オタクのゴタク/飛龍 乱ブログ

『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』10.「死んだ街」

 幻覚と現実の境目が曖昧な話。
 第一話の内容が「たまたま」ではなく「仕組まれた必然」だった、と明かすのは興味深い。
不二子が現在に至る経緯、彼女に初めて関わるルパン、教団教祖が用いた麻薬物質まで梟伯爵の仕業か。
 ただ…それを描くのに虚実を入り交じらせる必然性は…どうなんだろう。
嘘か本当か分からないのは良いけれど、「だから面白い」とまでは感じられず、もう少しハッキリさせても良いような。
 今回の脚本は、「音楽と革命」で時系列をいじり、分かり辛くした佐藤大。

 今作では、勿体ぶって余り表面に出ず、凄そうなイメージのみ表現していた銭形。
 いざルパンと対面して何をするか、と思えば、特に実力を発揮する部分など無く「共通の敵(幻覚?)を前に、逮捕を保留して手を組む」というお馴染み過ぎる流れ。
ううぅ~ん、別の描き方があったんじゃなかろうか。
 こんな銭形に、何故オスカーがラブラブなのか、謎。
オスカーは、シリーズ終わりで死ぬか梟伯爵の手の者だったと判明する、と予想したけど、「憧れや愛情を抱くほど敏腕ではない銭形の実像」にガッカリして離れていく、なんて可能性も?

 前回、どんなに酷い目に遭おうとケガ1つせず、必殺の強固な意志を持って延々と追いかけてくる不二子は、これまでのどの作品で見られた姿より苛烈で恐ろしく『ターミネーター』然としており、楽しんだけど、彼女の魅力を上げる効果があったかどうかは不明。
 逃げるルパン達に感情移入させる作りになっていたため、不二子は「厄介」であり「狂っている」としか感じられず。
 深いトラウマは理解できるが、だからといって哀れな少女をただ殺そうとするのは……
 過去に触れた今回でも、マイナスイメージは払拭できなかったように思う。
負った傷の全貌が明かされる最終回までに、上手くまとめることが出来るんだろうか。
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アニメ | コメント:4 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

正直に言って、ルパン三世と言うアニメにそこまで思い入れは無いつもりだった。
まぁ、昔からやってるアニメだから子供の頃から何度となく再放送は見てた程度。
最近のSPシリーズも全然見てない。
だから今回の外伝が始まる前まではどうでもよかった。
でもこうしてオリジナルのテレビシリーズとしてここまで見て来て、思う事は、見なきゃ良かった。
って言うのが、素直な感想。
謎は謎のままであるから大きな魅力であって、それを実はコレコレこうなんです。
と、ネタばらしをするのが果たしてルパン三世のアニメにとって、プラスになるんだろうか?
外伝だから無問題?
手品は種があるもの。
その種明かしを得意気にこっちが望んでもいないのにやられては、気分の良いものでは、無い。
それも手品師本人ではなく、横からしゃしゃり出て来たアシスタントがドヤ顔でやられたんじゃ、たまったもんじゃない。

2012-06-08 Fri 21:46 | URL | u12 #-[ 編集]
>謎は謎のままであるから大きな魅力であって、それを実はコレコレこうなんです。
>と、ネタばらしをするのが果たしてルパン三世のアニメにとって、プラスになるんだろうか?

そもそもルパン三世は原作からしてエピソードごとに設定が変わっている事が当たり前ですし、
当然アニメでもその都度違うので、今作の設定はあくまで今作内だけでの物と思って
間違いないのではないかと。
ですからその辺は気にしなくて良いのでは?

今作の結末がどうなるかはまだわかりませんが、なんにしても不二子はどこまで行っても
「謎の女」ですよ。
2012-06-09 Sat 01:50 | URL | とおりすがりG #D7C9eBPU[ 編集]
> 謎は謎のままであるから大きな魅力であって、それを実はコレコレこうなんです。
> と、ネタばらしをするのが果たしてルパン三世のアニメにとって、プラスになるんだろうか?
> 外伝だから無問題?

 『ルパン』は各エピソード毎の独立性が高く、「帽子がないと次元は拳銃の狙いが付けられない」「斬鉄剣はコンニャクが切れない」なんていう設定が作られた話もありますが、他の話では特に気にされていません。
 ルパン達の出会いを描いたスペシャルもあったんですよね。
ホントか嘘か分からない、という扱いにはなっていますが。
 なので「無問題」とは言えませんけど、ファンとしては「新作ごとに何を語ってくれても良いよ、それを公式設定として認めるかどうかはともかく」と考え、割り切って見るよう、努力しています。
2012-06-15 Fri 23:50 | URL | 飛龍 乱 #-[ 編集]
> 今作の結末がどうなるかはまだわかりませんが、なんにしても不二子はどこまで行っても
> 「謎の女」ですよ。

 そうですね。
「ゴルゴ13の正体」みたいなもので、多数ある不二子説の1つと考えれば、別に彼女のミステリアスさが薄れる訳じゃありません。
2012-06-15 Fri 23:57 | URL | 飛龍 乱 #-[ 編集]

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