オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

映画『パラノーマル・アクティビティ』『パラノーマル・アクティビティ2』『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』

 WOWOWで放送された映画『パラノーマル・アクティビティ』『パラノーマル・アクティビティ2』『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』を見る。

 一作目。
 低予算とスケジュールの無さ、アマチュア技術を全て逆手に取ったアイディアが見事。
 ホラー映画は、比較的安い予算・無名の出演者で撮れる。
それにしても、ここまで…

 一軒の家の中で始まり、終わるのは、撮影が容易だから。
「怪奇現象が続くと分かっているなら引っ越せば、せめて一時的にでもホテルとかに退避すれば良いのに」というのは誰しも見て思う事だけど、制作上の都合で出来ないのを、観察対象である主人公達の愚かさ、観客のフラストレーション~恐怖にまで繋げてしまう。
 霊的能力を持つ人間を呼んで対策を練る…この場合、合理的な行動で、『ポルターガイスト』教授や霊能バアサンの再来を期待するけれど、こういう事態に詳しい人の存在を匂わせながら「結局最後まで姿を見せませんでした」とする意外性に大笑い。
これまたキャスティング予算の制約と、ストーリーをスッキリさせるため。

 何か凄いことが起きそうだけど、実際には何も起きない。
特殊効果やCGを使う予算も技術も無いのだろうから、仕方ないこと。
 しかし、観客を「何も起きなくて普通」の監視カメラ映像を覗いている気分にさせることで、ショボイとも言える超常現象表現を「リアル」と感じさせる。
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』だなあ。
『クローバーフィールド/HAKAISHA』『REC/レック』『THE 4TH KIND フォース・カインド』辺りは、とにかく手間暇が掛かっているので、手法は同じでも違うジャンルの作品みたい。

 イヤ~な気分にさせるオチも、一発作品としては楽しい。
 全体として、別に怖くはないけど頑張ったホラー・アイディアを楽しむ作品。
そこに意味を見出せないと、「こんな安っぽい映画に金払う価値があるかぁ!時間損した!」と言ってしまうかも。

 二作目・米版。
 予算も時間も技術も使えるようになったが、ワザと「制約」を感じさせて撮っているのが分かり、うーん。
どうせなら、家の外へと一時退避を実行するが逃げても無駄だった、という所まで見せてくれれば良いのに。
 基本的に一作目と同じ内容。
事態の原因について言及されるけど、まあそう言われても、としか。

 毎夜これだけ異常事態が撮影されているのに、日中は くつろいだ様子を見せる家族こそ超常的。
 ラスト、『24』ジャック・バウアーばりの鍛え上げられた殺人技を見せる悪霊?に爆笑。
相手に絶望を感じる暇さえ与えない、気が付いたら死んでいる、考えようによっては優しい殺し方。
 飼い主の異常事態に頑張る犬が可愛い。
最後の方、出てこないんだけど、犬はどうなったのか、人間達の運命より気掛かり。

 『第2章 TOKYO NIGHT』
 本編とは関わりのない話かと思えば、続いてるのね。
ちょっと『呪怨』風に、異常事態が感染していく感じ。
 ジャパニーズ・ホラーの撮り方なので、本国二作品と雰囲気が大分違うけど、構成は同じ。
 『リング』なら『呪怨』なら、もっと映像に恐怖を高める仕掛けを施していくだろうな、と思いつつ、オリジナルのドキュメンタリー手法を踏襲しているため、大した事は起こらない。
「ガラスが割れる」「物体が燃える」ぐらいで「おお!サービスしてる、日本人は生真面目だなあ」という気分になるのは、このシリーズでは何も起こらないのが当たり前になっているから。

 霊能少女と悪霊祓いジイサンが楽しい。
二人ともインチキっぽいのに、本物って扱いなんだ。
次回作は、霊能力があるフリをして金目当てなだけのキャラを出し、酷い目に遭わせるのも良いか。
 「引っ越せよ!」というシリーズへのツッコミに対し、「他の場所でも同じ現象が起きる(場ではなく人に憑いている)」という回答が示される。
 お約束のオチから一捻り。
カメラが家の外に出るし…憑いた人の体の自由が効かない、ってのは目新しい。
クララかよ!とアリガチなネタ。
 最後、驚かすのに悪霊頑張り過ぎ。
仕掛けをし、相手が愕然とするまで隠れて待っていたのかと思うと、妙に可笑しい。
 お姉ちゃんが美人なので、それだけでも楽しく見られた。
足を使えないキレイな姉の世話をしつつ二人きりで生活…むうう一本ネタが出来そう、怪奇現象とかどーでもいい!いや、怯える姉を元気づけようとして、というのだと動機付けが容易か。

 米版は二作目にしてマンネリ気味。
三作目の公開も終わってるのか、まあ衛星ででも放送されたら見よう。
 日本版は、この形式から発展させる事でもうちょっと展開できそうだけど、頑張って怖がらせようと努力すればするほど、オリジナル一作目からは離れ、日本でゼロから企画を立てるのと変わらなくなるだろうな。
ドキュメンタリータッチのホラーなら、『ノロイ(『パラノーマル…』よりずっとイヤなオチ)』とか既にある訳だし。
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