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『うぽって!!』04.「うたって きそって!!」

 どうして「女の子が銃」なのか、「銃を使う普通の女の子」ではダメなのか、疑問だったけど…
 見ていると、作者は「銃を持っている・撃っている女の子は勿論好き」だけれど、それよりも「銃を女の子のように好き」なんだなあ、というのが分かってくる。

 単に銃を使う女の子では、真剣な殺し合いではない環境下で、実弾を使った射撃を描くのが難しい。
当たれば大ケガか死ぬ訳だし、そんな銃を躊躇いもなく使う女の子に対しては、人格の破綻を感じてしまい感情移入が阻害される。
 模擬弾・ペイント弾を用いれば良いけれど、それじゃ「本当の撃ち合い」にならない。
描きたいのは、サバイバルゲームではないのだろうから。
 そこで、「銃が女の子になっている」ファンタジーというか不可思議な設定。
人間がいない、銃同士の撃ち合いで模擬弾を使うなど無意味。
銃とはいえ柔らかそうな女の子の体であり、弾丸が当たるとどうなるのかは分からないが、まあ当たらないから。

 銃自体が女の子であることにより、機能の長所短所を性格付けに用いられる。
延々続く銃の成り立ちや特性の説明など、興味がない人間には本来苦痛なぐらいであろうが、女の子の内面と直結しており、折々ガッカリしたり得意そうだったりのリアクションが見られるので、比較的飽きずいられる。
 例えば「銃器製造会社の娘」という設定でも同じようなことは出来ると思うけど、しかし現実にも有り得るキャラ付けにすると、「人を殺す武器を作って儲けている親をどう思っているのか」などといった余計なことを考えてしまいそう。
 「女の子が銃」という無理を最初に受け入れると、あんまりリアルなことは思わなくなる、というかまあ、今更そんなこと言っても仕方ないというか。

 二話の銃撃戦が面白かったなあ。
「殺傷力のある銃による真剣な撃ち合い」と「可愛い女の子(姉妹も)同士のじゃれ合い」といった本来混ぜ合わせられないものを、無茶な設定を介在させることで楽しく一つにして見せてしまう、ああ、こういうのをやりたい作品なんだ、というのが分かり易い。
 今後も、各銃器の個性を生かしつつ、単にパンパンやるだけでないドラマとアイディアを乗せた銃撃戦が見られると、嬉しい。
呑気な日常話も、それはそれで良いけど。
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