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『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』08.「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」

 えええ!もうアニメ化?
画面に提示されたものを見る限り、酷い文章でワヤなストーリーを展開する小説なのに、どうしてベストセラーになり、アニメ企画まで立ち上がることになったのか、理解が追い付かない。
 この事態をもって、「何で妹がやることは全て上手く行くのか」苛立つ気持ちを持っている、という兄・京介に感情移入することは容易かもしれないが、そこに「嫉妬」など含むはずは勿論なく、「ポカーン」としか。
 お約束となっている、京介による説教イベントをこなす都合と、アニメ界に一言、原作者にも一言、ただ見ている視聴者にも一言物申したい意図から、無理矢理創出した?

 うーん、しかし、いっそアニメスタッフ側を、原作に一片の愛情も無いどころか憎しみさえ持っているような、破壊と超駄作への再創造を目論む非道集団として描いてくれた方が、話としてスッキリするし、カタルシスも生まれたかなあ。
原作の量が足りない以上、オリジナル展開を入れるのはやむを得ず、また原作は???な内容だとしか思えないので少々の改変ぐらいでは「悪」として認識できない。
 桐乃の行く手にかつて立ち塞がってきた「父」「友」と同じく、世間一般的には正義ですらある理屈を述べる相手だが、ただ桐乃にとってのみ「悪」「邪魔者」「(兄が)折伏すべき人間」だという意味で、同列の扱いなのか。
 そうなると、モヤモヤしたものが残ってしまう。

 今回の話で一番「悪い」のは、「能力に欠ける上 多くを望み過ぎる桐乃」「『作りやすい』アニメにしようとする制作者(原作を面白くないと公言する脚本家)」「感情論と土下座で意見をゴリ押ししようとする京介」「言いたい放題で臓腑をえぐる黒猫」「『兄の土下座に感じ入った制作者』というイベントも経ないフツーの駄アニメを見ても喜んでしまう自分ら視聴者」のウチ、誰なのか(誰だという事にしたいのか)。
完成したアニメと、その評価を見ないと、まだ判断できない部分も。
 問題提起だけで終わる話も構わないが、面白いもつまらないも言い辛い。

 はしゃいでアニメへの要望を語りまくる桐乃が、痛い。
自分も、OVAやCDドラマを作ってくれることになった際、こんな感じだったかと思うので(エロ物なので希望なんかほとんど通らないのは当然)、余計に痛い。
 桐乃、シナリオ面で不満・不安があるなら、せめてプロットとか全体の構成案を出せば良いのに。
…とは思うけど、それを喜んで迎え入れてくれるスタッフも居れば、「素人に口出しされると作業が遅れるばかりで迷惑」と言う人達も居るので、なかなか一概には。
 この後、アニメになった物を見た視聴者から、特にネット上などに「神」「糞」「原作改悪も甚だしい」「ゴミ原作をまだ見られるようにしてあるアニメスタッフ偉い」「ブルーレイで全巻購入決定」「5分で耐えきれなくなった今期最低の駄作」等々、様々な評価が嵐のように書かれると思うんだけど、桐乃は受け止めきれるんだろうか。
それは、兄貴の熱弁やら土下座ぐらいじゃどうしようもないよ(いや、この作品なら、それを契機に無数の視聴者が考えを改めてくれる、少なくとも黙ってくれる事は有り得るな)。
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