オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『マイネーム・イズ・ハーン』

 WOWOWで放送された映画『マイネーム・イズ・ハーン』を見る。
 インド映画…らしいので、監督も主演も知らない人。
 米在住アスペルガー症候群の男性が、9.11を切っ掛けとして、大統領に会うため旅をする、というシンドそうな あらすじから、WOWOWで放送されなければまず見なかったろうと思われる。
 評価は高いみたいだけど、内容に乗れないならすぐ録画を消そうと、警戒しつつ鑑賞すると…

 いや、面白い。
 症候群ゆえ生活で生じる支障と、特殊な才能、そして正直で歪みのない心が生み出す融和・愛・感動。
ここいらが実に上手く描写されていて、素晴らしい。
 好意で出された料理に対し、「まずい」「もう二度と作らないで」と言ってのける主人公に、笑ってしまう。
それを柔らかく受け止めてくれる周囲の人々の優しさが嬉しい。
 だから、9.11以降の激変してしまったアメリカ環境が余計に辛い。

 不信と憎しみは、多くの重要なものを失わせる。
理解と愛は、より多くのものを結びつけ、強くする。
 「よくあるテーマ」ではあるけれど、それを描き出すため非常に上手くストーリーが構成されていて、ちょっと「ファンタジー」と言ってもいい(特に後半)映画内容を感動に変えていく。
 実際、何回かホロリと来てしまった。

 洪水への対策に、幼少期の思い出が生かされると良かったかなあ。
あんなものじゃ大規模な災害に対応できないのは当然で、「ファンタジー」から「嘘」にしてしまわないためには、そうせず正解だけど。
 女性が美人で嬉しい。
 大統領の顔は最後まで誤魔化すべきだったなあ…ちゃんと写すと全然似てないぞ。
 カメラワークが美しく、ハッとさせられる画面作りに目が引き付けられ、時間の長さも気にならない。
 現実はこんなに上手く行かない。
でも、このぐらいは上手く行く世界であってくれれば、ステキだよね。
 見て良かった、イイ映画だった。
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