オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『坂道のアポロン』03.「いつか王子様が」

 面白い。
けど、感想が書き辛い。
 やっていることはごくごくオーソドックスな、ちょっと昔っぽいぐらいのストーリーラインだから。
 それを真面目に丁寧に、細かいところまで気を配りつつ作れば、十分今の時代に通じる、視聴者を引き付ける内容に出来るんだなあ。

 貧乏人の子だくさん…という言葉が浮かんでくる千太郎の家族。
しかし母親は優しく、子供達は仲良く、楽しそうで、経済的に恵まれていながら満たされてはいない薫と対照的。
 千太郎と諍いを起こしてしまう薫。
お互い不器用で、言葉を用いては上手く仲直りできないけれど、音楽の演奏により心を通じ合わせる。
簡単にはこういうことだが、「よくあるパターン」とも言えるこのシーンを高い演出力が支え、キャラクターの嬉しさ・楽しさを的確に伝えてくれる。
 音楽を介してなら気持ちを伝えられる、ということは、薫が律子に告白するシーンでも繰り返される。
 薫、頑張ったなあ、性格的に言い出せなくても無理ない感じなのに。
ただ…こちらはちょっと受け入れてもらえない雰囲気が…

 もしかしてこの作品は、『ハチミツとクローバー』みたいに、登場人物全員が片思いの構造になるのかな。
 それは青春っぽくて良いんだけど、余り辛い話にならないと良いなあ。
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アニメ | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

先生こんにちは。
今回はハンカチやおにぎりなどの小道具が印象に残った回でした。
大きなおにぎり一つでキャラの心情や立ち位置が手に取るように伝わってくるのは見事でした。
腕っ節は強いが恋にはからっきし奥手の千太郎の意外な一面(ベタですが)など
見ていてどんどん引き込まれていき続きが楽しみです。
2012-05-03 Thu 18:39 | URL | 曇天 #-[ 編集]
> 先生こんにちは。

 どうも、こんにちは。
 仕事と娘に時間を取られ、更新もコメント返信も滞りがちで申し訳ないです。

> 大きなおにぎり一つでキャラの心情や立ち位置が手に取るように伝わってくるのは見事でした。

 高度な作劇と演出の能力で面白く見せてますよね。
「難がある」場合は勿論、「普通」程度のアニメ制作者でも、原作を活かした内容に出来たかは分からないぐらい。

> 腕っ節は強いが恋にはからっきし奥手の千太郎の意外な一面(ベタですが)など
> 見ていてどんどん引き込まれていき続きが楽しみです。

 キャラの行方が気になる作品にしなさい、というのは、昔メジャー誌系統の編集さんから言われたことです。
 世界の命運が掛かっている訳でなし、恋が成就しなくとも死ぬ訳じゃないんですが、先行きがとても気になる…凄いです。
2012-05-28 Mon 09:09 | URL | 飛龍 乱 #-[ 編集]

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