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パンダ童話

 娘、幼児向け雑誌の付録、一枚の厚紙に沢山の紙製窓が付いていて、扉を開くと中に動物の絵が描いているものが お気に入り。
恐らく、その窓を開く度、描いてある動物の鳴き声を、親(自分)が必死で真似するのが変で面白いのだと思う。
 ライオンなら「ガオー!」、猫なら「ニャーオ、ニャンニャン」、ネズミなら「チュー」で済むんだけど、一つだけパンダが描いてある、コレは何と鳴けば良いのか?
 ネットで調べたところ、「ウヒュ、ウヒュヒューン」とでもいうような、馬のいななきにちょっと近い声みたいだけど、こんなの真似したってなあ……

 考えているとヨメが、「パンダ絵の所は、パンダさんのお話でもしてあげたら?」というので、少し考えてから、創作パンダ童話を語り出す。

自分「昔々、あるところにパンダさんが居ました」
ヨメ「うん、そんな感じで」
自分「やっぱり、数年前、中国は四川省の山奥、両親と共に暮らすコパンダがおりました」
ヨメ「なんでちょっとリアル気味に言い直したの?」
自分「平和に暮らしていた家族でしたが、ある日、山に入ってきた違法猟師によって、パンパーン!両親は撃たれてしまい、コパンダは掴まって動物園に売られてしまいます」
ヨメ「んん?辛い話ねえ」

自分「動物園で、先に入れられていた老パンダと一緒に見せ物にされたコパンダは、違法猟師への復讐を誓い、実は拳法の達人だった老パンダからカンフーを習う事になります」
ヨメ「えらい急な展開だこと」
自分「厳しい修行に耐え、酔拳、蛇拳、笑拳、天中拳と次々マスターしていくコパンダ」
ヨメ「拳法の知識、ジャッキー・チェンに偏りすぎじゃない?」
自分「十分に強くなったある日、見張りをアチャー!と倒したコパンダは、動物園を逃げ出し、追っ手をかわすべく海辺の漁船に潜り込みます」
ヨメ「ふんふん」

自分「疲れから船底でウトウトするコパンダ。その眠りは、叫び声と大きな音によって破られます」
ヨメ「何があったの?」
自分「コパンダが甲板に上がってみると、目の前に日本の海上保安庁船。自分が乗る中国船はそれに体当たりを繰り返しています」
ヨメ「ああ…その船に乗っちゃったんだ」

自分「驚いて甲板をウロウロするコパンダの姿は海上保安庁が撮影するビデオにしっかり映っていました。『これは公開できない…』政府は すごーくカットしてパンダ映像が無い所だけを外に見せます。『全貌を公開すべきだ!』と迫られますが、『だってパンダが映ってるし』とは言えず苦しい対応。こんな動画が世界に流されてしまったら、クジラだのイルカだのを虐めていると世界から文句言われっぱなしの日本が『ついにパンダまで!』となり、理屈もヘッタクレもなくどれだけ怒られるか分かったものではありません」
ヨメ「そりゃ見せられんわ」
自分「おわり」
ヨメ「あれ?復讐は?コパンダはそれからどうなったの?」
自分「なんかこれ以上は色んな所に怒られそうだから、おわり」

 娘は、意味の分からない話に とっくに飽きてしまい、音がするオモチャをガランコロガランコロさせているばかりでしたとさ。
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