーな元ネタなのかなあ。
本体を知らないと、嫌さも面白さも感じ取り辛い罠になっていたような。
 ムスカ?に関しては自分もよく分からない、今頃使うべき理由があるのか…どこかで現在でも「妙な大人気」を博しているキャラだというならイイけど。

 侵入側・警備側の動機の軽さが、行動とギャグのギャップを皆無にしてしまい、笑いを薄くする。
 「アスクールの目的を知らず、命を懸けてもやり遂げなければならない事と思い込んで悲壮な覚悟で協力・侵入するク・フィーユ」、あるいは「侵入者の正体を視認できず、『本部の危機』だと信じて必死の撃退に臨む警備側」、どちらかがあれば、笑いを乗せる物語の屋台骨に出来たかと。

 最後、缶で転んでしまいアウトになるアスクールも、そこまで必殺のシリアスな障害を突破してきていれば、「こんな単純な物に引っ掛かるのか!」というギャップの笑いに出来たかも。
物語の発端となった、かぼちゃプリンの上を無情にも転がっていった缶と同じ形のモノで、「この缶がいつも止めを刺し、台無しにする」繰り返しギャグにしたい意図?
 いや、そもそも単なる悪ふざけみたいな内容で一話費やす事自体が目的の話だったかも知れないので、ナニだけど。
シリーズ冒頭、ツカミの第二話でやるには まだちょっと早いかな。

 ク・フィーユの性格と能力を描く話としては、まずまず。
 作画が良いから、入浴・デブ人形上でのク・フィーユの動き・アスクールが転ぶ際のダイナミックさなど、画面は目に楽しい。
エンディングから次回予告に到るまで、画面下に「まだまだ諦めず頑張る二人」を見せ続ける、作画状況が良くないと実現出来なかろうネタも凄い。
 手を抜いているのではなく、肩に力が入りすぎてボール球を放っているような印象。
上手く噛み合えば、凄く面白い作品になると思うんだけど……
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ムスカはPIXVではやってましたね。

Rocket さん。

 ああ、そうでしたか。
現在に至るも(一部では?)人気キャラなんですね、納得。
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ですが、現在HPは更新できなくなっています。

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