オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

映画『豆腐小僧』

 WOWOWで放送された映画『豆腐小僧』を見る。
…正確には、ちょっとだけ見る。
冒頭十数分、真面目に見て、残りはピクチャーサーチなので。

 3DCGキャラクターによる映画。
それを手描き調にしようとした…のかも知れないけれど、えらく造形の甘い、適当なモノがあるなあ。
 作り手の感覚が、まだ「3Dだとキャラを自由に動かせる、エフェクトを掛けられる、カメラワークを動かせる、スゲエ」という所に留まっている感じ。
 実は3Dのキャラクターはそれだけでは魅力が薄く、それを飽きさせず面白く動かし、生きていると観客に思ってもらうには、1カットずつ手を抜かずに「何を、どこから、どう見せて、どう感じてもらうか」膨大な手間を掛けて詰めなければならない。
 「何となくある場面」など全て排し、徹底してストーリーを練り上げ、退屈させないのも重要。
 ピクサーやドリームワークス・アニメーションの多くの作品では普通に(恐ろしい努力の成果として)出来ているし、そもそも評価を得られるような日本の手描きアニメーション群が、頑張ってずっと実現し続けてきたこと。
 これが、全然足りない。

 冒頭の、盗賊達を妖怪が嚇かし、しかし豆腐小僧が笑いものになる下りは、必要だったかなあ…盗賊は放りっぱなしだし。
やるなら、妖怪達はもっと不気味に、ギャップを出すため豆腐小僧はもっと可愛く・間抜けに。
 いい歳の観客は、もうこの緩い…というより温い冒頭で、どのぐらい真面目に鑑賞すべき映画なのか、評価を下してしまいそう。
 途中を見てないのに何だけど、子供向けとはいえラストを都合良く片付けすぎているのもどうだろうか。
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