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ピーター・フォークが亡くなる

 『刑事コロンボ』のピーター・フォークが亡くなる。
 『コロンボ』は、シリーズを通して何度も見ているのに、放送されているとついまた見てしまう、とても好きな作品。
当時、珍しかった倒叙の推理形式と、練り込まれたストーリー、何より、強烈に傲慢であったり哀れを誘ったりする犯人達を受け止め・受け流しつつねじ伏せるコロンボのキャラクターが魅力だった。

 まるで賢そうに見えないのに実は恐ろしく頭が切れ、うっかりした一言も聞き逃さず矛盾を突いてくる嫌らしさがあり、犯罪を解決することには容赦がない。
しかし優しく、可愛らしく、好きにならずにはいられないチャーミングさを持つ。
 「ロンドンの傘」空港で、荷物を取り違えて女性客に迷惑を掛けオロオロする姿から、間の抜けた部分は演技でなく(演技ばかりではなく)天然。
 「殺意のキャンバス」ラストで追い詰められた犯人画家により描かれた、コロンボの本質を写し取ったのだろう、たまらなく優しい笑顔をした肖像画が印象的だった。
 好きな所とか書き出すとキリがなさそうだな…このキャラクターは、ピーター・フォーク以外では(少なくとも現存するレベルでは)成立させられなかったろう。

 ついコロンボの話ばっかりになってしまうけど、『名探偵登場』のハードボイルドさや、本人役で出演した『ベルリン・天使の詩』、自分はこれが最後に見た出演作である『NEXT -ネクスト-』、日本のCMでバーテンに扮した姿も忘れがたい。

 推理・ドラマ史に永遠に残るだろう名刑事(警部補)を、ありがとうございました。
ご冥福をお祈り致します。
 「ああ、すみませんもう一つだけ」と言って帰ってきてくれないものかな……
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