オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

映画『黄金の法』

 テレビで放送された映画『黄金の法』を見る。
 大川隆法が主催する宗教団体・幸福の科学、四本目の映画。
 映画一作目『ノストラダムス戦慄の啓示』は見た…ような気がする。
特撮をそれなりに頑張っていた…っけなあ、もう記憶がオボロ。
ストーリーとか、無いと言って良い程度のモノだし。
 『ヘルメス-愛は風の如く』『太陽の法 エル・カンターレへの道』、本作以降作られた二本の映画は見てないかな。
今、調べて分かったけど、なるほど、ヘルメスについて、多分映画二作目で(この団体としての)説明が終わってる訳ね。
だから、四作目でヘルメスがエラく重要な、凄い存在として扱われているのだろうが、二作目を見てない人間には???と疑問符ばかり。

 主人公の家の庭に突然落ちてきたタイムマシンへと乗り込み、未来人少女と共に色々な時代を旅するのが、メインストーリー。
 時間旅行の途中、ヘルメス・仏陀・キリスト他 歴史上の有名人物と次々出会うのだが、主人公が彼らと深く関わる訳でなく、かといって傍観者として彼らの生き様や考え方を適切に切り取る訳でもなく、独自の見方に基づき「こういう人達が居ました(居たとされています)」というのをポンポン提示するだけ。
 一応は、タイムマシンの不調やら現代に帰れなくなるかも!というストーリー上の仕掛けはあるが…
帰れなくなりかけるのは主人公がワガママ言い出したからだし、そもそもこの少年・少女が何を考え・何を求めて時間を旅しているのか理解できず、お話に入れない。

 物語としての出来はともかく、もうちょっと、こう、「幸福の科学とはこういう教義を持つ宗教だ」を、せっかくアニメなのだし子供にも分かり易く説明する内容なのかと思っていたが、一見さんお断りぐらいの独自設定と異次元思想に満ちており、入れない。
この映画を素晴らしいと思える信者になれ!という事こそ、この宗教の目的なのかも知れないけれど。
 ラスト、恐ろしく唐突に「これら歴史上の偉大な人物と同じ(越える?)偉大な方が現代にもいらっしゃる、それこそエル・カンターレ(大川隆法)である」という事で締めるから、まー言いたいことはコレだけか。
 偉人達の優れた資質をよりパワーアップして持つのがエル・カンターレである、とか、時空を越えて悩める彼らの人生をエル(以下略)が導いた事にするとか、俺様映画にしたって、もうちょっと気の利いた構成がありそうなもの。
偉人達を襲う悪の波動に対し、絶体絶命の局面でエル(以下略)が現れ、論外な強さで退治して世界中から崇拝を受ける、ぐらい徹底した内容にして、せめて信者だけでも拳突き上げて喜べるよう作ってやれば良いのに。
 未来で、幸福の科学が世界の中心的な位置を占めるようになっては「いない」様子とか、妙に冷静な視点があって。

 一般的意味での面白さは最初から期待していなかったので、時間を無駄にしたのは事実だけど、自己責任。
 もっとムチャクチャに弾けてくれると嬉しかったかなあ。
エル・カンターレに話を持っていく部分さえ除けば、よくある「何を面白いと思って欲しくて作ったのか分からないアニメ」の一本に過ぎないから。
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