オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『大魔神カノン』05.「苛恩」

 かなり厳しい……
 5話まで来て、物語がほとんど動いた気がしない。
カノンとタイヘイの接触すら薄いままで、各人のドラマが遊離している。

 カノンにヒロインとしての魅力が まるっきり無いのは、痛い。
 心に傷を負っているとか、他者と上手く接触できないのは良いけれど、同情されたり「分かるなあ」という描き方にすべきで、何というか時折「イラッとする」キャラになっているのは最悪。
 彼女を大学に呼び出した女とのやり取りも…代返、なんていう微妙な依頼にしなくても。
一応は助けられた形になっているのだし、オノレを汚しても代返ぐらいしてやれば?どうしても出来ないにしたって言い方があるだろ、と思って、イラッ。
 彼女からの依頼を、「クラスの気に入らない女を いたぶるのに協力して」とか「集団で万引きするから見張りをやって」みたいな分かり易い非道に設定すれば良いような。
 生真面目に過ぎ、要領の良さなど全くないのがカノンで、だからこそ他者から見れば そんな大した事かなあと思うような心の傷をいつまでも引き摺ったりするのだろうが、理屈では分かっても面白さやキャラクターの魅力には繋がらない。

 タイヘイの明るさや、変身してのバトル、敵モンスターのCGが驚きの出来であること…そこいらがまだ視聴を続けている理由。
 ただ、ポーズやキーワードを用いない何気ない変身(個人的に嫌いではないが)、ハラハラもカタルシスも無いバトルの組み立て等、「これを楽しみに見て下さい」と言うには弱い。
 毎回大魔神と巨大モンスターの戦いをクライマックスに設ければ、他がどうでもそこだけは見所になったろうが、ほとんど登場せず。
ここぞ!という時にだけ現れてこその大魔神、という拘りか。

 強力で分かり易く、多少崩しても大丈夫な『仮面ライダー』のフォーマットを用いない、違う作品に、意図的にしようとしているのだろうから、それなら「『カノン』はどこが面白いのか」、もっと徹底して煮詰めてから作り始めるべきだったかと。
 ドラマで見せたいなら、やはりその中心になるカノンを魅力的に描かなければ。
行動的だったり明るかったりしなくても、放っておけない、気になる女性に描ければ……それはポジティブなキャラに魅力を付加するより遙かに難しい事なんだけど。
 とにかく、タイヘイとの絡みで立て直すしかないかなあ。
 既に撮影も終わっているようだから、視聴者の要望など伝わりようが無かろうが。
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