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『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』04.「白の、リボンのワンピース」

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』

 原作無し。
 検索に、間違えて「あの花の名前を僕はまだ知らない」と入れてしまった。
もっと長いのね。
 「あの日見た花」が物語のキーになっている訳では、今のところ、無し。
めんまの霊体出現には、『時をかける少女』で重要な小道具だったラベンダーの花のように植物が関わっている、という事実がいずれ明らかになるならともかく(SFじゃないからなあ)、なかなか憶え辛いタイトルじゃなかろうか。
 「花」というのは、「恋」「好意」「夢」あるいは「残酷さ」「傷」「血(死)」を表しており、幼いそれを何という言葉で表現すれば良いのか未だ分からない、という意味がある…?

 ドコから始める物語にするのか、難しかったと思うが、フツーに めんまが一緒に居る日常からスタート。
最初ちょっと事情が分かり辛い所はあるけれど、大部分が誰でも分かる日常描写に費やされていることもあり、「彼女はどういう存在?」に興味を集中させることで整理。
 主人公の現状がなかなかキツい事になっており、明るく元気で可愛い めんまを側に付けていないと、見るのにシンドイ思いをさせてしまう恐れもあったか。

 不思議少女(存在のことだけでなく、考えや行動も)めんまの魅力が物語を大きく引っ張っていく。
 彼女の死が、他の子達の人生に大きな影響を与え、狂わせたと言っても良いのに(だからこそ?)、ポジティブな彼女の行動と言動がもう一度その心を重ねさせていく。
この構成が面白いなあ。
 彼女の願いは、妥当なところで主人公の再起なのだろうか…でも、これは劇中で既に一度口にしているが。
 主人公にとって彼女は、姿が見え声が聞こえるだけでなく接触も可能なのね。
彼女から性的刺激を受けている様子もあったが、一つ部屋で何日も暮らしている訳で、可能かは知らないけど「その先」は考えないのかな。
ザックリ切れて未だ血を噴きだしている心の傷口の原因である少女相手だけに、「可愛いから やれるだけやっちゃえ」と開き直るのは難しいか。
それが出来る主人公であれば、学校に行ってるだろうし新しいカノジョすら作れるかも。

 結構ダークな物語を予想し、身構えていたけれど、めんまと、これまた元気一杯ポジティブ思考な ぽっぽの登場が、内容を思ったよりずっとライトに、見易くしてくれる。
 いくらか変化・成長を遂げた者達は幸福になっておらず、幼いままのメンタリティーを持つ二人は(客観的事実としてどうかはともかく)幸せそう。
 ゆきあつが見せたトラウマの化膿ぶりが痛々しい。
夢として「細身で女性のような体付き」に描いてあげるのは難しくなかったと思うが、鍛えている様子を劇中しっかり描いており、そこにウソをつかず筋肉質なラインに見せてしまう制作側の誠実さが、何とも。
 あなる(ヒドいアダナだ)は可愛くいじらしく、幸せになって欲しいなあ。

 実写映画化に向いてそうな素材。
でも、実写じゃこの艶やかさを出せないんだろうな。
 そう簡単には収まるまいが、彼ら彼女らが元の「仲間」に戻っていく道筋はかなり示されており、気持ちの良い終わりへと繋がっていくことを希望。
 最後まで見続けたい。
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