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オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『刀語』01.「絶刀・鉋」

『刀語』

 西尾維新原作による小説のアニメ化。
未読。
 作画レベル自体は非常に高いけれども、原作の挿絵に合わせたのだろう独特なラインのキャラクターデザインで、最初ちょっと戸惑う。
見ているウチに慣れ、動くことにより魅力は伝わってくるが。

 「刀を使わない剣術」という、禅問答みたいな基本設定で「何それ?どういうモノなの?」と思わせ、興味を引くのが上手いなあ。
第一話では(この映像化では?)その実体について、なるほど!と思わせられる所まで行かず、拳法とどう違うのか分かり辛かったのは残念。
 今回は、奇策士を名乗る とがめに奇策を用いる局面が無く(「自称」に留まるキャラなのかも)、変体刀も頑丈らしいだけで「凄い!」とまで感じられなかったので、各設定が固有の魅力を強く発揮するのは次回以降になるのかな。

 「無敵の刀 対 虚刀流」というのが物語のスタイルだろうに、第一話から「特に刀にばかりは拘らない敵」を出すのがユニーク、というかヒネくれているというか。
 アクション自体は面白かったけれど、七花が刀を使えないため、彼に化けた敵がかえって自身を窮地に追い込んでしまう、といった理詰めの部分に、周到さやハッタリが足りなかったような。

 『化物語』と同じく、独特の理論展開やリズムを持つ長ゼリフが楽しい。
が…演出の引き出しを全部開けて飛び跳ねるセリフを力ずくで押さえ込んだ(セリフより派手に跳ね回った?)『化物語』とは違い、ごくまっとうな演出に留まる今作は、言葉のパワーを持て余しているように見える。
 このスタイルでアニメを作るなら、思い切ってセリフを削ったり、原作に無かろうとも動きの画面を増やした方が しっくり来ると思うけど、ファンの多い人気原作相手では難しいのかな。

 「勘違いするなよ」以降のセリフはツンデレキャラのものとして決まっているようなものだが、「お前のためにやったんだからな」とする素直な・ストレートな言葉の流れに意表を突かれる。
 ツンデレじゃなくて、世間知らず単刀直入ツン?
 ほとんど愛の告白のような言葉なのに、本人にはそういう自覚・概念自体から無いのが楽しい。

 月一回の変則放送、最後まで見続けたい。
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