オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』06.「俺の幼馴染みがこんなに可愛いわけがない」

 幼馴染み・麻奈実エピソード開拓。
 幼少の頃から積み重ねた記憶、嫌味のない可愛らしさと安心感、主人公に寄せてくる打算や雑味の無い好意など、それはそういうキャラとしての魅力に溢れており、妙な(正しい)気を利かせるジジババ、木訥なオヤジと調子がよい弟を含め、彼女をヒロインとしても一本作品が作れそう。
 でも…余りに普通であり、攻略が簡単過ぎるよう思え、ヒロインの座を占めさせるのは難しいか。

 オタク趣味を持つ妹と、世間の間に起こる摩擦を描き、その間で板挟みにあって一人酷い目に遭う主人公の悲喜劇を見せていくこの作品としては珍しく、特に波風が立たない内容だった。
どちらかといえば、僅かに示される妹のヤキモチ?リアクションを見せるのが主眼だったのかも知れないけど。
 麻奈実が桐乃の趣味を知ったら、どう反応したろうか。
全力で否定するほどは良くも悪くも知識があるまいし、かといって好意的な反応も期待できず、「私はよく分からないや」ぐらいかな。

 ただ、彼女が主人公に寄せる好意から、桐乃が「妹萌えエロゲー」に執着している事実には、脅威を感じるかも知れない。
そういうゲームを好んでプレイしているという事は、そういう願望を持っているのだ、と考えるだろうから、現実にも自分がそういう立場になりたい・兄から愛されたい気持ちがあるのではないか、と。
 今回、主人公によるオタク援護演説を設けるとしたらこの辺で、「二次元フィクションに寄せる趣味嗜好と、現実を同一視するオタクはほぼ皆無。現実では満たされない願望があるからオタクになるほどフィクションに走る、とも言える」とか、そういう感じか。

 現実に可愛い妹が居るなら それを愛でていれば良い訳で、エロゲーをやる必要はない。
母・姉など近親物、幼い少女、男の娘とかショタジャンル等々も、リアルではまあ満たされない(幼少女なんか犯罪になってしまう)性嗜好じゃ無かろうか。
だから、フィクション・二次元に充足を求める。
 この作品では兄妹の関係を曖昧に留めておきたかろうし、ここいらに余り言及したくなさそうだけど。
 また、主人公はオタク趣味に造詣が深い訳でも何でもなく、あんまり「なるほどその通りだ」と思わせる演説が出来ない立ち位置に居るからなあ。
父親や桐乃の親友に行った説教が通じたのは、双方「適当なところに着地点を見出したい」都合を抱えていて丁度良かったからで、主人公の言葉に納得した訳じゃない(真摯さは感じ取ったろうけれど)、というのが何とも。
スポンサーサイト

アニメ | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<『侵略!イカ娘』07.「狙われなイカ?」「研究しなイカ?」「働かなイカ?」 | HOME | 西崎義展プロデューサーが亡くなる>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |