オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『つり球』03.「寂しくてキャスティング」

 通り一遍でない演出とか、宇宙人だという同級生同居人、テンパると酷い表情になる主人公の設定に「地球を救う」お題目など、妙なものを一杯に積み重ねた作品で、どこに向かっていくのかハラハラしていれば…
 意外なほど地に足が着いた内容。

 「釣り」を通し、ユキ・ハル・夏樹の関係が変化していく様子を、丁寧に繊細に描いてある。
上手くできないユキ、真面目に釣りに取り組んでいないと苛立つ夏樹、どちらの気持ちもよく分かる。
ハルの心情はちょっと難しいけど、陽気でポジティブな性格であり、「宇宙人」ほどには分かり辛くない。
 ユキの祖母は、重い病に冒されている?
所謂、死亡フラグといったものが見受けられるが、哀しい別れになってしまうのか、「地球を救う」ほどの何かパワーが働いて助かる展開になるのか。

 ユキやハルの頑張りと成長、仲間が出来たことが嬉しく、笑いながら走り出してしまう夏樹に、ホロリ。
 新しいものに挑み、昨日できなかったことが今日は出来るようになり、壁を感じていた相手に近づき、少しずつ楽しさに目覚めていく…ごく当たり前な、普通のことだけど、だから誰にでもその嬉しさが分かる。
 変な要素を全部取り除いて、「青春釣りドラマ」としても成り立つ作品じゃなかろうか。
 でもまあ、周りにせっかく妙なキャラを配置してあるのだし、SF?テイストもキレイに活きると素晴らしいなあ。
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この記事のコメント

どうせ後半は使わなくなるであろうパニック顔が不快すぎて観るのが辛いんですが、あれも必要な演出なんでしょうか。パニック症候群といわれる人がいますが、あれじゃあバカにしてるとしか見えません。本人は辛いんだ、とか表現したいのかもしれないけど、とてもそう見えない。他は出来るだけ突然技能上昇したり仲良くなったりしないと丁寧な時間描写してるのに理解できない。
2012-04-29 Sun 08:12 | URL | 通りすがり #wLMIWoss[ 編集]
> どうせ後半は使わなくなるであろうパニック顔が不快すぎて観るのが辛いんですが、あれも必要な演出なんでしょうか。パニック症候群といわれる人がいますが、あれじゃあバカにしてるとしか見えません。

 主人公のあの表現、精神的な負荷による疾患なんだろう、とは思って見てましたが、実在の症状に苦しむ方のことには思い至りませんでした。
 そうか…難しいところですね。
 制作者には出来るだけ制限無く、自由にものを作って欲しいです。
それを見て批判するのは、受け取る側の自由であり権利。
 作品にとって意味のある、なるほどこれは必要だ、と思える表現ではあって欲しいですね。
2012-05-09 Wed 07:30 | URL | 飛龍 乱 #-[ 編集]

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