オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『ヨスガノソラ』最終12話.「ハルカナソラヘ」

 見逃した話もあるため、見当外れな感想になる恐れもあるけど……
 うーん、凄いアニメだった。
一応は地上波で、ここまで露骨に性交渉描写を入れた作品も珍しい。
 大抵は寸止めしたり、ぼかしたり、コレはつまりそういう事かと感じさせるに留めるものだけど、演出上の制限こそ加えられていたが、誤解しようのないその物を描いてある。
 しかも、最後の方では兄妹の近親関係にまで到っており、都条例施行後は放送が危ぶまれる…自主規制の対象になる可能性が高そうなため、この辺が世に出すギリギリのタイミングか。

 「ただ単にエッチっぽい絵があれば良いんでしょ?」という投げやりな作り方でなく、(原作ゲームのお陰もあって?)そうなるに到る経緯や、行為に入ってからの行動・会話に気を遣ってあるため、作画の良さと相まってエロな空気感が醸せており、なかなか。
 …それを地上波で放送して良かったのか、こんなに頑張るなら「こちら側」に来て徹底してやれば更に凄くなったかも知れないのに勿体ない、とは思う。

 攻略キャラクターを移す際、予告でハッキリ「これから他のルートに変える」旨 通知されるのが、分かり易くて可笑しい。
 こういうパターンのアニメでは仕方のないことだけど、それなりの個性や魅力を持つ女性キャラに比べ、主人公である悠は、ルート毎に好きになる相手をコロコロ変えてしまうことで、優柔不断、主体性が欠けているように思えてしまう。
まあ、この手の作品で、主人公に強烈な個性を付ける必要なんか無い…余計でさえある訳だけど。

 最後、妹ルートは、一度 枷が外れて自制が効かなくなった所も描きつつ、しかし世間との関わりから「理性的・常識的」に振る舞うしかできなくなる切なさや、絶望の末の愛が見られて、なかなかに好み。
 色々な終わり方が考えられたと思うが、意外にぬけぬけとした、明るいとも言えるエンディングで、安心。
 実は溺れたところで兄妹二人とも死んでおり、その後は「幸せで有り得たかも知れない世界の夢を見続けている」だけ……とも考えた。
水の中から誰が助け上げたのか分からないし、イキナリの海外逃避、時間がまるで無かったかのように散らかったままの二人の家、ラストシーンで他者の気配がない(居ることは居たか)列車内を見ていると、現実ではないものとしているよう思えて。
 しかし、そういう意図ならもっと思わせぶりに出来たはずなのに していない同級生達の会話からすると、違うのかな。

 とにかく、「問題作」。
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この記事のコメント

AT-X用に作られた作品なので
地上波で放送して良かったのかって感想は仕方ないとは思います。
AT-Xはクイーンズブレイドに始まり聖痕のクェイサーと
地上波で放送出来ないのを売りにするケーブルテレビ局ですから。

ちなみにAT-Xでは地上波で演出上ごまかした所も全部放送するので、
AT-Xで見ていた自分としては終始SEXをしていたなあと言う印象しか残りませんでした(笑)
当然作品として面白いのは前提としてですが。
2011-01-04 Tue 10:57 | URL | AT-X #tfHnT3MU[ 編集]

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