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『LUPIN the Third -峰不二子という女-』05.「血濡れた三角」

 今回は、ルパンと次元がまだ組んでない、というところだけ除けば、実に安心して見られる『ルパン』お馴染みのパターンに乗っ取った話。
 不二子はお宝を欲しがり、彼女のためルパンは困難な盗みに挑み、次元はルパンに苦言を呈し、財宝を守る仕掛けにドタバタしながらも入手に成功、しかし最後には…
うん、これは安心だ。

 ルパンと次元の馴れ合ってない関係を活かし、殺意を顕わにしたぶつかり合いと、相手の利用法を考えるしたたかさが見て取れ、楽しい。
 特殊仕様のマグナム弾をルパンが用意してあったのは、次元参戦を予想してた?
次元に仕事を依頼した質屋のバーサンがルパンの変装か。
 弾丸を中途半端に五発しか用意してないのは、ラスト危機的状況で最後の一発を渡すなど伏線に使う気かと思ったけどそうでもなく。
でも、それを皮肉る次元との会話はイイ感じだったな。

 「厄介なモノ以外は盗まねえ、それがルパン家の血筋さ」ルパンのセリフが格好いい。
 前回、銭形にやられ、オスカーには罵詈雑言投げつけられた不二子。
五ヱ門のエピソードでちょっと見えた以外、不二子にはほとんど良いところが無く、「美人」「スタイル抜群」という美点を覆い隠して余りあるぐらい「厄介」な女に描かれている。
 そういう彼女に盗むだけの価値を認め、命を賭ける(それ自体を楽しんでもいるだろうけど)ルパンは純粋だとさえ言え、その時だけは、審判を通っても不思議ない。
 いや、多数の仕掛けがあるピラミッド、盗掘に来た人間が審判を受けるのに「罪」を自覚しない訳がなく、罠により殺されるのを恐れて怖じ気づくのが普通、躊躇いなく天秤に「心臓」を乗せられるルパンの度胸が桁外れで、実は特に罠のない仕掛けを突破できただけか。
 色々考えてしまい怖がって、長い時間「心臓」を握っていると、手の汗が染み込んで重量が増す。
何も心配せずすぐ天秤に置ける罪のない人間だけが仕掛けを越えられる、とか。
 まあ、結局は何をしても砂に落ちる罠に掛かるよう、なってたみたいだけど。

 光で色を変えるアレキサンドライトを伏線に使うのが、上手い。
 不二子も、手に入れてしまえば色を変え、求めていた価値が失われるお宝なのかも知れないな。
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うーん、面白かったんだけど、これダメじゃなかろうか…
結局の所、ルパンと次元がコンビだろうが、敵対してようが、この二人を軸に物語が動けば面白くなるって追認した様なもんで、峰不二子っていらいんじゃね?
って事になってしまう。
これじゃサブタイトルの「峰不二子という女」がどうにも陳腐にしか見えない。
不二子をメインでやる話かと思えば、ここまでの話数でまともに扱ったの最初の1話だけか。それもルパン絡みの。
もっと不二子がなぜああ言う風になったのかとか、いつものルパン&銭形以外の男たちとの逢瀬を描いてくれるのかと思ってたら、結局は規定路線。
女性監督&女性シナリオライターって事で違う角度からの物語を見せてくれるかと期待してたが、どうやら違った様だ。
これからは『ルパン三世』を楽しむ事にシフトチェンジしよう。


Re: タイトルなし

> 結局の所、ルパンと次元がコンビだろうが、敵対してようが、この二人を軸に物語が動けば面白くなるって追認した様なもんで、峰不二子っていらいんじゃね?

 不二子の視点で描くシリーズ…だと思うんですが、彼女のキャラクターが弱いのは難点。
 彼女は、何でもなく、何でもある、トランプのジョーカーのような謎の(都合の良い)存在ですから、分かり易く描くと魅力を失わせてしまう恐れもあり。
魅力キープのためには、「脇役」であるルパンや次元に活躍してもらうしかないというジレンマ。
 これから彼女の過去に触れていくんでしょう、そこでこのシリーズ独自の面白さが出てくる…と良いですよね。
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